OEKのCD

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« ホセ・カレーラス「ベル・エポック」金沢公演 | トップページ | 金聖響/OEKのブラームス1番のCD »

2007/11/05

OEK第231回定期公演(村治佳織+ピヒラー)

今日はギュンター・ピヒラーさん指揮によるOEKの定期公演に出かけてきました。今年の11月は,石川県内外を通じて本当に沢山のOEKの登場する演奏会が行われますが,その最初の公演は,とてもピヒラーさんらしさの出た内容だったと思います。ロッシーニ,ロドリーゴ,バルトークという曲目の並びは,西洋音楽の中心をわざとはずしたようで面白かったのですが,やはり,最後に演奏されたバルトークのディヴェルティメントにピヒラーさんらしさがいちばん強く出ていたと思いました。

冒頭は,意外なほど軽やかで,「やっぱりこの曲はディヴェルティメントだったのだ」と感じさせてくれたのですが,それが次第に強靭な雰囲気に変わっていきました。第2楽章後半の叫ぶような響きは「戦争の世紀=20世紀の音楽」と強く感じさせてくれました。第3楽章は,特にアビゲイル・ヤングさんのリードが素晴らしく,ピヒラーさんと共に音楽を作っているようでした。この曲など,OEKによるCD録音が欲しい曲です。

前半は,とても辛口なロッシーニの「セヴィリアの理髪師」序曲の後,人気ギターリスト,村治佳織さんとの共演でアランフェス協奏曲が演奏されました。村治さんは,つい最近,この曲のCDを発売したばかりですが(再録音です),そのCD同様,全体に落ち着いたテンポで演奏されていました。村治さんは,まだまだ若い奏者ですが,完全にこの曲を手の内にした演奏だったと思います。

ギターの場合,オーケストラに対向するだけの音量がないのは仕方がないのですが,今回はやりすぎない程度にPAを使っており(指揮台の前あたりに小型のスピーカーのようなものがありました),繊細さもしっかりと伝わってきました。ギターの場合,爽やかにリズムを刻む感じも良いのですが,一音一音に魂をこめるように演奏する部分も聞きものです。その辺の音のニュアンスも感じることができました。

村治さんは,大変な人気奏者ですので,終演後のサイン会はないかな?とも予想していたのですが,いつもどおり行われました(アランフェスの新譜CDの絶好のPRになりますね)。長蛇の列になっていましたが,私の方もしっかり頂いてきました。

この日は,前半にアンコール曲が2曲演奏されました。タレガの「アルハンブラ宮殿の思い出」の後,タンゴ風のとても格好良い曲がOEKの伴奏付きで演奏されました。この曲が実に良い曲でした。やっぱり,ギターはラテンの楽器だと強く実感しました。機会があれば,是非,もう一度聞いてみたいと思いました。

« ホセ・カレーラス「ベル・エポック」金沢公演 | トップページ | 金聖響/OEKのブラームス1番のCD »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/152606/16988018

この記事へのトラックバック一覧です: OEK第231回定期公演(村治佳織+ピヒラー):

« ホセ・カレーラス「ベル・エポック」金沢公演 | トップページ | 金聖響/OEKのブラームス1番のCD »

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック