よいお年をお迎え下さい
金沢では昨日の夜ぐらいから,雪混じりの天気になってきました。私は,今日の夜のカウントダウン・コンサートには行かないのですが,あまり大荒れにならないと良いですね。
OEKの2007年は井上道義さんが新音楽監督に就任した1年目という記念すべき年でした。室内楽シリーズの開始などいろいろと新しい試みが出てきましたが,来年はさらにこの路線を拡充しつつ,また新しいアイデアに期待したいと思います。
それでは,皆様,良いお年をお迎え下さい。
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金沢では昨日の夜ぐらいから,雪混じりの天気になってきました。私は,今日の夜のカウントダウン・コンサートには行かないのですが,あまり大荒れにならないと良いですね。
OEKの2007年は井上道義さんが新音楽監督に就任した1年目という記念すべき年でした。室内楽シリーズの開始などいろいろと新しい試みが出てきましたが,来年はさらにこの路線を拡充しつつ,また新しいアイデアに期待したいと思います。
それでは,皆様,良いお年をお迎え下さい。
金沢歌劇座館名改称記念事業として行われる歌劇「カルメン」の公演情報が,金沢歌劇座のページに掲載されていました。内容は以下のとおりです。
2008年3月7日(金曜日): 18時30分~ 17:45開場
【演出】直井研二 【指揮】本名徹次
【出演】カルメン:小泉詠子 ドンホセ:志田雄啓 エスカミーリオ:安藤常光 ミカエラ:岩田志貴子 ほか
【管弦楽】オーケストラ・アンサンブル金沢
【合唱】金沢カペラ合唱団 OEKエンジェルコーラス
【フラメンコ】金沢美術工芸大学フラメンコ部
http://info.city.kanazawa.ishikawa.jp/webapps/www/event/detail.jsp?id=7754
今回の公演は,主催が,(財)金沢芸術創造財団と(財)石川県音楽文化振興事業団ということで,金沢市と石川県
が協力している点,金沢美術工芸大学(舞台製作・衣裳・字幕),北陸先端科学技術大学院大学(照明),金沢ビューティーアカデミー(メイク等)が協力している点など,石川県内のいくつかの教育機関が支援している点が注目です。
オペラ公演は,お金が掛かると言われていますが,今回の公演の価格設定は非常に安価なものになっています。地元が総力を挙げてリーズナブルな価格設定で,質の高いオペラ公演を上演するというスタイルを是非確立して欲しいと思います。その点で,今回の「第1回公演」には大いに注目したいと思います。
ちなみに今回合唱で参加する金沢カペラ合唱団のサイトにさらに詳細なキャスト等の情報が掲載されていましたので,ご覧下さい。
http://taiseikai.ddo.jp/cappella/
●音楽の友1月号
-森麻季さんのインタビュー記事内でOEKについて少し触れられています。
-ブラームス:交響曲第1番(金聖響指揮)のCD評
●モーストリークラシック2月号
-井上道義さん指揮OEKの1月のニューイヤーコンサートの予告記事
●音楽現代1月号
-ブラームス:交響曲第1番(金聖響指揮)のCD評
-「今,日本のオーケストラを考える」という特集記事が掲載されていました。今回は在京編でしたので,次号以降にそれ以外のオーケストラについて掲載されるのではないかと思います。
●レコード芸術1月号
-ブラームス:交響曲第1番(金聖響指揮)のCD評・・・鬼門(?)の宇野功芳さんの評に注目していたのですが,今回は宇野さんの評は掲載されていませんでした。
-森麻季さんの「ピエ・イエス」のCD評
●Magi 12月号
-ブラームス:交響曲第1番(金聖響指揮)のCD紹介記事
-森麻季さんの「ピエ・イエス」のCD紹介記事
今日は,石川県立音楽堂でPFUクリスマスチャリティコンサートが行われたようです。中村紘子さんのピアノ,金聖響さん指揮OEKということで,とても行ってみたかったのですが...残念ながら抽選にはずれてしまい行けませんでした。行かれた方がありましたら,是非プログラムなどお知らせ下さい。
http://www.pfu.fujitsu.com/topics/new071019.html
金聖響さんは,腰痛のために,先日,川崎市で行われた第9公演をキャンセルされたようですが,この公演の方には無事出演されたようです。
http://seikyo.eplus2.jp/article/73974081.html
それにしても金聖響さんの代役にダニエル・ハーディングさんというのも豪華ですねぇ。機会があれば,是非,OEKにも客演で招いていただきたいと思います。
テレビのCMで一瞬見ただけなのですが,以下の時間帯に北陸朝日放送でOEKの公演(井上道義指揮)が放送されるようです。
12/24 (月) 23:15~00:10 オーケストラアンサンブル金沢
12/25 (火) 23:15~00:10 オーケストラアンサンブル金沢
詳細が分かりまたら,情報を付け加えて行きたいと思います。
北陸朝日放送で昨年の大晦日に放送された「指揮者 岩城宏之 最後のタクト」が芸術祭賞優秀賞を受賞しました。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200712210295.html
全国ネットでの再放送を期待したいと思います。
今日は「もっとカンタービレ第4回 色彩と光 フランス室内楽集」に出かけてきました。このタイトルだけだとなかなか想像はつかないと思うのですが,非常に独創的なコンサートでした。交流ホールの機能と雰囲気を使い切った大変楽しい内容でした。
今回のプログラムは,前半がミヨーとジョリヴェ,後半がルイ14世時代のバロック・ダンスということで一般的によく聞かれる「クラシック音楽」の時代がすっぽりと抜けていました。私自身,すべて初めて聞く曲でした。それでいて,大変楽しめる内容になっていたのは,やはり何と言っても井上道義さんの力です。
実は当初,井上さんがバロックダンスを踊るということで,大変楽しみにしていたのですが,体調不良で,トークのみで参加されました。サービス精神旺盛な井上さんらしく,踊れなかった分もトークで盛り上げようという気持ちがとてもよく伝わってきました。井上さんのダンスはまた別の機会の楽しみにしたいと思います。
それにしても前半と後半のプログラムには大きな落差がありました。これが違和感なくつながってしまうのが,OEKらしさかもしれません。前半は大村夫妻と松井さんによる,とてもさっぱりとした暖かみのあるミヨーの後,ジョリヴェの曲が演奏されました。これは「兵士の物語」の編成で演奏される作品ということで,ストラヴィンスキーの曲に通じる原始的な雰囲気もあったのですが...前衛的でした。ジャズのセッションのような雰囲気もあり,交流ホールで演奏すると妙に雰囲気が出る曲だと思いました。坂本さんのトークも大変興味深いものでした。
後半のバロックダンスの方は,一転して,交流ホールがヴェルサイユ宮殿となりました。セットはなかったのですが,ステージの配置はルイ14世時代を意識したもので,ステージを変幻自在に変えられる交流ホールならではのパフォーマンスとなっていました。浜中康子さんは,まず,バロック時代の舞曲のステップをいくつか解説付きで見せてくれましたが,これも大変貴重でした。最後,バロック時代のドレスをつけて,ラ・フォリアなどを踊られましたが,背筋をピンと伸ばした踊りは,まさに絵から抜け出てきたようでした。
というわけで,この「もっとカンタービレ」シリーズは,耳だけではなく,目も離せません。
石川県立音楽堂&オーケストラ・アンサンブル金沢情報誌「CADENZA」の最新号が音楽堂に置いてありました。今回のデザインは,ねずみ年にあわせて,ネズミ色なのですが,井上音楽監督がトロンボーンを持って,飛び上がっているというとても印象的な表紙です。音楽堂に行きましたら,是非手に取ってご覧になって下さい。
冒頭に井上音楽監督のインタビュー記事が掲載されていますが,いろいろと面白いお話が書かれています。その中で印象に残ったのは,ニューイヤーコンサートで演奏される一柳さんによる新作は,岩城さんを追悼するワルツだということです。聞くのがますます楽しみになってきました。
その他,1~3月の公演情報がぎっしりと詰まっています。
12月もOEKメンバーによる室内楽の演奏会が頻繁に行われています。昨日は,金沢市アートホールで,OEKメンバーによるベートーヴェンの弦楽四重奏曲の演奏会が行われたのですが,さすがに連日出かけるのは大変なので(メサイア公演から合わせると3連続),本日行われた菊池洋子さんとOEKメンバーによる木管五重奏の演奏会の方を選んでしまいました。
この演奏会は,室内楽公演にしては珍しく,コンサートホールでの演奏会でした。会場はさすがに空席が多かったのですが,のびのびとした空間の中で,ピアノと木管楽器のアンサンブルを楽しむことができました。
菊池洋子さんは,金沢のクラシック音楽ファンにはすっかりお馴染みの方ですが,今回の演奏では,これまでとは少し違った雰囲気の曲を演奏してくれました。前半のピアノと木管のための五重奏曲は,モーツァルトの脂の乗り切った時期の作品で,とても素晴らしい曲の素晴らしい演奏でしたが,後半の方は打って変わって武満徹,リゲティのピアノ独奏曲が演奏されました。これも良かったですね。
特にリゲティが素晴らしい演奏でした。ムジカ・リチェルカータとう曲集の中から6曲演奏されたのですが,現代音楽にしては,聞きやすい作品で,菊池さんの力強い打鍵を楽しむことができました。ハンガリーの作曲家ということで,バルトークと通じる部分があるのではないかと感じました。ちなみにこの作品の2曲目ですが,スタンリー・キューブリック監督の「アイズ・ワイド・シャット」という映画の中で使われていた曲でした。大変印象的な曲なので,実演で聞けて「おっ!これか」と嬉しくなりました。
演奏会の最後に演奏されたR.シュトラウスの「ティルオイレンシュピーゲル」のピアノ&木管五重奏による演奏も楽しいものでした。実は,この曲を実演で聞いたことはなかったのですが,この編曲は,かなりオリジナルに忠実な楽器使用法でしたので,室内楽演奏だったにも関わらず,オーケストラ版を聞いたような気になってしまいました。この日のホルンはOEKの金星さんから,コンスタンティン・ティモキンさんに変更になっていたのですが,このホルンが素晴らしく,まさに愉快ないたずらという雰囲気を出していました。
このティモキンさんは,2曲目に演奏されたモーツァルトの曲では,ヴァルブが全くついていないナチュラル・ホルンで演奏されていました。そのため時々,例の鋭い音になっていたのですが,これには驚きました。先日のブラームスの3番での演奏といい,「ただものではない」奏者だと思いました。
というわけで,菊池洋子さんの演奏だけではなく,管楽器の多彩な音色も楽しむことのできた演奏会でした。
今日は,年末恒例の北陸聖歌合唱団とOEKによるヘンデル作曲「メサイア」の公演に出かけてきました。金沢ではここ数年,OEKが第9交響曲を演奏することがありませんので(全国的にかなり珍しいオーケストラかもしれません),私にとって年末と言えば「メサイア」です。こちらの方が欧米の標準に近いかもしれません。
今回は昨年に続いてゲアノート・シュマルフスさんの指揮で,ハイライト版で演奏されました。クリスマスに相応しい第1部はほぼ全曲演奏し,第2部,第3部の方は有名曲のみを演奏するという感じでしたが,最後のアーメン・コーラスをはじめ,正統的かつ熱い演奏を聞かせてくれました。
独唱者は皆さん良かったのですが,今回初登場のメゾ・ソプラノの小泉詠子さんが特に印象的でした。小泉さんは金沢出身で,3月に金沢歌劇座で行われる「カルメン」で主役を歌うことになっていますが,瑞々しさと落ち着きを兼ね備えた素晴らしい歌でした。
前半は北陸学院の学生によるハンドベルとOEKエンジェルコーラスと北陸学院によるクリスマス・ソング集が演奏されました。こちらも大変気持ちの良い演奏でした。演奏会の方はその分,かなり長くなってしまいましたが,クリマス気分に一足早く浸ることのできた公演でした。
12月5日,12月20日に予定されていました,金澤攝さんのピアノ独奏による「サン=サーンスの隣人たち」公演ですが,金澤さんの体調不良のため延期となりました。詳しい日程が決まりましたら,お知らせします。
詳細は,石川県立音楽堂にお尋ね下さい。また,以下の金澤さんのサイトでも今後のスケジュールについては,発表されるのではないかと思います。
。
今日は,「宮川彬良&OEKポップスの世界」と題したOEKのファンタジー定期公演が行われたのですが,私の方は忘年会シーズンということで,残念ながら今回の公演はパスいたしました。ただし...忘年会の会場が金沢駅周辺だったこともあり,忘年会の1次会が終わった後,音楽堂に行ってみたところ,何とサイン会には間に合ってしまいました。というわけで,コンサートを聞いたふりをして,サインだけは頂いてきました。
公演のパンフレットももらってきたのですが,これを見たところ,中々楽しげなプログラムが並んでしました。「OEKポップスのテーマ」など,是非聞いてみたかったところです。
というわけで,この演奏会に行かれた方がありましたら,是非感想などをお寄せ下さい。また,アンコールとして何が演奏されたか分かりましたらお知らせ下さい
昨日の定期公演の時にもらったチラシなどのの情報をもとに,これから2月頃にかけて行われる(OEK以外の演奏を含む)情報をお知らせしましょう。
-12月19日(水)の「もっとカンタービレ第4回」ですが,井上道義音楽監督が何とダンサーとして登場します。バロック・ダンスを見せて頂けるようです。
-来年2月5日に予定されていた「もっとカンタービレ第6回」ですが,2月7日(木)に変更になったようです。
-石川県の大学生とOEKが共演する合同コンサートが来年2月17日(日)に金沢歌劇座で行われます。メインに演奏されるのが,ベルリオーズの幻想交響曲ということで,大変楽しみです。指揮は大勝秀也さんです。
-2月11日(月祝)にOEKの首席チェロ奏者のルドヴィート・カンタさんのリサイタルが行われます。
詳細は,OEKfan演奏会情報のページをご覧下さい。
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