OEKのCD

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2008年10月26日 - 2008年11月1日

2008/10/31

能とオーケストラのコラボレーション

今回のOEKの定期公演PHは,「能とオーケストラのコラボレーション」でした。もともとOEKは,コラボ大好きのオーケストラですが,今回の定期公演は,かつてないような演奏会となりました。

後半の最後で演奏された,高橋裕さんの「能とオーケストラのための「井筒」」をはじめ,どちらかというと邦楽のテイストの方が強い公演で,「これがオーケストラの定期公演?」という意外性に満ちた内容でした。唯一演奏された”クラシック音楽”のヴィヴァルディのファゴット協奏曲にしても,バロック音楽ですので,古典派~ロマン派~20世紀の音楽が全然演奏されなかったことになります。この辺の普通でない選曲は,指揮の井上道義さんの意図だと思います。

その他,狂言「見物左衛門」,舞囃子「高砂」といった純粋な邦楽も上演されましたが,どの曲にも共通していたのはドラマ性でした。ヴィヴァルディのファゴット協奏曲でさせ,照明や効果音を加えることで,夜から朝へのドラマとなっていました。そして,何より驚いたのは「十字軍の音楽」と題されたステージです。オーケストラの演奏というよりは,室内楽の演奏なのですが,井上さんの軽妙なトークとともに大変楽しいステージを作っていました。

最後の「井筒」は,通常の能にオーケストラが加わるような形でしたが,能単独で鑑賞するよりは,分かりやすくなっていたような気がしました。ちょっとしたオペラを見るような雰囲気があったのも面白いと思いました。個人的には,もう少し”普通”のクラシック音楽を聞きたい気もしましたが,OEKならではのチャレンジ精神に満ちた公演だったと思います。

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