OEKのCD

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2009年9月

2009/09/30

春日朋子オルガンリサイタル

今晩は,音楽堂で行われた春日朋子オルガンリサイタルを聞いてきました。久しぶりに,オルガンのリサイタルを聞いたのですが,「夜のオルガン」というのは,視覚的に見ても良い雰囲気がありますね。

今回演奏された曲は,オルガン音楽の歴史をたどるように,ブクステフーデからフォーレまで10曲ほどの曲が演奏されました。一晩でいろいろな様式の曲を楽しむことができ,ベスト・アルバムを聞くような趣きがありました。派手目の曲では,何と言っても最後に演奏されたヴィドールのオルガン交響曲のトッカータが面白かったのですが,バッハの「バビロンの流れのほとりに」など,「可愛らしい」系の曲も良い味がありました。

それと,途中で賛助出演した,合唱団La Musicaとの共演のステージも見事でした。La Musicaの皆さんの力みのない,清潔感のある歌とオルガンの音の相性はぴったりで,耳にしっくり来る音楽を楽しむことができました。特に,フォーレのラシーヌの雅歌は,有名なレクイエムを思わせる魅力的な曲でした。この演奏を聞きながら,春日さんとLa Mucsicaさんのコンビで,フォーレのレクイエムを聞いてみたくなりました。

この日は,お客さんの数はそれほど多くはなかったのですが,そのこともあり,ゆったりと座ることができました。気分的にも大変リラックスして楽しむことのできた演奏会でした。3階席は500円という価格設定でしたが,これからも,仕事の後に聞くのにぴったりの夜のオルガン・リサイタルには期待したいと思います。

2009/09/24

外来オーケストラ来日公演あれこれ

本日は石川県立音楽堂で,西本智実指揮ロイヤル・フィルの演奏会が行われましたが(この公演には行けませんでしたが),今シーズンは,これ以外にもあれこれ来日オーケストラの公演が金沢で行われますので,ご紹介しましょう。

11月3日
マルク・ミンコフスキ指揮 ルーブル宮音楽隊
http://ongakudoishikawa.blog14.fc2.com/blog-entry-52.html

11月6日
レオシュ・スワロフスキー指揮チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団
http://www.geibunkyo.or.jp/perform/2009/brno.html

3月1日
サカリ・オラモ指揮ロイヤル・ストックホルム管弦楽団 
http://www.fujitv.co.jp/events/t-gc/tgc_kanazawa.html

この中で,個人的にいちばんの注目しているのは,初来日となるマルク・ミンコフスキ指揮 ルーブル宮音楽隊の公演です。音楽堂のブログから,YouTubeにリンクが張られていますが,なかなか不思議な雰囲気がありますね。

その他の2つは,いずれも「新世界」交響曲を演奏するようですが,むしろ独奏者の方が注目だと思います。東芝グランド・コンサートの方には,お馴染みのアリス=紗良・オットさんが再度登場します。今度は,チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏します。

ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団の方は,ベン・キムさんがソリストとして登場します。日本ではまだ知名度は高くありませんが,ミュンヘン国際音楽コンクールの優勝者ということですので,相当の実力者だと思います。こちらの方は,ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏します(赤羽ホールだとホールが小さすぎる気もするのですが...)。

今年は超メジャー・オーケストラの公演はないの,それぞれに注目の公演ですね。

PS. 本日のロイヤル・フィルの公演ですが,OEKのコンサートマスターとしてもお馴染みのサイモン・ブレンディスさんがコンサートマスターとして登場されたようです。こういうのもなかなか面白いですね。

http://ongakudoishikawa.blog14.fc2.com/blog-entry-53.html

2009/09/23

OEK2009ヨーロッパツァー

今年の11月,OEKは14回目となる海外公演を行います。その内容が定期公演パンフレットに掲載されていましたので,概要をご紹介しましょう。

11月4日 ブカレスト公演(ルーマニア) アテネ音楽堂
11月6日 ソフィア公演(ブルガリア) ブルガリア・ホール

宮城道雄(池辺編曲):春の海
モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」
ベートーヴェン:交響曲第7番

11月8日 ウィーン公演(オーストリア) コンツェルトハウス大ホール
石井眞木:声明交響II(東京楽所,天台声明音律研究会)
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(ヴァイオリン:リディア・バイチ)
ハイドン:交響曲第100番「軍隊」

11月10日 ブダペスト公演(ハンガリー) バルトーク国立コンサートホール
石井眞木:声明交響II(東京楽所,天台声明音律研究会)
ハイドン:チェロ協奏曲第1番(チェロ:チャバ・オンツァイ)
ベートーヴェン:交響曲第7番

今年は,ドナウ川流域4カ国(オーストリア,ハンガリー,ブルガリア,ルーマニア)と日本との外交関係開設・再開の節目の年にあたります。「日本・ドナウ交流年2009」を記念しての演奏会ということです。指揮は,もちろん,全公演,井上道義さんです。

最近の雑誌から

レコード芸術10月号
OEK21シリーズ,ヴァレーズさん指揮,吉本奈津子さんのヴァイオリンのCD評

音楽現代10月号
OEK21シリーズ今シーズンの5枚についての評
「東京の夏」音楽祭についての記事の中で井上/OEKの演奏会について触れられています。
OEKは登場していませんが,東京芸術劇場で行われた「トゥーランドット」公演の記事が掲載されています。

モーストリークラシック11月号
モーツァルト特集の記事の中に井上音楽監督のインタビューが掲載されています。
8月末に行われた井上音楽監督による指揮講習会についたの記事

その他,10月の定期公演に登場する中村紘子さんの記事がどの雑誌にも掲載されています。

2009/09/22

ブザンソン国際指揮者コンクールで山田和樹さん優勝

小澤征爾さんが優勝したコンクールとして知られているブザンソン国際指揮者コンクールで,山田和樹さんが優勝されました。山田さんは,OEKの公演にもよく客演されている方ですので,身内が優勝したような感覚です。

朝日新聞の記事

山田さんがOEKの指揮をするのを初めて見たのは,2006年の4月に行われた北陸新人登竜門コンサートでのことです。このときは,最晩年の岩城宏之さんの代役として登場されたのですが,このコンサートとしては,異例なことに,山田さんの指揮でベートーヴェンの交響曲第8番の全曲が演奏されました。考えてみると,このコンサート自体が,山田さんにとっての「登竜門」になったような気がします。

今回の優勝をきっかけに,一気に指揮活動がさかんになると思いますが,是非,OEKの定期公演への登場を期待したいと思います。

2009/09/18

マイスター定期公演も開幕

明日から,9月としては,異例なほど長い5連休がありますが,その前夜,井上道義音楽監督指揮による定期公演マイスターシリーズが行われました。先日のフィルハーモニーシリーズに続いて,こちらも開幕したことになります。

この公演ですが,最近の井上道義さんの好みを反映してか,モーツァルトの曲を軸としたプログラムでした。この日は,プレトークのときに,井上さんが,「今シーズンの抱負=マニフェスト」を述べられたのですが(鳩山さんと井上さんは同じ年というのも何かの因縁でしょうか),古典に力を入れる,とおっしゃられていました。

最後に演奏された,モーツァルトの交響曲第36番「リンツ」は,数多くモーツァルトを演奏しているOEKとしては,比較的演奏する機会の少ない曲ですが,井上さんの言葉を裏付けるような見事な演奏でした。古楽器奏法を思わせる,すっきりとくっきりとした音とキレの良いリズムを主体でしたが,第3楽章のトリオなど,ちょっと濃い味付けの部分があったりして,大変変化に富んでいました。井上さんのハイドンもそうなのですが,すっきりと一本筋のとおった形式感とニュアンスの豊かさとが共存しているのが,いつもながら素晴らしいと思いました。

2曲目に演奏された,ピアノ協奏曲第23番には,コルネリア・ヘルマンさんがソリストとして登場しました。全く力んだところはないのですが,自然とコクが浸み出てくるようなところがあり,安心して音楽に浸ることができました。最終楽章などでの木管楽器とピアノの掛け合いもお見事でした。

最初に演奏された曲だけは,モーツァルトではなかったのですが,全く違和感はありませんでした。グノーの管楽器だけのための小交響曲ということで,モーツァルトの管楽器のためのセレナード辺りを彷彿とさせる曲でした。広いホールに木管楽器を中心としたまろやかな音が気持ちよく響き,会場の空気に暖かな色合いが加わっていました。

今回残念だったのは,ピアノ協奏曲の演奏中に携帯電話が鳴ったことでした。今回もCDを収録をしていましtので,後半の始まる前には,「再度お確かめください」という異例のアナウンスが流れていましたが,何か良い対策はないですかねぇ。

2009/09/15

今度の連休は...

19日から始まる連休は,9月としては異例に長い5連休ということで,いろいろなイベントが行われるようです。石川県内で注目は,次の2つでしょう。


金沢ジャズストリート

能登演劇堂で無名塾「マクベス」ロングラン公演スタート

前者は,ラ・フォル・ジュルネ金沢のジャズ版といった感じでしょうか。ジャズのCDは数枚持っているのですが,ライブで聞いたことはないので,時間があればフラフラと聞きにいってみようかと思います。

9月の上旬,東京JAZZというイベントが東京国際フォーラムで行われたようですが,ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンとラ・フォル・ジュルネ金沢の関係によく似ていますね。その点でも注目です。

後者は,久しぶりのロングラン公演ということで,個人的に注目しています。本日のOEKの公式サイトを見てみると井上道義音楽監督と仲代達矢さんが対面されたようです。
http://www.orchestra-ensemble-kanazawa.jp/news/2009/09/_in_2.html

能登演劇堂には,背景が開くと外の景色が見える素晴らしい設備がありますが,何らかの形でOEKとコラボレーションできると面白そうですね(と,無理やりOEKの話題にひきつけてしまいました)。仲代さんと井上さんならば,何かやってくれそうな予感はあります。

いずれにしても,楽しみな週末です。

PS.大変重要なものを忘れていました。音楽堂の邦楽ホールでは,

金沢おどり

というイベントも行われています。金沢ジャズ・ストリートと日程が重なっているのも何かの因縁ということで,ジャズと素囃子のハシゴというのもできそうです。

PS2.金沢21世紀美術館でも面白そうなことをやるようです。


カナザワ映画祭2009

これもまた同じ日程ですが,金沢市内中心で,少々奇妙な映画を朝から晩まで映画をやっている感じです。
http://www.eiganokai.com/event/filmfes2009/time.html

OEKはこの期間,演奏旅行中ですが,金沢で映画・ジャズ・日本舞踊を観た後,能登で演劇を見るということをやってみたいものです。その次の週には,金沢城公園で野外で中村勘三郎親子による歌舞伎が行われますが(これも非常に面白そうです),

金沢城歌舞伎

街全体が,どんどん劇場都市化している感じです。

2009/09/12

NHK BS2でOEKの定期公演が放送されました。

9月11日(金)10:00~ NHK衛星第2放送で,次のとおり,OEKの今年1月の定期公演が放送されました。定期公演全体がそのまま放送されるのは珍しいことだったのですが...聞き逃してしまいました。特に,今から見ると井上道義さん指揮の「篤姫」というのは,貴重だったかもしれませんね。


「“エグモント”序曲」           ベートーベン作曲
                              
「ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 “皇帝”」   
                      ベートーベン作曲
「パガニーニによる大練習曲から 鐘」       リスト作曲
               (ピアノ)アリス・紗良・オット
                              
「交響曲 第7番 イ長調 作品92」    ベートーベン作曲
                              
「篤姫 メイン・テーマ」           吉俣 良・作曲
                              
          (管弦楽)オーケストラ・アンサンブル金沢
                     (指揮)井上 道義
                              
  ~金沢市・石川県立音楽堂で録画~            
                              

2009/09/08

もっとカンタービレ:ミッキーpresents カンタービレ・ファンタジーナイト

井上道義音楽監督がゲスト出演した「もっとカンタービレ」OEK室内楽公演シリーズに出かけてきました。このシリーズも,どんどん多様な展開を見せていますが,今回はシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」をパントマイム付きで演奏するという,大変意欲的な内容でした。

井上さんとOEKは,実は,かなり前に定期公演でこの曲を演奏していたことがあるのですが,今回は,その時に使った映像をそのまま転用していました。映像を見ながら「この月の絵や字体には記憶がある」と懐かしくなりました。

今回,まず驚いたのがお客さんの多さです。シェーンベルクの曲でこれだけ大勢の人が集まるとは思わなかったのですが,やはり「井上さんならば,何かやってくれそう」という期待が大きいのだと思います。半分怖いもの見たさのようなところもありましたが,交流ホールの空間の持つ濃密さを生かした,迫力のあるパフォーマンスに浸ることができました。

音楽的には,やはり,かなり歯ごたえがあり,これだけでは,なかなかイメージが広がらなかったのですが,ヨネヤマママコさんのパントマイムや井上さん自身のパフォーマンスが加わることで,非常に変化に富んだ内容となっていました。荻野砂和子の歌は,ほとんど全編,「語り歌い」でしたが,オペラのソプラノ歌手の見せ場である”狂乱の場”という感じの衣装を着ていたこともあり,鬼気迫るような雰囲気を伝えてくれました。

前半は,シェーンベルクの曲に合わせるかのように,ウェーベルンの曲(初期の曲なので,大変ロマンティクな感じの曲でした)とR.シュトラウスの弦楽六重奏曲(歌劇「カプリッチョ」の間奏曲)が演奏されました。非常にお客さんが多かったこともあり,残響がほとんど無かったのですが,「月につかれたピエロ」の前座にはぴったりの,聞きやすい作品でした。

パントマイムで登場した,ヨネヤマママコさんは,(お年のことを言うのは失礼ですが)かなり高齢のはずですが,その身のこなしの軽さに感嘆しました。表情には愛嬌と哀愁があり,ピエロの雰囲気にぴったりでした。

今回のようなドラマ風,オペラ風の曲をこのシリーズで取り上げるのは初めてのような気がしますが,また是非挑戦して欲しいものです。それと,どんどん実験的な試みをやって欲しいと思います。

2009/09/06

岩城宏之メモリアルコンサート

2009/2010のOEKの定期演奏会シリーズの開幕となる「岩城宏之メモリアル・コンサート」に出かけてきました。この岩城賞も3回目となり,コンポーザー・イン・レジデンスの曲と組み合わせる形も定着してきました。

まず,最初に井上/OEKが近年積極的に取り上げているハイドンの交響曲が演奏されました。今回は,後期の曲の中では比較的演奏される機会の少ない102番が取り上げられました。ところどころ翳りがあるのが魅力的な,とても良い曲でした。ハイドンの交響曲を1曲ずつ聞いていくのは,スーパーなどのポインをためて行くような(?)楽しみと通じるものがあると思っているのですが,どの曲にもウィットやアイデアが盛り込まれているのが面白いところです。

後半は管楽器のための協奏曲が2曲演奏されました。まず岩城宏之音楽賞を受賞した,クラリネットの豊永美恵さんが登場しました。この賞自体,新人に対して送るのではなく,プロの演奏家として実績を積んでいる方を表彰し応援するという趣旨の賞ですが,そのとおり,安心してモーツァルトの世界を楽しませてくれました。突き抜けるような明るさと軽やかさが特に印象的でした。最終楽章はとてもスピーディでしたが,OEKとの息の合い方もぴったりでした。

最後は,今年のコンポーザー・イン・レジデンスのロジェ・ブトリーさんによるサクソフォーン協奏曲が演奏されました。昨日の富山公演が世界初演でしたが,初演とは思えぬ完成度の高い演奏であり,曲でした。やや難解な雰囲気はありましたが,須川さんのサクソフォーンの音は,非常に押し出しが強く,表現力が豊かだったので,じっくりと作品の世界に集中できました。特に第1楽章と第3楽章の最後のスリリングなほどの高揚感が印象的でした。

今回の公演は,全曲CD録音していましたが(テレビの収録も行っていました),サクソフォーン奏者にとっては新しい協奏曲のレパートリーが加わったと言えるのではないかと思います。今シーズンもまた,OEKらしい演奏の数々が楽しめそうですね。

PS. 演奏会場に何故かNHK交響楽団のコンサートマスターの篠崎さんがいらっしゃいました。やはり,存在感のある方でした。そのうち,OEKとの共演でも期待できそう?

2009/09/05

最近の雑誌から

音楽の友9月号
安永徹さんが登場した7月25日の定期公演評
7月25日「トゥーランドット」東京公演(OEKの演奏ではありません)の評

レコード芸術9月号
メシアン:異国の鳥たち他 のCD評

音楽現代9月号
メシアン:異国の鳥たち他 のCD評
高橋悠治さんとの室内楽公演(東京)の評

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