music@rt OEK金沢21世紀美術館シリーズ
OEKメンバーが金沢21世紀美術館内で室内楽を演奏するシリーズに出かけてきました。7月30日にはOEKはフランスで演奏会を行っているはずなので,「皆さん,金沢に居て大丈夫でしょうか?」という気もしましたが,お陰で夏らしい音楽を楽しむことができました。
今回のプログラムは,ヴィヴァルディの「四季」の中の「夏」に焦点を当て,その3つの楽章を分解し,その間にチェロの大澤さんのトークとバロック時代の音楽を挟み込むという内容でした。この日,金沢では昼過ぎから「集中豪雨」と言っても良い雨が降り,警報が出ていたのですが,雰囲気的に「夏」の第3楽章の強烈さとそっくりで,図らずもシンクロしていました。
お客さんの方は夏休み期間中ということもあり,雨にも関わらず,大変沢山入っていました。地面に座って聞いている人なども大勢いました。21世紀美術館の集客力は相変わらずですが,このシリーズ自体もすっかり定着してきたのだと思います。
今回少々残念だったのは,トークの声があまり聞こえなかった点です。楽器の音はよく聞こえるのに,人の声は通らないというのは不思議ですが,せっかくのお話ですのでマイクを使って頂いた方が良かったと思いました(そういえば,これまでのこのシリーズではトークはほとんど入っていなかったかもしれません)。
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