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2007/11/22

アリス=紗良・オット&OEKメンバーコンサート

今日は金沢市アートホールで行われた,若手ピアニスト,アリス=紗良・オットさんとOEKメンバーによるコンサートに出かけてきました。前半は,オットさんのピアノ独奏,後半はOEKメンバーとの共演によるシューベルトの「ます」でしたが,特に最初に演奏されたベートーヴェンの「熱情」が非常に鮮烈な演奏でした。

今回はアートホールというリサイタル向けのホールで行われたこともあり,オットさんのピアノの迫力を堪能できました。オットさんは,ティーン向けファッション雑誌のモデルのような雰囲気を持った方で(今日は鮮やかな青のドレスでした),演奏の前後には,どこかまだあどけない表情を見せてくれるのですが,音楽が始まると,その曲の世界に一気に入っていきます。

ベートーヴェンの「熱情」は堂々たる演奏でした。特に弱い音から強い音に切り替わる際の切れの良さが見事でした。演奏自体に常に前向きな姿勢があり,聞いていてとてもワクワクとさせてくれる演奏となっていました。3楽章の最後の部分などは,とても軽やかな音で,若々しさを感じさせてくれました。

前半最後に演奏された「ラ・カンパネラ」は,昨年,OEKとラフマニノフを共演した時に,アンコールとして演奏された曲です。恐らく,オットさんの十八番なのでしょう。しっかりと手の内に入った自在な演奏でした。前半の軽やかな音が本当に鮮やかでしたが,中間部での金属的な高音が連続する部分の盛り上がりも大変印象的でした。

後半は,シューベルトの「ます」でした。こちらの方はOEKのメンバーとの室内楽ということで,オットさんは,あまり前面に出ず,要所要所でキラリと光る音を聞かせてくれるという感じでした。OEKメンバーの演奏は,とても丁寧なもので,随所に素朴さを感じさせてくれる部分がありました。牧歌的な感じのある「ます」ということで,とても室内楽らしい演奏だったと思うのですが,前半の独奏に比べると,むしろ地味な感じの演奏だったと思います。

というわけで,演奏会の構成としては,前半と後半が逆でも良かったかなと感じました。または,オットさんを主役に打ち出すのならば,純粋なリサイタルとした方が良かったかもしれません。

それと,この演奏会で少々残念だったのは,お客さんのノリの悪さです。あの素晴らしい「熱情」の後などは,もっと熱い拍手を送ってあげたかったと思いました。というわけで,次回は熱心な聴衆の多いOEKの定期公演への登場に期待したいと思います。

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コメント

管理人様が、アリス=紗良・オットさん演奏のベートーベン「熱情」を聴かれたことは、私にはとても嬉しいことです。

私が、一昨年の11月に白山市で聴いたアリス=紗良・オットさんの曲目も、同じ「熱情」でした。
しかも、同じ22日。この日は私の父の誕生日なのです!
父はもう89歳になり母共々外出はあまり楽ではなく、私には残念でしたが今回のコンサートは失礼しました。「熱情」演奏後の拍手に加勢できず、残念です。この曲も、彼女の十八番になっているのでは、と思います。
管理人様おっしゃる、「これからどこまでも伸びていくのではないか,と思わせる潜在的なエネルギー」というのが、私にも分るように思います。

それで、当時私は、会場で唯一売られていたCDをさっそく買い求め、帰りの車で聴きながら帰途につきました。
CDのピアノは、あたかも鍵盤上で音符が飛び跳ねているようで、運転しながら思わず音楽に引き込まれそうになり、「さすがだ」と叫んで、運転に注意したのを思い出します。
そのCDは、リストのピアノ曲集で、ドイツ語と英語訳のみで書かれており、曲目は:
Grandes Etudes de Paganini
(La Campanella を含む)
Six Consolations
Hangarian Rhapsody No.2
です。

アリス=紗良・オットさんが、リサイタルで是非もっとリストを演奏され、我々も聴ける機会が来ますように、と願います。

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