北陸聖歌合唱団+OEKのメサイア公演,今年は天沼裕子さん指揮
今日は年末恒例の北陸聖歌合唱団とOEKによるメサイア公演を聞いてきました。昨年は全曲演奏でしたが,今年は,一昨年まで同様,抜粋版による演奏でした。
指揮は,おなじみの天沼裕子さんでした。「さすが」という指揮ぶりでした。天沼さんは歌や合唱の入る曲やオペラを得意とされていますが,合唱団が例年にも増して,まろやかな歌を聞かせてくれました。全曲を通じて,確固たる自信が溢れ,大変引き締まった演奏になっていたと思います。
オーケストラの方は,弦楽器の方はノン・ヴィブラート主体の演奏で,最初から最後まで,宗教音楽に相応しい,清潔感と清々しさがありました。独唱者もそれぞれ良かったのですが,特に朝倉あづささんと小泉詠子さんの女声2人の声が素晴らしかったと思います。
ハレルヤ・コーラスや最後のアーメン・コーラスをはじめとして,感動を率直に歌い上げるような歌が特に素晴らしく,会場は暖かい雰囲気に包まれました。音楽堂でのメサイア公演もすっかり,定着したと思います。
メサイアの前に,OEKエンジェルコーラスと北陸学院高校の聖歌隊とOEKによるクリスマスソング・メドレーが歌われましたが,こちらも,例年よりも振りが沢山ついており,楽しいものでした。こちらもさすが天沼さんという演奏だったと思います。
今年のメサイア公演は,例年よりも開催時期が2週間ほど早かったのですが,このコンサートを聞くと,年末の気分になります。早いものですねぇ。
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