OEKのCD

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2009/03/06

神尾真由子登場!ミッキー,再び踊る

今回のOEKの定期公演は,いつもにも増して聞き応えたっぷりの連続でした。まず,何と言っても2曲目のブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番のソリストとして登場した神尾真由子さんです。チャイコフスキー国際コンクールで優勝した経歴をお持ちですが,もの凄い演奏でした。

この曲はロマン派のヴァイオリン協奏曲の代表作ですが,その魅力を最大限に引き出すような強く,熱く,激しい演奏でした。まずヴァイオリンの鳴り方が素晴らしく,自信たっぷりの堂々たる演奏でした。井上/OEKの方も神尾さんに負けまいとする熱く強い音を聞かせてくれました。その音のぶつかり合いと相乗効果に圧倒されました。日本には素晴らしい若手女性ヴァイオリニストが沢山いますが,今時珍しい(?)巨匠風の演奏を聞かせてくれるという点では最右翼の奏者と言えるのではないかと思います。

後半は,OEKのみで「アルルの女」の抜粋が演奏されましたが,これもまた気合がこもった,素晴らしい演奏でした。岩城さん時代から,OEKは室内オーケストラにも関わらずダイナミックな演奏を聞かせると言われてきましたが,この演奏もそのとおりでした。曲の出だしのユニゾンの部分から,ピンと張り詰めた強靭さがありました。しかも,それだけではなく,曲全体に渡って,何とも言えない,明るいタッチさとフランス風の香りのようなものがありました。昨年ぐらいから,OEKはフランス音楽を積極的に取り上げていますが,この北陸地方の冬とは思えない,カラッとした爽やかさは井上/OEKのサウンドの魅力だと思います。

アンコールですが...またまた,我らがミッキーが踊ってくれました。詳細は,後でご報告しましょう。

最初に演奏された,ハイドンの「軍隊」交響曲も素晴らしい演奏でした。井上さんのハイドンは,いつも上機嫌で,曲想にぴったりです。メヌエット楽章での細かい音の動きが,いつも聞いているのとちょっと違う感じで,響きがとてもすっきりとしていました。

というわけで,このところ,OEKの定期公演も絶好調という感じです。この公演ですが,CD録音と同時に,テレビ放送の収録も行っていました。放送されたら,是非,もう一度見てみたいと思います。

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コメント

 すでに管理人さんの詳細な演奏会レビューが掲載されましたので、私からはあまり付け加えることがありません。

 神尾さんのブルッフ1番ですが、プレトークにあったとおり、爆走フェラーリというべき、アグレッシブでハイテンションな演奏でしたが、私は若干の違和感を感じたことだけ、付け加えさせていただきます。
 もちろん、私のブルッフ1番に対する理想との差異であって、神尾さんの表現を批評しているのではありません。ただ、もう少しの「優美さ」が欲しかったとでも言えば良いのでしょうか。

 後半は、前回のペール・ギュント同様、劇のストーリーに則したアルルでしたが、これだけ聴かせる作品だとは知りませんでした。アルトサックスの甘く、しかし、どこか、もの憂い響きが今も忘れられません。

 ところで、演奏会に行きますと、プログラム冊子以外に、たくさんのチラシを渡されますね。実は最近、私はプログラムだけしか受け取っていません。
 というのは、以前、演奏会中にチラシを床に落とし、周囲の方から顰蹙を買った経験があり、手から落とさぬよう、お尻に敷いたり(笑)、神経を使って聴いているのは疲れます。
 私はカバンを持って演奏会には行かないので、なおさら感じることなのでしょう。できればビニール袋にでも入れて欲しいと思いますが、管理人さんはどうお考えでしょうか。

めの・もっそさま,こんばんは。

神尾さんのブルッフですが,そういえば,井上道義さんが,プレトークの時に「フェラーリのようだ」とおっしゃっていましたね。確かに,あまりにも表現意欲が強すぎて,優雅な感じはなかったような気がします。この辺はやはり,国際コンクールで勝ち抜いてきた人ならではの強かさが出ているのかもしれません。しかし,それにしても印象的な演奏でした。

演奏会の時に渡されるチラシについてですが,私のように頻繁に音楽堂に出かけている場合,毎回毎回同じチラシをもらうので,既にもらったものと初めてみるものを仕分けし,不要なものは,自分の座席の下に放置しています。ゴミ箱に捨てるのはもったいないので,本来はホール内に不要なチラシを回収する箱を置いてほしいのですが,そのことに気づいてもらうために敢えて放置しています。

その一方でやはり,手元にチラシがあれば必ず見るので(東京などで袋に入れて渡される場合は全部は見切れないですね。いちど数えてみたら100枚以上入っていたことがあります),宣伝媒体としては最も効果的なのだと思います。

OEKの事務方としては,印刷費の削減,環境問題にも取り組む必要もあると思いますので,うまくバランスを取って策を検討して欲しいと思います。

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