メサイア公演
今日は,年末恒例の北陸聖歌合唱団とOEKによるヘンデル作曲「メサイア」の公演に出かけてきました。金沢ではここ数年,OEKが第9交響曲を演奏することがありませんので(全国的にかなり珍しいオーケストラかもしれません),私にとって年末と言えば「メサイア」です。こちらの方が欧米の標準に近いかもしれません。
今回は昨年に続いてゲアノート・シュマルフスさんの指揮で,ハイライト版で演奏されました。クリスマスに相応しい第1部はほぼ全曲演奏し,第2部,第3部の方は有名曲のみを演奏するという感じでしたが,最後のアーメン・コーラスをはじめ,正統的かつ熱い演奏を聞かせてくれました。
独唱者は皆さん良かったのですが,今回初登場のメゾ・ソプラノの小泉詠子さんが特に印象的でした。小泉さんは金沢出身で,3月に金沢歌劇座で行われる「カルメン」で主役を歌うことになっていますが,瑞々しさと落ち着きを兼ね備えた素晴らしい歌でした。
前半は北陸学院の学生によるハンドベルとOEKエンジェルコーラスと北陸学院によるクリスマス・ソング集が演奏されました。こちらも大変気持ちの良い演奏でした。演奏会の方はその分,かなり長くなってしまいましたが,クリマス気分に一足早く浸ることのできた公演でした。
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