OEKのCD

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2008年1月6日 - 2008年1月12日

2008/01/12

一柳慧+寒川晶子 ピアノ・デュオ・コンサート

先日のOEKのニューイヤーコンサートの会場にも来られていた作曲家の一柳慧さんですが,この日は,金沢21世紀美術館の展示室内で行われたデュオ・コンサートに出演されました。現在,金沢21世紀美術館では,「荒野のグラフィズム:粟津潔展」が行われていますが,その関連企画ということで,「原点から民族的感性へ:荒野のグラフィズム:粟津潔展への音楽」と題して,粟津さんの作ったポスターなどが沢山貼られた部屋で行われました。

一柳さんの独奏で,プリペアードピアノのように不思議にくすんだ音が印象的だった,ケージ 「マルセル・デュシャンのための音楽」が演奏された後,お二人のデュオで,シューベルト 「幻想曲」,バッハの「平均律」,アンジェイ・ワイダ「灰とダイヤモンド」のテーマとなったポロネーズなどが演奏されました。残響豊かな密室的空間で映像と音楽が一体になった世界に浸ることができました。

中で印象的だったのは,一柳さんの 「タイム・シークエンス」という曲でした。これは,寒川さんの独奏でしたが,凄い曲でした。ちょっとミニマルミュージック風なのですが,体力勝負という感じで強烈な音が繰り返されます。若い人でないと演奏できない曲と一柳さんは語っていましたが,寒川さんの演奏は本当に見事でした。

演奏会の後,粟津さんの作品の中を通り抜けて帰るというのもとても良い雰囲気でした。21世紀美術館内でのコンサートもすっかり定着してきた感じです。

2008/01/08

OEK公演 通算入場者数200万人達成!

200man1月8日のニューイヤーコンサートで通算入場者数が200万人を突破したとのことです。私が会場に着いた時には...既にクス玉は割れていました。私自身は,約20年間定期会員ですので,200回ぐらいはOEKを聞いているのではないかと思います。新年早々おめでたいイベントがあり,丁度良かったですね。

OEKのニューイヤーコンサート

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Happy_new_year

OEKのニューイヤーコンサートが今日から始まりました。今年は井上道義音楽監督が指揮をされること,ソプラノの森麻季さんが登場されるということで,これまでにない豪華な雰囲気のあるニューイヤーコンサートとなりました。お客さんも大変よく入っていました。

ニューイヤーコンサートといえばワルツです。今年のOEKのニューイヤーもワルツに拘っていました。曲の配列は,ワルツとテンポの緩急差の大きい曲が交互に来るような感じでした。その多彩な選曲は,「さすがミッキー!」という感じでした。いきなり「美しく青きドナウ」で始まったのに驚きましたが(ヤンキースの松井が一番バッターで出てくるような感じ),ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートとは違ったものにするぞ,という宣誓のように思えました。

続く芸術家のカドリーユは数年前にも聞いたことがあります。前回聞いた時はフックト・オン・クラシックのようだと思ったのですが,今回聞きながら,「昔,「演歌チャンチャカチャン」(古い!)という曲があったなぁ」などと思ってしまいました。そういう曲です。こういうセンスは大好きです。

続いて森麻季さんが登場し,ボエームの中のアリア(これは「ムゼッタのワルツ」ということでワルツつながりになっています)と新譜CDに収録されている曲が歌われました。森さんの声は本当に真っすぐに澄んでいるのですが,その中に不思議な艶があります。ボエームの中の役柄で言うと主役のミミに合っていると思いますが,是非,期待したいと思います。

後半最初のブラームスのハンガリー舞曲第6番は,カルロス・クライバーのように振り向きざまに始まりました。この身振りの大きさは井上音楽監督ならではです。次に出てきたワルツは,武満さんの「他人の顔」のワルツでした。これも良い曲ですねぇ。井上さんが振ると,とてもお洒落なワルツに聞こえました。

そして,この日のもう一つの目玉である一柳慧さんの新曲が初演されました。ニューイヤーコンサートで世界初演というのもOEKならではですが,この曲は岩城さんを追悼する意図も込められていました。まず,「交響曲第7番」というタイトルからして,岩城さんが繰り返し繰り返し指揮したベートーヴェンの7番を思い出させてくれます。途中,マリンバなど打楽器が大活躍していたのも岩城さんにちなんでのことかもしれません。

それ以外では,OEKの各パートのソロが目立ちました。特に上石さんのフルートが特殊な奏法を含め大活躍でした。それにしても活力のある曲でした。一柳さんは,日本人作曲者の中でも最年長世代の方ですが,どんどん曲想が若返って来ているのではないか,と思いました。とても楽しめる作品でした。

最後に再度,森さんが登場しました。からたちの花にちなんで,真っ白のドレスに着替えて来られたのが,まず「おぉ」という感じでしたが,その声を聞いてまた「おぉ」となりました。日本の歌曲を定期公演で聞く機会は非常に少ないのですが,森さんの声の魅力と併せて,大変新鮮でした。

プログラムの最後は,春の声でした。ゆったりとしたテンポから,ゆとりのあるコロラトゥーラ・ソプラノを聞かせてくれました。カラヤンは最晩年にウィーン・フィルのニューイヤーコンサートに登場しましたが,その時,キャスリーン・バトルとこの曲を演奏しています。森さんと井上さんの共演を聞きながら,これに劣らない,豪華な演奏だと実感しました。

曲の最後の部分で,森さんのパートが終わった後,曲が終わり切らないのに拍手が巻き起こっていましたが,この拍手も良かったですねぇ。普通,早過ぎる拍手はフライングとして嫌われますが,この拍手は,自然に沸き上がった感じで,会場の雰囲気を盛り上げていました。この日はライブ録音をしていましたが,このフライングの拍手を入れてしまうのも悪くないと思いました(ちなみに1月26日に北陸朝日放送でテレビ放送もされるようです)。

演奏会の最後は,お決まりのラデツキー行進曲でしたが,その前にミッキーならではのアンコールがありました。「昨年はショスタコーヴィチ漬けでした」と語った後,ジャズ組曲の中のポルカが演奏されました。この独特の疾走感は,病みつきになります。是非,OEKとジャズ組曲全曲を演奏して欲しいと思います。

というわけで,音楽監督就任1周年を祝うような井上道義さんらしさに満ちたニューイヤーコンサートとなりました。これから全国ツァーとなりますが,是非お出かけ下さい(曲目は場所によって違うようです)

PS.音楽堂は,新年の飾りに加え,早速,ラ・フォル・ジュルネの”黄色”が目立ち始めていました。

ラ・フォル・ジュルネ金沢のWebサイト

今年の5月の連休中に開催されることになった「ラ・フォル・ジュルネ金沢」の公式サイトが出来ているようです。以下のページです。これまで,少々半信半疑(?)のところもあったのですが,本当に行われるようですね。
http://www.lfjk.jp/

というわけで,早速,リンクを張らせて頂こうと思います。


2008/01/07

いよいよニューイヤーコンサート

毎年恒例のOEKのニューイヤーコンサートの全国ツァーが明日から始まります。今年は井上道義音楽監督の指揮ということで,これまでにないコンサートになることでしょう。いろいろなサイトに記事が掲載されていましたのでご紹介しましょう。

北陸朝日放送
クラシックニュース
OEK公式ホームページ

公式ホームページには,久しぶりに大変充実した内容のニュースが掲載されていますので,是非ご覧下さい。

NHK大河ドラマ「篤姫」のテーマ曲の指揮は,井上道義さん

1月6日から放送が始まったNHKの大河ドラマ「篤姫」のテーマ曲ですが,作曲は吉俣良さんで,指揮は井上道義さんでした。ドラマでの演奏は,もちろんNHK交響楽団ですが,とても優雅な感じの曲でしたので,OEKが演奏しても悪くない曲かな,と思いました。

ちなみに作曲者の吉俣さんは,篤姫の出身地である鹿児島県出身の方とのことです。演奏が流れている間のタイトルバックのCGは,クリムトの絵のパロディのような絢爛豪華なもので,これまでにない雰囲気のテーマ曲だと感じました。

というわけで,これから1年間,井上音楽監督の名前がクレジットされますので,ご覧になられる時はご注目下さい。

http://www3.nhk.or.jp/taiga/index.html

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