第26回石川フィル定期公演
夜桜見物の人で溢れる街中を抜けて,金沢市文化ホールで行われた石川フィルの定期演奏会に出かけてきました。毎年,この時期の恒例の演奏会ですが,毎回,とても意欲的なプログラムで楽しみにしています。今年はスメタナの連作交響詩「わが祖国」の中の前半3曲とチャイコフスキーの交響曲第4番というスラブ系の曲によるプログラムでした。
スメタナの方は,今年の秋に全6曲を演奏するということで,その予告編的な演奏ということになります。2曲目は,有名なモルダウでしたが,すっきりとした流れの中に時折,大きなテンポのタメを作っており,とても変化に富んだ演奏でした。1曲目の高い城,3曲目のシャルカもまた,聞き応えのある演奏でした。
後半のチャイコフスキーの交響曲第4番も大変堂々とした演奏でした。最終楽章などは,たっぷりとした重量感がありました。ソリスティックな部分も充実しており,とても完成度の高い演奏だったと思います。
秋の公演では,「わが祖国」全曲を演奏するということですが,これは石川県内では初めてのことかもしれません。こちらにも大いに期待したいと思います。
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