OEKのCD

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2007年11月11日 - 2007年11月17日

2007/11/17

「親鸞さま」の音楽録音

渡辺俊幸さんのブログの情報によると,「親鸞さま」というアニメーション作品の音楽のレコーディングが石川県立音楽堂でOEKの演奏によって行われたようです。

http://blog.toshiyuki-watanabe.com/

金沢は,非常に浄土真宗が多い地域ですので,ある意味ではぴったりのシチュエーションと言えそうです。

2007/11/15

ブーニン+ピヒラー/OEK

今日は北陸放送開局55周年記念のスタニスラフ・ブーニン&ギュンター・ピヒラー指揮オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏会に出かけてきました。毎年,11月になるとこのコンビの演奏を聞いているような気がしますが,今日の演奏は,その中でも特に素晴らしいものだったと思います。

ブーニンさんは相変わらずの人気で,この日もほぼ満席だったと思いますが,演奏のスタイルは少しずつ変わって来ている気がします。これまで,曲によっていは,かなりエキセントリックな演奏に感じられる場合もあったのですが,今日のベートーヴェンは,「悲愴」も協奏曲第3番も比較的「普通」の演奏だったような気がします。とはいえ,大胆な間が入ったり,フェイントを掛けるような強弱の付け方があったり,スリリングさは失われていません。

これはピヒラーさんにも共通するのですが,非常に冷静に演奏しているのに,突如,瞬間湯沸かし器(?)のような感じで,爆発するような部分があります。そういった煌きを感じさせつつ,全体としてみると,まとまりの良い音楽に聞こえるスタイルになってきた感じです。この日,ブーニンさんが演奏した2曲は東芝EMIからCD発売されるということですので(ライブ録音ではなく,前日までにセッション録音していたようです),こちらも楽しみにしたいと思います。

後半のベートーヴェンの7番ですが,こちらもまた素晴らしい演奏でした。OEKはこの曲を本当に何回も演奏していますが,その十八番にピヒラーさんがさらに磨きをかけたような演奏だったと思います。OEK自体,指揮者なしでもこの曲を十分演奏できるのですが,ピヒラーさんは,手綱を締めたり,緩めたりして,とても彫りの深い音楽を聞かせてくれました。

特に印象的だったのは,第2楽章です。OEKが岩城さん指揮でこの楽章を演奏する場合,アレグレットという速度指定に従って,かなりあっさりと演奏していましたが,この日のピヒラーさんのテンポはアンダンテぐらいだったと思います。チェロとコントラバスの演奏で始まるのですが,何とも言えず味わいの深い歌で始まり,前楽章の熱気と好対照を作っていました。

フィナーレの盛り上がりも素晴らしいものでした。楽章の最初の方は,OEKのペースで余裕を感じさせる演奏だったのですが,次第に凄みを増し,最後の方は集中力の固まりのような演奏になっていました。この曲は,先週の「のだめ」のコンサートでも演奏されたようですが,OEKを完全燃焼させてくれたピヒラーさんの凄さを感じさせてくれた演奏でした。

アンコールは...あの曲でした。思わず井上音楽監督の顔が思い浮かんでしまいました。曲名については,レビューの方でご紹介しましょう。

2007/11/11

バッハアンサンブル富山第5回記念演奏会「クリスマス・オラトリオ」(第1部~第3部)

今日は富山市で行われたバッハアンサンブル富山第5回記念演奏会の演奏会に出かけてきました。この演奏会に興味を持ったのは,金沢ではまとまった形で演奏される機会の少ない,「クリスマス・オラトリオ」を聞くことができるからですが。ただし,全曲ではなく全体の半分の第1部~第3部でした。それでも,大変聞き応えのある内容でした。曲の構成からしても,第1部から第3部でひとまとまりという感じもしましたので,初めてこの曲を聞く私にはちょうどよかったかもしれません。

演奏者の方はその名のとおり富山県の方が中心だったのですが,メンバーを良く見ると,通奏低音の大澤さん,コンサートマスターの竹中さんをはじめ,OEKのメンバーが要所要所で参加されていました。その他,ヴィオラの石黒さん,オーボエの加納さん,トランペットの藤井さんも参加されていました。

この日の演奏ですが,指揮の津田雄二郎さんの下,合唱,ソリストともに大変に誠実で充実した音楽を聞かせてくれました。端正さの裏に,バッハに対する熱い思いも感じられました。演奏前の曲目解説も分かりやすかったのですが,非常に好感度の高い演奏でした。

ソリストはどのパートも充実していました。クリスマス・オラトリオ以外にカンタータ第51番も演奏されたのですが,この曲でソプラノを歌った,松井亜季さんが何と言ってもすごいと思いました。20分ほどある曲ですが,ほとんど出ずっぱりでした。この曲で,まさに花を添えるような感じで祝祭的なトランペットを聞かせてくれたOEKの藤井さんの演奏も見事でした。

合唱団は富山県と石川県と合唱団の混成メンバーだったようですが,津田さんの指揮のもと,たっぷりとした歌を聞かせてくれました。このクリスマス・オラトリオについては,全曲を聞く機会がなかなかありませんので,是非,第4部~第6部にも期待したいと思います。

PS.この日は富山大学のキャンパス内の黒田講堂という場所で行われたのですが,大変良いホールでした。金沢市アートホールより大きく,文化ホールよりは小さいぐらいの大きさですが,ステージも見やすかったし,音もクリアに聞こえました。金沢大学には...こういうホールは多分ないのではないかと思います。

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