OEKのCD

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 2008年9月7日 - 2008年9月13日 | トップページ | 2008年9月21日 - 2008年9月27日 »

2008年9月14日 - 2008年9月20日

2008/09/20

クレメラータ・ムージカ&ギドン・クレーメル@赤羽ホール

9月15日以来,金沢は”クレーメル・ウィーク”という感じになっています。本日は,8月にオープンしたばかりの北國新聞赤羽ホールでクレメラータ・ムージカ&ギドン・クレーメルの室内楽公演が行われたので出かけてきました。さすがに1週間に3回も演奏会に行くのも気が引ける部分はあったのですが,OEKfan管理人としては赤羽ホールを一度見ておく必要があるだろう,ということで迷った末に当日券で聞いてきました。

この演奏会ですが,最初はクレメラータ・バルティカの書き間違いかな?と思っていたのですが,クレメラータ・バルティカのメンバーが室内楽の演奏をする場合に,この名称を使っているようです(この辺の説明がプログラムにもチラシにも何もなかったのですが,これは不親切でした。)。言ってみれば,OEKの「もっとカンタービレ」シリーズのクレメラータ・バルティカ版という感じです。KBのメンバーがいろいろな組み合わせでロシア,ソヴィエトの音楽を4曲演奏しました。

最後に演奏された「フィレンツェの思い出」(第1楽章だけでしたが)以外は聞いたことのない曲ばかりでしたが,どの曲も大変聞き応えのある演奏でした。先日のOEK定期公演でのホルベルク組曲の印象を室内楽にしたような雰囲気と言えます。

その中では,前半最後に演奏されたショスタコーヴィチの弦楽八重奏の編成による小品が特に強い印象を残しました。今回はかなり前の方で聞いたのですが,弓を弦に強く押し当てている様子がよく分かり,強靭な響きの秘密が分かった気がしました。

クレーメルさん自身は,いちばん最初のグリエールの曲に登場しただけでしたが,むしろクレーメルさん抜きの曲の演奏の方がのびのびとした感触があると感じました。

それにしても,KBの皆さんもよく働きます。明日は21世紀美術館でも室内楽の公演があります。時間の都合がつけば,これにも行って,「クレーメル・ウィーク」をオール・クリアしたいと思います。

PS.赤羽ホールは予想通り大変良いホールでした。今回はあまりにも前で聞いたので,ホールの響きについては何とも言えないのですが,500席程度の座席数でうので,恐らく,どの席で聞いてもよく聞こえるし,よく見えると思います。

2008/09/18

クレーメルさん,再登場!OEK定期PHも開幕

OEKの2008~2009の定期公演シリーズのフィルハーモニーの方も開幕しました。こちらの方は,先日の第九公演に引き続き,ギドン・クレーメルさんとクレメラータ・バルティカ(KB)との共演となりました

今回は何と言っても,クレーメルさんの独奏によるシベリウスのヴァイオリン協奏曲が注目でした。OEKがこの曲を演奏すること自体珍しいのですが,クレーメルさんの面目躍如たる演奏でした。クレーメルさんというのは,言うまでも無く,かなり不思議なヴァイオリニストです。「巨匠」という言葉がこれほど似合わない人はいないのではないかと思います。演奏中の姿勢は絶えず中腰で,足元はちょっと爪先立つような感じで,かなり上下に動きます。音は大変スリムで,シンフォニックな曲想とは全く反対を向いているようなところがあります。

それでいてこの曲を完全に自分のペースで聞かせてくれます。第1楽章と第2楽章は,かなりゆっくりとしたテンポで演奏され,スリムだけれども耳にしっかり絡み付いてくるような粘り気のある音で迫ってきます。第3楽章は,幾分,推進力はあるのですが,それでもバリバリ弾くという感じではなく,どこか怪しいムードを漂わせていました。

このシベリウスの曲については,ロマン派音楽の流れで演奏しても効果の上がる曲ですが,今回の演奏は,現代的な感性で捉えられた,非ロマン的な演奏だったのではないかと思います。それでも,クールなだけではなく,どこか人懐っこい表情もあると思いました。それがまた演奏の不思議な魅力になっていたと思います。

後半に演奏されたグリーグのペールギュントの方は,井上道義さんの面目躍如という演奏でした。シベリウスについては,やはり,クレーメルさんを意識してか,かなり抑制された演奏をしていたと思うのですが,後半の方は,思う存分ドラマを盛り上がるような演奏を聞かせてくれました。

OEK単独のカレリア組曲も良かったし(個人的にこの曲は本当にたまらなく好きな曲なのです),KB単独のホルベルク組曲の強靭さも素晴らしかったし,一つのコンサートで,オーケストラ音楽のいろいろな側面を楽しむことができました。

アンコールもまた「なんじゃこりゃ?」という面白い曲でした。これについては,後でレビューで紹介しましょう。

PS.今回もCD収録も行っていました。クレーメルさんと井上/OEK+KBというのは,OEKファンにとっては,夢の組み合わせではないかと思います。大いに期待したいと思います。

2008/09/15

OEK設立20周年記念第九公演

今日はOEK設立20周年記念公演に出かけてきました。言ってみれば,OEKの「成人式」のようなものです。演奏したのは,OEKが滅多に演奏しないベートーヴェンの第九がメインプログラムで,クレメラータ・バルティカとの合同演奏となりました。

OEKによる第九ですが,石川県立音楽堂で演奏されるのは本当に久しぶりのことです。第1楽章から第3楽章も大変聞き応えのある演奏でしたが,4人の独唱者とOEK合唱団&20周年記念合唱団が加わった第4楽章は,お祝いに相応しい,明るさのある演奏でした。特に合唱団の声が本当に晴れやかで,100人ぐらいの人数にも関わらずとても透明でした。コーダの部分は,OEKとクレメラータ・バルディカが一体となったマッシブな響きと,颯爽と駆け抜けていくような疾走感が一体となった素晴らしいエンディングとなりました。

前半のレオノーレ序曲第3番も素晴らしかったのですが,その後に演奏された,ギドン・クレーメルさんをソロに招いてのカンチェーリの「ロンサム(孤軍)」という曲も大変インパクトの強い作品でした。とにかくダイナミックレンジの広い曲で,クレーメルさんの繊細な音とffffぐらいの暴力的な音とがいきなり交替するような緊張感に満ちた曲でした。「音楽は平和をのぞんでいる」というメッセージをこめた曲ということで,アニバーサリー・コンサートにピリッとした重みを加えてくれました。

この日はテレビ金沢のテレビカメラが入っていましたので,そのうち特集番組などあるのかもしれません。

というわけで,いかにもOEKらしい「成人式」となりました。

2008/09/14

OEK設立20周年記念第九公演の出演者・曲目等

9月15日(月祝)15:00~ 行われる「OEK設立20周年記念第九公演」についてですが,OEK公式HP等の情報によると,出演者・曲目等に次のような変更があります。チラシ等とは内容が違っていますので,ご確認下さい。

1.ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)さんが出演することになりました。
2.クレーメルさんの演奏曲は,カンチェリ:V&VからLonsome(孤軍)に変更となりました。    
2.アルトが黒木香保里さんから菅有実子さんに変更になりました。

クレーメルさんが出演するということで,9月15日~の週はクレーメル・ウィークになりそうですね。

http://www.orchestra-ensemble-kanazawa.jp/concert/2008/09/20_5.html

« 2008年9月7日 - 2008年9月13日 | トップページ | 2008年9月21日 - 2008年9月27日 »

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック