OEKのCD

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2010/07/09

高関健指揮OEK定期公演 ハイドンの交響曲第90番「3度目の正直」は大受け。渡辺玲子さんの多彩なヴァイオリンも見事

前回のラルフ・ゴトーニさん指揮の定期公演に続き,今回の高関健さん指揮によるOEKの定期公演もまた,なかなか渋いプログラムとなりました。ハイドンの交響曲第90番で締め,というのは分かる人には分かるのですが,大胆と言っても良い選曲です。

このところ,私自身,ハイドンの交響曲を実演で聞く時間がいちばん楽しい時間です。前回の83番に続いて今回は90番。ベートーヴェンやモーツァルトの交響曲を繰り返し聞くのも良いのですが,宝探しのようにハイドンの交響曲を聞くのは,また別の面白さがあります。この90番は何と言っても最終楽章に仕掛けが聞き所です。一旦終わると見せかけて,「まだ続きます」というフェイントが2回もあります。お客さんはその度に「してやられた」という感じになります。今回はレコーディングを行っていましたが,私の方は,こうなったらCDに自分の拍手を刻み込んでやろうと思い,みずから騙されて盛大に拍手をしてみました。曲全体としてもとても健康的で親しみやすく,さすがハイドンという逸品だと思います。

最初に演奏されたワイルの交響曲第2番の方は,さらにマニアックな作品ですが,高関さんはいつもどおり,ビシっと締めてくれました。2曲目のバーンスタインのセレナードは,OEKが比較的よく演奏している作品です。今回は渡辺玲子さんが独奏でしたが,曲の冒頭部のソロから聴き応え十分でした。楽章ごとに性格が違うのですが,渡辺さんのヴァイオリンの方もそれに応じて,非常に多彩な表現を聞かせてくれました。OEKと共演するのは久しぶりのことですが,私にとっては,今でも「信頼度No1」と言っても良いヴァイオリニストです。そのことを再認識できました。

打楽器が6人も入り,弦楽器の作るしなやかさに硬質なくさびを打ち込むような独特の色彩感が面白い作品です。高関さんの明確な指揮ぶりにもぴったりでした。

これで,2009~2010年のOEKの定期公演シリーズは(ファンタジー公演を除くと)おしまいです。シーズンの締めに相応しい,OEKらしい公演になったと思います。

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