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2008/11/27

もっとカンタービレ第10回 ジョアン・ファレッタを迎えて

昨晩,OEKメンバーによる「もっとカンタービレ」室内楽公演を聞いた後,現在,出張で関東地方に来ています。

この公演には,11月末の定期公演にも登場する指揮者のジョアン・ファレッタさんも登場しましたが,本当に見事な指揮ぶりでした。ファレッタさんは、最後に演奏されたオリジナルの13人編成版の「アパラチアの春」にのみ登場しましたが、音のクリアさと透明度の点から言って、今回の室内編成版の方が良いかもしれないと感じました。土曜日の定期公演は必聴だと思います。

前半に演奏された2曲の五重奏曲もこのシリーズならではの演奏でした。
モーツァルトのクラリネット五重奏曲には、ファレッタさんの旦那様のロバート・アルマニーさんがクラリネット奏者として参加しました。慌てず騒がずの落ち着いた演奏で,晩秋にふさわしい大人の演奏になっていました。

ボッケリーニのギター五重奏曲は「マドリッドの夜警の行進」というサブタイトルが付いた曲でした。夜のラテンムードを感じさせるセレナード風の曲で,ロッシーニの弦楽のためのソナタと通じるテイストがあるのですが、時折ギターの伴奏音が軽やかに聞こえてくるのが何よりも魅力的でした。第2楽章のクレッシェンドとデクレッシェンドも聞き物で,「ペルシャの市場にて」「中央アジアの草原にて」といった曲と同様「近づいてきて、遠ざかる」という光景を雰囲気たっぷりに描写していました。太田真佐代さんのギターは音量的には弱いのですが,非常に存在感がありました。

「もっとカンタービレ」シリーズも回を重ねるにつれて、いろいろなアイデアがどんどん出てきており、ますます好調です。すっかりOEKの名物企画になって来たと実感しました。

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