ヴェンツェル・フックスと仲間たち
今日は,金沢でもお馴染みの,ベルリン・フィルの首席クラリネット奏者ヴェンツェル・フックスを中心とした室内楽の演奏会を聴いてきました。奥様の今永靖子さんのフルートとのデュオ,プーランクのクラリネット・ソナタ,ダンツィの木管五重奏,そして,最後にモーツァルトのクラリネット五重奏曲と非常に変化に富んだ構成でクラリネットという楽器のいろいろな魅力を引き出すプログラムを楽しむことができました。
フックスさんのクラリネットの音は,とてもまろやかで深みがあります。演奏の語り口も上手く,普通のソナタでも,ドラマを見ているように楽しむことができました。非常にデリケートな弱音も特徴で,モーツァルトのクラリネット五重奏曲の第2楽章などでは,弱音に耳をすましているうちに,曲の深さに引き込まれるような凄味がありました。
その分,他のメンバーの演奏が大味に感じられるようなところもありましたが,「ヴェンツェル・フックスと仲間たち」のサブタイトルに相応しく,アットホームな気分を楽しむことができる演奏会でした。
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