金沢21世紀とOEKが完全に合体!祝プリツカー賞 建築と音のアンサンブルは大盛況
金沢21世紀美術館の設計者の妹島和世さんと西沢立衛さんが、建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞したのを記念して、21世紀美術館の展示物を完全に取っ払い、その代わりにOEKメンバーが各展示室で室内楽演奏を行うという大変面白いイベントが行われました。
入場無料ということもあったのですが、美術館はいつもにも増して大盛況で、お祝いムードいっぱいでした。この美術館が兼六園の斜め前に出来た時は、一体どうなるのかなとも思ったりしましたが、金沢にはなくてはならない施設として完全に定着したと思います。何よりも素晴らしいのは、展覧会の内容よりは、建物自体が愛されている点です。街の真ん中にこういう美術館のある金沢市は本当に恵まれていると思います。
さて、今日のイベントですが、数カ所同時に15分単位で室内楽の演奏会が行われましたので、だんだんと「ミニ・ラ・フォル・ジュルネ金沢」のような雰囲気になってきたのがとても面白いと思いました。どの展示室も人で溢れており、21世紀美術館の快挙を市民で祝うには最高の企画だったと思います。
今回の21世紀美術館とOEKによる大胆なコラボ企画は、相乗効果でどちらにも大きなPRになったと思います。見事なWINーWIN企画ということで、是非、続編にも期待したいと思います。
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