OEKのCD

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2010年9月5日 - 2010年9月11日

2010/09/08

井上道義さんの新作能「大魔神」を見てきました。

今回のOEKの「もっとカンタービレ」シリーズは、井上道義さんの構成による新作能、その名も「大魔神」でした。伝統的な能の感覚からすると、禁じ手だらけの作品だったと思いますが、渡邊荀之助さんのの声は、貫禄十分で、作品全体を「能」として引き締めていました。

作品の方は、井上さんの岩城さんに対する思いを描いた、やや私小説的なもので、少々饒舌過ぎるかなと思いました。プレトークで、ストーリーを説明されていましたので、井上さん自身の語りはもう少し控え目にし、音楽と能で語って欲しいと思いました。

最初に出てきたのが伊福部昭さんの「大魔神」の音楽というのが意表を付いていて、大変面白かったのですが、その後の部分は急に、スケールが小さなり、少々期待はずれでした。最後の部分のモーツァルトのグランパルティータのアダージョにあわせて、能が舞われる部分は、全曲のクライマックスでした。井上さんは、この部分を表現したかったのだな、ということがしっかり伝わってきました。

最後にモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」風の明るいエンディングとなり、出演者全員が舞台に登場するのは、面白かったのですが、やはり、「能」の後にはやや違和感を感じました。

というわけで、全体としては成功作とは言えなかったと思うのですが、「能を分かりやすく見せたい」という意図には共感できるものがありました。日本の芸能でいうと、井上さんの場合、能よりは歌舞伎向きの気もしますが、今度は、新作歌舞伎はいかがでしょうか?

2010/09/05

金沢21世紀とOEKが完全に合体!祝プリツカー賞 建築と音のアンサンブルは大盛況

金沢21世紀美術館の設計者の妹島和世さんと西沢立衛さんが、建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞したのを記念して、21世紀美術館の展示物を完全に取っ払い、その代わりにOEKメンバーが各展示室で室内楽演奏を行うという大変面白いイベントが行われました。

入場無料ということもあったのですが、美術館はいつもにも増して大盛況で、お祝いムードいっぱいでした。この美術館が兼六園の斜め前に出来た時は、一体どうなるのかなとも思ったりしましたが、金沢にはなくてはならない施設として完全に定着したと思います。何よりも素晴らしいのは、展覧会の内容よりは、建物自体が愛されている点です。街の真ん中にこういう美術館のある金沢市は本当に恵まれていると思います。

さて、今日のイベントですが、数カ所同時に15分単位で室内楽の演奏会が行われましたので、だんだんと「ミニ・ラ・フォル・ジュルネ金沢」のような雰囲気になってきたのがとても面白いと思いました。どの展示室も人で溢れており、21世紀美術館の快挙を市民で祝うには最高の企画だったと思います。

今回の21世紀美術館とOEKによる大胆なコラボ企画は、相乗効果でどちらにも大きなPRになったと思います。見事なWINーWIN企画ということで、是非、続編にも期待したいと思います。

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