OEKのCD

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2009/09/08

もっとカンタービレ:ミッキーpresents カンタービレ・ファンタジーナイト

井上道義音楽監督がゲスト出演した「もっとカンタービレ」OEK室内楽公演シリーズに出かけてきました。このシリーズも,どんどん多様な展開を見せていますが,今回はシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」をパントマイム付きで演奏するという,大変意欲的な内容でした。

井上さんとOEKは,実は,かなり前に定期公演でこの曲を演奏していたことがあるのですが,今回は,その時に使った映像をそのまま転用していました。映像を見ながら「この月の絵や字体には記憶がある」と懐かしくなりました。

今回,まず驚いたのがお客さんの多さです。シェーンベルクの曲でこれだけ大勢の人が集まるとは思わなかったのですが,やはり「井上さんならば,何かやってくれそう」という期待が大きいのだと思います。半分怖いもの見たさのようなところもありましたが,交流ホールの空間の持つ濃密さを生かした,迫力のあるパフォーマンスに浸ることができました。

音楽的には,やはり,かなり歯ごたえがあり,これだけでは,なかなかイメージが広がらなかったのですが,ヨネヤマママコさんのパントマイムや井上さん自身のパフォーマンスが加わることで,非常に変化に富んだ内容となっていました。荻野砂和子の歌は,ほとんど全編,「語り歌い」でしたが,オペラのソプラノ歌手の見せ場である”狂乱の場”という感じの衣装を着ていたこともあり,鬼気迫るような雰囲気を伝えてくれました。

前半は,シェーンベルクの曲に合わせるかのように,ウェーベルンの曲(初期の曲なので,大変ロマンティクな感じの曲でした)とR.シュトラウスの弦楽六重奏曲(歌劇「カプリッチョ」の間奏曲)が演奏されました。非常にお客さんが多かったこともあり,残響がほとんど無かったのですが,「月につかれたピエロ」の前座にはぴったりの,聞きやすい作品でした。

パントマイムで登場した,ヨネヤマママコさんは,(お年のことを言うのは失礼ですが)かなり高齢のはずですが,その身のこなしの軽さに感嘆しました。表情には愛嬌と哀愁があり,ピエロの雰囲気にぴったりでした。

今回のようなドラマ風,オペラ風の曲をこのシリーズで取り上げるのは初めてのような気がしますが,また是非挑戦して欲しいものです。それと,どんどん実験的な試みをやって欲しいと思います。

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