OEKのCD

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2010年3月21日 - 2010年3月27日

2010/03/27

もっとカンタービレ!皆様からのリクエストに応えて

OEKメンバーのプロデュースによる室内楽公演シリーズ「もっとカンタービレ」の今年度最終回が行われたので聞いてきました。今回は「皆様からのリクエストに応えて」ということで,お客さんからリクエストのあった曲の中から,団員が選んだ曲が3曲演奏されました。

リクエストといえば有名曲に偏りがちですが,さすが一味違うのがこのシリーズです。ミヨーの弦楽四重奏曲第14番,第15番,モーツァルトのオーボエ四重奏曲,ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第15番の「3曲」が演奏されました。

3曲と言いつつ4曲あるように見えますが,これは最初に演奏されたミヨーの曲のせいです。14番と15番は,バラバラに演奏すれば2曲だが,同時に演奏すれば八重奏になるという変わった作品です。ミヨーの遊び心というか職人気質が出た作品と言えますが,さすがに同時に聞くと雑然とした感じでした。一種の実験的な作品ということで,今回も一部だけですが,バラバラに演奏した版との聞き比べも行われました。

2曲目もモーツァルトは,水谷さんのオーボエが素晴らしく,大変鮮やかな演奏でした。第1楽章についてはいろいろなところで聞いたことがあったのですが,第2楽章,第3楽章も聞き応えがありました。特に技巧的なパッセージが続く第3楽章が印象的でした。

後半のショスタコーヴィチは,ナビゲータの大澤さんが,「辛抱して聞いてください」とあらかじめ断っていましたが,そのとおり,とんでもく重苦しい作品でした。6楽章構成なのですが,全部アダージョというのが独特です。ただし,同じアダージョでもかなり変化に富んでおり,個人的には「こういう世界も良いかも...」と結構はまってしまいました。聞く方もエネルギーがいりますが,奏者の皆さんもお疲れ様でした,という演奏でした。

今回は,リクエストした3人の方が演奏前に登場し,選曲した理由などを語っていましたが,ファンとOEK団員の共同企画のような発想も面白いと思いました。「リクエストに応える」ということで,もう少し大勢の人のリクエストに応えてもらってもよかったかな,という気もしましたが,このシリーズならではの実験的精神に溢れたリクエスト大会になりました。

来年度のもっとカンタービレシリーズ

今年度の「もっとカンタービレシリーズ」は,本日27日の公演で締めくくられます。今回は「リクエスト特集」ということで,リクエストされた曲の中から,OEKメンバーが選んだ曲が3曲演奏されます。単純な人気投票ではなく,かなり渋い曲が集まっています。チラシには,既に曲が発表されていますが,とりあえず秘密にしておきましょう。

さて,来年度のもっとカンタービレシリーズですが,4月13日に行われる公演のチラシに6回分の予定が書いてありました。次のとおりです。

4月13日(火)19:00〜 鼓春日和 渡邉昭夫×SOLA パーカッションアンサンブルの演奏
6月15日(火)19:00〜 マイケル・ダウスを迎えて
8月29日(日)18:00〜 いしかわミュージックアカデミー講師とのジョイント
9月8日(水)19:00〜 井上監督プロデュース 新作能×OEK
12月7日(火)19:00〜 2010年生誕・没後記念特集
3月7日(日)19:00 バロックの夕べ

この中では,IMA講師との共演というのが新しい試みです。その他,井上監督の新作能というのも気になりますね。

コンチェルトオー!早速テレビ放送

先日行われたコンチェルトオー!と題された定期公演ですが,早速,テレビ放送されます。石川県内だけのローカル放送だと思いますが次のとおりです。

3月27日(土)15:00〜15:55 北陸朝日放送
[S]協奏曲がいっぱい−新進気鋭17歳シメオのハイドン「グルタ」

シメオさんのトランペットも楽しみですが,あの,グルダの協奏曲が見られるのも大変楽しみです。この際,「コンチェルトオー!2」というのも期待したいところです。グルダの曲に匹敵する協奏曲はなかなかなさそうですが...

2010/03/22

music@rt 光の散策

今日の金沢は黄砂明けの快晴となりました。金沢21世紀美術館では,恒例のmusic@rtシリーズのミニコンサートが行われたので出かけてきました。今回は,「光の散策」と題して,印象派の絵画にインスパイアされて作られた作品や,キラキラとした雰囲気のある曲ばかりが演奏されました。

まず登場したのは,OEKのオーボエ奏者の加納律子さんでした。生で間近で聞く加納さんのオーボエの音は,大変良く通り,魅力的でした。ドビュッシーのフルートの作品にパンの笛というソロの曲がありますが,そのオーボエ版のような感じで3曲が演奏されました。

今回すごかったのがナビゲータとして登場した井上道義さんでした。曲を口で紹介するだけでなく,ちょっとしたマイムを行ったり,演奏中の加納さんにちょっかいをかけたり,あの手この手で演奏を盛り上げてくれました。衣装もパンを意識したようなインパクトのあるものでした。

最後に,金沢在住の金澤攝さんのジュ・ドゥ・タンブル,打楽器の大久保さん,オーボエの加納さんの共演で,金澤さん作曲の新作「光の踊り」が演奏されました。この日の21世紀美術館は,前日までの黄砂の影響で,売り物の窓ガラスがすっかり砂まみれになっていたのは皮肉でしたが,金沢ならではの好企画だと思いました。

ちなみにジュ・ドゥ・タンブルというのは,チェレスタのような感じのキラキラした音の出る楽器です。ちょっとオモチャっぽいところがあるのが,雰囲気にぴったりでした。

この日の21世紀美術館ですが,3連休の最終日ということで,相変わらず大勢のお客さんが入っていました。野外にはオラファ・エリアソンによる新しい常設の展示が設置されていましたが,カラフルな光を生かした楽しめる施設ということで,今回のコンサートの内容ともぴったりでした。この美術館もさらにパワーアップした感じです。

ちなみに次のような作品です。
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=30&d=10

2010/03/21

音楽堂にミラーボール登場

若手トランペット奏者のルベン・シメオさんが登場した井上道義さん指揮のOEKの定期公演を聞いてきました。今回は,協奏曲ばかりという変則的なプログラムでしたが,団員がソリストとして登場する,合奏協奏曲スタイルの曲が2曲とカンタさんがソリストとして登場するチェロ協奏曲があったこともあり,しっかりとOEKらしさのある内容となっていました。

今回は何と言っても,最後に演奏されたグルダのチェロ協奏曲が聞きものでした。1年前の「もっとカンタービレ」シリーズで演奏されて以来の再演でしたが,音楽堂のステージの上にミラーボールが登場し,ちょっと懐かしい響きのあるレトロなロック調になったり,ビアホールのバンド風の賑やかな雰囲気になったり,何でもありの楽しいステージとなりました。カンタさんの気迫もすさまじく,盛大な拍手を受けていました。

ルベン・シメオさんのトランペットも見事でした。どんなパッセージも軽々と演奏し,黄砂の吹き荒れる金沢の空に青空を取り戻してくれるような,爽やかさがありました。前半と後半に1曲ずつ演奏しましたが,怖いもの知らずの恐るべき10代だと思いました。

最初に演奏されたヘンデルの合奏協奏曲,前半最後に演奏されたアウエルバッハの曲もそれぞれに聞き応えがあありました。この2曲については,CD化されるのではないかと思います(他の曲はテレビ放送されるようです)。

アンコールでは,シメオさんとカンタさんに,もう1人驚きのスペシャル・ゲストを加えた3人によって演奏されました。これについては,レビューの方で詳しくご紹介しましょう。

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