オイストラフ生誕100周年記念コンサート
IMAフェスティバルコンサートの2日目は,「オイストラフ生誕100周年記念コンサート」と題して,プロコフィエフのヴァイオリン曲ばかりを集めた演奏会が行われました。今年は指揮者のカラヤン,朝比奈隆も生誕100年ということですので,オイストラフも同じ年齢だったことになります。
登場したのは,オイストラフの弟子で今回のIMAの講師の一人であるオレグ・クリサとIMAの受講生でもある南紫音さんです。南さんは,今年CDデビューをされましたので,そのお披露目コンサートともいえます。
南さんがソナタ第1番を演奏し,それ以外の曲をクリサさん(クシシトフ・ヴェグジンさんとの二重奏も1曲ありましたが)が演奏しましたが,どの曲も聞き応えがありました。南さんの演奏は,真正面からシリアスな大曲に挑んだ演奏で,ピリっとした緊迫感に満ちていました。オレグ・クリサさんの演奏の方は,安定感たっぷりで,安心して聞ける堂々たる演奏でした。聞いていて,全く疲れないヴァイオリンの音で,「さすが!」と思いました。
プロコフィエフだけの渋いプログラムということで,会場には空席がかなりあったのですが,プロコフィエフの音楽の面白さを堪能できた演奏会でした。
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