OEKのCD

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2009/02/26

ヴァレーズさんのフランス音楽特集

2月最後の定期公演は,ジャン=ピエール・ヴァーレズさん指揮によるフランス音楽特集でした。フランス音楽といっても,ラヴェルもドビュッシーといった印象派の作曲家の作品ではなく,シャブリエ,サン=サーンス,デュパルク,グノーという,やや保守的な作風の(別の言い方をするとややマイナーな)作曲家の曲を集めたプログラムでした。この選曲がお見事でした。軽視されがちな作曲家に光を当て,その良さを再発見させてくれるような内容だったと思います。どの曲も聞きやすい作品ばかりで,明るく軽やかなメロディに満たされていました。

2曲目のサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番だけは,有名な作品ですが,OEKにとっては,演奏するのが今回が初めてだと思います。ソリストは,金沢出身で岩城宏之音楽賞を受賞した吉本奈津子さんでした。吉本さんの演奏を聞くのは,今回で3回目ぐらいですが,毎回非常にしっかりとした音楽を聞かせてくれます。今回も最初の一音から非常にくっきりとした音を聞かせてくれました。第2楽章は,流れるようにスムーズな音楽でしたが,ここでも味が薄くなることはありません。この曲のいちばんの聞き所の楽章後半のフラジオレットの部分も絶品でした。

後半,最初に演奏されたデュパルクの「星たちへ」という曲は,特に演奏される機会が少ない曲だと思いますが,不思議な静けさに満ちた,隠れた名曲だと思います。この日の演奏会はCD収録を行っていましたが,この曲などはほとんどCDがないと思うので,是非,CDが発売されたらもう一度聞いてみたいと思います。

最後に演奏されたグノーの交響曲第2番は,古典派の交響曲的な雰囲気ながら,自然にフランス風味になっているような曲で,ビゼーの交響曲第1番などと似た雰囲気のある曲です。分かりやすいメロディが次々と出てきて,すっかりリラックスして楽しむことができました。ヴァレーズさんの指揮も,あまり締めつけるような感じはないので,本当に心地よい音楽になっていました。

OEKは,「ラ・フォル・ジュルネ金沢」のレジデンス・オーケストラということで,近年,フランス音楽への適性が益々アップしてきているのではないかと感じた演奏会でした。

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