ラ・フォル・ジュルネ金沢2009開幕
絶好の快晴になった今日,ラ・フォル・ジュルネ金沢2009が開幕しました。数日前,冬のような寒さだったのでどうなることかと思ったのですが,見事に晴れてくれました。金沢はやはり,ラ・フォル・ジュルネに見込まれているのかもしれません。
今日は午前11:00にJR金沢駅で開幕ファンファーレ&演奏が行われた後,14:00から,池辺晋一郎さんの司会でオープニング・コンサートが行われました。谷本知事,前田実行委員長,飛田石川県芸術文化協会会長,ルネ・マルタンさんの挨拶の後,モーツァルトの曲が3曲演奏されたのですが,ちょっとしたガラ・コンサート的な楽しさのある公演でした。
まず,最初にピアノと管弦楽のためのロンドが演奏されたのですが,ここで非常にウィットの効いたサプライズがありました。チラシ等ではピアニスト名が公表されていなかったのですが...,これについてはレビューの方で詳細にお知らせしましょう。モーツァルトをテーマにした音楽祭ならではの楽しいパフォーマンスでした。
次に「魔笛」の中の「パパパの二重唱」が歌われました。これも音楽堂の舞台をダイナミックに使った演奏で,大いに盛り上がりました。
最後の「ジュピター」は,OEKがたびたび演奏してきた曲です。2001年に音楽堂が完成した式典の時にもこの曲が演奏されましたが,祝祭性とかっぷくの良い曲想は開幕コンサートにぴったりでした。井上さんは,CD録音も残していますが,今回の演奏もその解釈とほぼ同じだったと思います。ラ・フォル・ジュルネの公演時間は45分から1時間なので,繰り返しは省略するかな...とも思ったのですが,1楽章も4楽章も(もしかしたら2楽章も?)繰り返しを行っており,30分以上かかる堂々たる演奏となっていました。
昨年同様,立ち見が出るほどお客さんが入っていたので(ステージには実行委員の皆さんが座っていました),心なしか音楽堂の残響がいつもより短く感じるほどでした。最後に,モーツァルトの曲のメドレー(もしかしたらJR金沢駅で演奏されたファンファーレの曲と同じだったかもしれません)がアンコールで締められましたが,これからの「熱狂の1週間」を予感させる公演となりました。
以下,写真を幾つか紹介しましょう。
今日の主役は,金沢市立泉野小学校の皆さんでした。鼓門の下,音楽堂前,近江町市場...など何度も演奏されていました。今回のLFJKのポスターの背景は青色ですが,青空を背景にしたモーツァルトという感じでした。
音楽堂入口付近は,昨年同様の雰囲気になっていました。もちろん交流ホールにはあの赤い八角形のステージができていました。グッズコーナーではやはり辻口さんのケーキが人気を集めていました。私は公式CD(1枚1000円(ただしOEKの演奏は含まれていません))を購入しました。
PS.金沢オリジナルのチケット・ホルダーがあれば買ったのですが(今年はマルチパスがないので使い出がありそう),残念ながら東京と共通のデザインだったので購入しませんでした。
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