ピアノ炎上2008
一つ前の記事のタイトルに「伝説」などという言葉を使い,今読むと少々恥ずかしいのですが,ジャズ・ピアニストの山下洋輔さんも石川県内で新たな伝説を作ったようです。
3月8日に石川県志賀町の海岸で,炎上するピアノを弾き続けるイベントが行われました。その記事と写真が次のものです。
http://www.asahi.com/culture/music/OSK200803080089.html
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080308-OYT1T00605.htm
35年ぶり2回目の,”バチ当たり”な企画ですが,海辺でピアノを演奏するというのは,見てみたかったですねぇ。映画「ピアノ・レッスン」にも,こういうシーン(燃やしはしませんが)があったような気がします。
このイベントの動画映像なども(きっと撮影してあると思うので)機会があれば,見てみたいものです。
« 伝説のカルメンか? | トップページ | ラ・フォル・ジュルネ金沢のサイトに試聴コーナー »
7日、8日と「伝説」が作られた現場に立ち会ってまいりました。
「カルメン」は本当にすばらしかったですね!日本中に誇れる立派なプロジェクト、総合芸術でした。でも「ピアノ炎上2008」はおっしゃるとおり「バチあたり企画」、家族から「だらじゃないの」と後ろ指差されながら出かけました。
21世紀美術館がだめなら増穂浦くんだりまでやってきてでもどうしてもピアノを燃やして弾きたい山下洋輔さん、66歳。紫綬褒章も受章されているのですね。何もこの時代に35年前にやった無茶を今さらしなくても・・・カルメンのドン・ホセといい、男って本当にばかね。それを金沢から見に行く私は「だらぶち」です。
増穂浦、午後5時。夕暮れ時の海辺のピアノ。それだけで十分美しい光景です。
炎に包まれている山下さんの指先はフライパンの上の猫みたいにはねていました。波の音はずっと穏やかで、砂浜には桜貝。海も夕日も、燃えるピアノも何もかもが美しい・・・。
21世紀美術館の展示室で体験した「ピアノ再炎上」の方が火の粉がふりかかってくるような恐怖を覚えました。不思議なものですね。
投稿: はなこ | 2008/03/11 17:47
はなこさん,こんばんは。8日の日は,増穂浦まで行って来られたのですね(行ったことはない場所なのですが,地名からして,とても美しそうな場所です)。
こんな”だらぶち”な企画ですが,「見てみたかった!ちょっと後悔」と感じるのは,やはり私自身,男=子供だからかもしれません。
やっぱり,こういう遊び心が,アートには大切ですね。
投稿: 管理人hs | 2008/03/11 23:42