もっとカンタービレ第8回
OEKの”もう一つの定期公演”として定着しつつある,「もっとカンタービレ:OEK楽員オールプロデュース」の8回目に出かけてきました。これまで,このシリーズでは,弦楽器を中心とした室内楽が多かったのですが,今回は管楽器メンバーを中心とする内容で,「室内楽」の範疇を越えるぐらいのメンバー(井上道義さんが指揮された曲もありました)による演奏を楽しむことができました。
今回のもう一つの特徴は,明日の定期公演で合同演奏を行う群馬交響楽団の管楽器メンバーとの合同演奏になっていた点です。明日はオーケストラ全体としての合同演奏,本日は管楽アンサンブルレベルの合同演奏ということで,公演チラシのサブタイトルどおり”一夜限り”のコラボレーションを楽しむことができました。
どの曲も親しみやすい作品でしたが,最後に演奏されたロドリーゴの管楽合奏のためのアダージョという珍しい作品が予想以上に面白い曲でした。有名なアランフェス協奏曲のような雰囲気で始まった後,突如ポップスのようなリズムが加わりアップテンポになるような曲でした。ほとんどの管楽器メンバーが勢揃いということで,吹奏楽団のような響きを楽しむことができました。
明日は合同演奏によるチャイコフスキーということで,大いに盛り上がることでしょう。
PS.本日は金沢交響楽団の演奏会も行われており,こちらにも行きたかったのですが(田島睦子さんのピアノ独奏によるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を特に聞いてみたかったのですが),残念ながら行くことができませんでした。
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