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2009/08/27

IMA フェスティバルコンサートwith 井上道義/OEK

毎年,いしかわミュージックアカデミー(IMA)に関連していろいろな演奏会が行われていますが,今年はIMA出身のソリストとOEKが共演するフェスティバルコンサートが行われました。近年,IMA出身者の中から次々と国際的な音楽コンクールでの優勝者が登場していますが,今回は,その代表ともいえる神尾真由子(2007チャイコフスキー国際コンクール優勝)さんとシン・ヒョンス(2008ロン・ティボー国際音楽コンクール優勝)さんの2人のヴァイオリニストが登場しました。

演奏した曲は,前半メンデルスゾーン,後半チャイコフスキーということで,いわゆる「メン・チャイ」共演になりました。それぞれの奏者の個性ともよく合っており,とても楽しむことができました。神尾さんの方は,チャイコフスキーコンクール優勝ということで,この曲を演奏する機会は非常に多いと思うのですが,まさに王者の風格を漂わせたような堂々たる演奏でした。OEKの伴奏ともども大変スケールの大きな演奏でした。

シン・ヒョンスさんの演奏は,神尾さんが太陽だとすれば,月といったところがあり,ちょっと憂いのある雰囲気が魅力的でした。ところどころテンポをぐっと落とし,緊張感のある弱音を聞かせるなど,非常に説得力のある演奏でした。

また,このお2人に先立って,地元金沢出身のピアニスト,篠永紗也子さん(昨年のIMA音楽賞受賞)も登場しました。今年のラ・フォル・ジュルネ金沢のオープニングで中林理力君が演奏したのと同じロンドが演奏されましたが,非常に流れの良い,純度の高い演奏を聞かせてくれました。

今回はもう一つ,IMAの受講生選抜オーケストラとOEKメンバーの一部とによる合同演奏という新しい試みが行われました。大半はIMAの受講生でしたが,このオーケストラのサウンドの見事さには驚きました。メンデルスゾーンの弦楽のための交響曲第10番という比較的地味目な曲が,非常にゴージャスに響いていました。

これまで,井上音楽監督とIMAとは直接関係して来なかったのですが,今回の凄い演奏を聞いて,来年以降も井上監督との共演を期待したいところです。この日は,途中で,今年のIMA音楽賞の発表もあったりして,IMA全体の打ち上げ的な開放感もあった演奏会でした(井上音楽監督が発表すると,やっぱり盛り上がります)。来年も,このパターンで「IMA打ち上げガラコンサート」的な演奏会に期待したいと思います。

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コメント

毎年夏の終盤を告げるIMAのコンサートですが、今回、ついに井上さんの登場となりました。しかも、3人の魅力的な女流との共演(饗宴)とあって、会場全体がかなり熱い雰囲気でした(・・・事実、会場は暑かった!)

シンさんと、神尾さんのヴァイオリンは、アンコール曲を含め、演じた作品は違えど、随分と対照的でしたね。その違いを短い時間の中でいろいろ気づくことができ愉しめました。

どちらの演奏もそれぞれに感動しましたが・・・私はシンさんの細身でクールをまとった鋭い熱情に、断然、惹かれるものを感じました。昨夜のメンコンからもいくつかユニークな部分を聴き出すことができました。

かつてチョン・キョンファを始めて聴いた時の印象に近い気がしました。1、2楽章の所々で祈りを込めたように瞑想するような瞬間があり、井上さんとの掛け合いにも、やや霊的なもの?をイメージする所がありました。

後半、神尾さんのチャイコを聴きながらも、シンさんだったらここはどういう風になるのかな?などと思ってしまいました。

神尾さんを聴くのは3度目なのですが、毎回、素晴らしく情熱的な濃い表情と、高度なテクニックに圧倒されつつ、正直、かなり聴き疲れします。
これは私の思い込みでしょうが、とにかく旋風のようにかっ飛ばしていくが、後でどういう演奏だったのか?ほとんど印象が残らないのですね。
昨夜のチャイコンも、シンさんのメンコンほど記憶がないのです。

あれこれ書き出すとキリがないので止めますが、まあ、2曲の有名コンチェルトを聴くことができるなんで、通常のプログラムにはないことなので、そういう意味で、なかなか濃い一晩でした。それだけで大満足です。
それと、3人の艶やかなドレスが、それをまとう人の個性を表していたようで、これまた素敵でした。

追伸:間を置かないブラーヴォの発声は、ちょっと興ざめでした。(昔の反省も含めて、指摘しておきます)

めのもっそさん,こんにちは。私もどちらかというと,ヒョンス・シンさんの演奏の方に惹かれるところがあったのですが,2つのコンクールの優勝者の聞き比べができるというのは,大変豪華でしたね。フィギュア・スケートにたとえると,浅田真央とキム・ヨナの出演する,エキシビションを見るような感じといえるかもしれないですね。

私は,チョン・キョンファさんの演奏は聞いたことはないのですが,演奏者の音楽性と国民性は関係があるかもしれません。演奏会の中のトークで,井上道義さんも語っていましたが,日本海に飛び出た石川県は,韓国の人から見ても,非常に近い印象があると思います。これからも韓国の若手奏者の演奏には注目したいと思います。

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