シューマン生誕200年ということで,「女の愛と生涯」などの歌曲を聴いてきました。素晴らしい歌でした。
今年は,「ショパン生誕200年」とばかり言われていますが,実は,「シューマン生誕200年」でもあります。もともと,金沢ではシューマンの曲が演奏会で演奏される機会は少ないのですが,今日は,地元のソプラノ歌手,朝倉あづささんが同じく地元のピアニストの澤田和美さんと「女の愛と生涯」などのシューマンの作品を取り上げるということで,聴きに行ってきました。
この歌曲集を生で聴くのは今回が初めてだったのですが,朝倉さんの歌が最高でした。朝倉さんといえば,12月恒例のメサイアでの透明感のある軽い歌声でお馴染みですが,今回は,比較的重い表現で,現在から過去を回顧するような,感動に満ちた歌を聞かせてくれました。最後の曲での,演劇の1シーンを思わせるような歌は,忘れられません。
その他,ミルテの花の中の数曲,クララ・シューマンの歌曲,澤田さんの独奏による「子供の情景」など,シューマンの歌曲とピアノ曲の世界をしっかり味わうことができました。
来年のラ・フォル・ジュルネ金沢のテーマは,シューベルトということで,ドイツ・リートを聴く機会が増えそうですが,朝倉さんの歌でまた,いろいろな曲を聞いてみたいものです。個人的には,「岩の上の羊飼い」を聴いてきみたいと思っています。
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