もっとカンタービレ第14回
OEK室内楽シリーズ「もっとカンタービレ」の2009年度の第1回となる公演に出かけてきました。今回は,生誕・没後記念特集ということで,マルティヌー,ショパン,メンデルゾーンの室内楽曲が演奏されたのですが,どの曲も演奏される機会が少ない作品ばかりで,OEKのヴァイオリン奏者の坂本さんが語ったとおり,「大変マニアックなプログラム」となりました。
ただし,どの曲も楽しめる曲ばかりで,ラ・フォル・ジュルネで体験したとおり,マイナーな作品でも間近で聞く室内楽は楽しめることを実感しました。特に来年のラ・フォル・ジュルネで演奏されるかもしれないショパンのピアノ三重奏曲と,最後に演奏されたメンデルスゾーンの弦楽五重奏曲第1番は名曲と言っても良いと思いました。ショパンの作品での鶴見彩さんのピアノもとても印象的でした。
このシリーズも3年目となりますが,毎回毎回,多様な切り口で曲を聞かせてくれます。次回はチェンバロ奏者の曽根麻矢子さんがゲストで登場するということで,これもまた楽しみです。
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