OEKのCD

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2010年6月27日 - 2010年7月3日

2010/06/28

ラルフ・ゴトーニ指揮OEKによるミニマル・ミュージックとハイドン。耳に新鮮,蒸し暑さを吹き飛ばす心地良さ

今日は,ラルフ・ゴトーニさん指揮によるOEKの定期公演を聞いてきました。編成はティンパニ,トランペット,クラリネットなしの弦楽器主体。プログラムはハイドンと現代音楽,ということで渋すぎ?と演奏会前は予想していたのですが,大変楽しめる演奏会となりました。

開演直前に管楽器にトラブルがあった,とのことで1曲目と2曲目の曲順が反対になり,グラスのチロル協奏曲→ハイドンの交響曲第83番「めんどり」→アダムスのシェイカー・ループスという順に演奏されましたが,ハイドンの交響曲をミニマル・ミュージックが挟む形になり,この並びの方が落ち着くのでは?と感じました。

最初に演奏されたチロル協奏曲は,ゴトーニさんのピアノ弾き振りでした。大変,心地良く爽やかな音楽で,難解なムードの全くない「現代音楽」でした。3楽章構成で,ちょっと古典的な気分さえある作品で,ハイドンとの取り合わせもぴったりでした。同じ音型の繰り返しが多いのですが,それが全く退屈でなく,詩的な気分を生んでいたのが素晴らしいと思いました。

最後に演奏されたアダムスのシェイカー・ブルーの方も,同じ音型の繰り返しが多い曲でした。メロディがない分,さらに現代的な雰囲気はあったのですが,こちらの方も繰り返しが段々と心地良く感じられてくる,不思議なムードを持っていました。ヴァイオリン奏者は同じようなリズムパターンを延々と繰り返しており,本当に大変そうでしたが,その積み重ねから滲み出てくる美しさに感動してしまいました。

間に演奏されたハイドンの交響曲は,いつもながらのハイドンなのですが,ゴトーニさんの作る音楽には,クリアな精緻さと同時に,何とも言えぬ余裕と微笑みがあり,聞き映えがしました。今シーズンから来シーズンにかけて,OEKはハイドンの交響曲をかなり沢山演奏しますが,こういう演奏を聴くと,「やっぱりハイドンが基本」と実感します。

この日のプログラムは,ロマン派時代のドラマティックな音楽をすっぽりと抜いて,ハイドンとミニマル・ミュージックを組み合わせた形でした。ラ・フォル・ジュルネ以来,ロマン派音楽を聞き過ぎかな,という面も無きしもあらずでしたので,大変,耳に新鮮に響いた演奏会でした。

2010/06/27

今日は音楽堂周辺でジャズを聴いてきました

今日は,JR金沢駅と石川県立音楽堂の交流ホールで金沢ジャズスクエア2010というイベントを行っていたので,その一部を聴いてきました。まず,金沢駅コンとして行われた金沢大学モダン・ジャズ・ソサエティ(MJS)によるビッグ・バンド・ジャズを聴きました。

今日の金沢はものすごく蒸し暑く,金沢駅コンコースも蒸し風呂状態でした。聴く方も演奏する方も汗だくになっての演奏でした。しかし,この気分もまたジャズ的で,間近で聴いたこともあり,大変迫力のあるサウンドを楽しむことができました。

その後,音楽堂に移動し,守屋純子さんによる「ジャズ入門講座」を聴いてきました。ジャズというのは,一種のスタイルで,「ジャズのリズムとハーモニーをつければ,何でもジャズになる」ということを童謡の「夕焼け小焼け」を例に,どんどんジャズらしくなっていく過程を,守屋さんの実演を交えて,説明していただきました。私自身もジャズというのは,クラシック音楽の応用のようなもの=根底は同じと考えていましたので,大変分かりやすく感じました。

クラシック音楽の場合,楽譜どおりに演奏するのが常識ですが,ジャズの場合は,それを即興的に変更して演奏します。作曲者よりは演奏者の個性が前面に出る,自由裁量の非常に大きいジャンルということになります。この「自由な音楽」という側面ですが,私自身,やはり,あまりに自由過ぎる音楽には付いていけない部分があります。演奏者によるアドリブと作曲者のオリジナルを比較した場合,やはり,時間を掛けて練り上げた譜面の方が客観的に見て面白いのではないか,という気がどうしてもします。どうもジャズのアドリブについては,どれもこれも饒舌すぎる気がするのです。井上道義さんがよく言っているのですが,「普通に演奏しても,演奏者の個性はにじみ出るもの」という気がします。

クラシック音楽系の奏者の演奏の中にも「ジャズ的」な側面はあるし,ジャズ系の奏者の中にもクラシック音楽的な側面があると思います。結局のところは,ジャズとクラシックについては,大きな区別をする意味はなく,どれぐらいの自由裁量が良いか,という好みの問題になると思います。というわけで,私の場合に当てはめると,自由過ぎるジャズよりは,「ジャズ風味」ぐらいが好みかな,と今回の話を聴きながら感じました。

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