OEK室内オペラシリーズ オペラ「注文の多い料理店」他を聞いてきました
今日は,石川県立音楽堂の邦楽ホールで行われたOEK室内オペラシリーズ オペラ「注文の多い料理店」他を聞いてきました。今日は夏休みに入ったばかりの金曜の夜ということで,会場は子供連れのお客さんが目立ちましたが,そのとおりリラックスして楽しむことができました。
前半最初に上演された「河童譚」は,雰囲気が,少々子供っぽ過ぎるかな,と感じましたが,「注文の多い料理店」の方は,童話ならではの親しみやすさと宮沢賢治の原作の持つちょっとシュールでブラックな雰囲気をうまく伝えており,見ごたえがありました。3人(匹?)の山猫(メス)がナレーター役となり,森の中の屋敷に導いていくあたり,「魔笛」などと通じるメルヘンも感じました。
この山猫役の3人の女声と「不思議な料理店」にどんどんはまり込んでいく2人の男声のアンサンブルも大変楽しいものでした。何よりも,この室内オペラシリーズによって,地元の歌手が生き生きと活躍することができるのはとても良いことだと思います。
OEKの方は各パート1名ほどのこじんまりとした編成でした。金管楽器が入らない分,響きがとても柔らかでメルヘン的ムードにはよく合っていました。
前半の最後には,宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」が元NHKアナウンサーの青木さんによって朗読されました。チェロの大澤さんがゴーシュ役ということで,ところどころチェロを聞かせてくれました。この”マルチメディア朗読”もとても味わい深いものでした。
PS.21日に行われた「日本・コソボ国交樹立記念文化交流特別演奏会「平和への祈り」 コソボ・フィルハーモニー交響楽団&オーケストラ・アンサンブル金沢合同公演」の方は残念ながら行くことができませんでした。
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