ヨーロッパ公演壮行演奏会
今日はOEKの2007〜2008の定期公演シリーズの締めくくりとなる公演を聞いてきました。この公演の後,OEKは,フランスのラ・ロック・ダンテロンとドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭に参加するためにヨーロッパに向かいますので,その壮行公演ということになります。
次の曲が演奏されましたが,すべてヨーロッパで演奏する曲ばかりでした。
ハイドン:交響曲第96番ニ長調「奇跡」
堀内貴晃:小管弦楽のためのカプリッチョ-あばれ祭りによせて
アウエルバッハ:憂鬱な海のためのセレナーデ
ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 op.60
ハイドンとベートーヴェンはどちらも堂々たる演奏でした。どちらもしっとりとした音の高級感と速い部分での躍動感のコントラストを楽しむことができました。管楽器を中心としたソリスティックな部分も聞きごたえがありました。
その他の2曲はOEKのために掛かれた作品でした。躍動的な堀内さんの作品,詩的な雰囲気を持ったアウエルバッハさんの作品とどちらも個性的な作品で,恐らく,ヨーロッパでも受け入れられるのではないかと思います。OEKは今年,ラ・フォルジュルネ金沢で大活躍しましたが,今回のヨーロッパ公演で,さらに国際的な活躍の基盤を作ってきて欲しいと思います。
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