ジョイント・コンサート 朝日親子サマースペシャル
夏休み真っ盛り...というよりも,今年の場合「やっと夏」という感じですが,真夏らしい天候の中,この時期恒例のOEKのジョイント・コンサート朝日親子サマースペシャル」を聞いてきました。この演奏会では,毎年,OEKとOEKエンジェルコーラス,石川県ジュニアオーケストラが共演し,子供を中心とした家族連れのための曲が演奏されます。
OEK単独で演奏された子供の領分(管弦楽版)やおもちゃの交響曲も楽しめましたが,今年のハイライトは何と言っても,高校1年生のピアニストの徳永雄紀君とOEK+石川県ジュニアオーケストラ(合計で100名ほど!)が共演したラプソディ・イン・ブルーでした。徳永さんの演奏を聞くのは,新人登竜門コンサート以来のことですが,その時同様,余裕たっぷりの演奏で,「大人」の演奏でした。もちろん,山下洋輔さんや小曽根真さんのようなアドリブはほとんどなかったのですが,テンポの揺れなども堂に入っており,「正統派のすがすがしいラプソディ」を楽しませてもらいました。これを受ける合同オーケストラの演奏も立派なものでした。特にずらりと並んだトランペットの爽快の響きが最高でした。真夏に聞く若々しいガーシュインという気分たっぷりの演奏でした。
エンジェルコーラスの歌ったモーツァルトの百面相は,彼らの十八番のようなものですが,歌詞の多い(そして手拍子などの振り付けなどもいろいろ付いていましたね)難しい曲をしっかり聞かせてくれました。後半,宮川彬良さんの作曲によるオーケストラと児童合唱のための曲が2曲が歌われましたが,どちらもとても良い曲でした。エンジェルコーラスのように,子供の頃から,いろいろな曲をオーケストラと共演できるというのもうらやましいなぁと思いながら聞いていました。
最後は,おなじみゴジラ松井の応援歌で締められました。この歌については,本当に使われているのが謎ではあるのですが,応援する方としては,最近調子が良いので応援のしがいがあるというものです。
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