OEKのCD

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« 石川県立音楽堂&OEK情報誌CADENZA Vol.34が発行されました。 | トップページ | 石川県立音楽堂開館10周年イベントは,県民参加型企画続々。バックステージツァー,パフォーマンスSHOW,生オケ歌合戦,秋川さんと歌う「千の風」#oekjp »

2011/07/14

OEK定期Fは,モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ(ハイライト)。笑福亭松喬さんの人情味溢れる語り+大阪音大オペラ研究室+金聖響/OEKで親しみやすい関西風世話物に変貌。お見事 #oekjp

7月後半からOEKは海外公演に出かけるので,今日のファンタジー公演が今シーズンの最後の定期公演ということになります。今回は,《ぺらぺらオペラ笑劇場》第2弾として,落語家の笑福亭松喬さん,大阪音大オペラ研究室の皆さん,金聖響/OEKのコラボレーションで,モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」のハイライトが演奏されました。

一種,演奏会形式による上映といえるのですが,なんといってもベテラン落語家の松喬さんのナビゲーションが人情味たっぷりで,オペラ全体が関西風になっていました。レチタチーヴォに当たる部分は全部カットされており,その分を松喬さんが説明していたのですが,これが大傑作でした。イタリア映画に「なんでやねん」と関西弁の吹き替えを入れているような,夫婦漫才とか世話物歌舞伎を思わせるような,何とも言えない面白みがありました。ドン・ジョヴァンニが「殿さん」になっていたり,マゼットを「しばいたり」「どついたり」,カタログが「愛人名簿」になっていたり,字幕でも笑わせてくれました。

金聖響さんの指揮の方はいつもどおり,古楽奏法を意識したもので,序曲をはじめとして,ものすごく速いテンポで演奏されている曲がありました。そのこともあり,大変若々しい「ドン・ジョヴァンニ」になっていました。歌手の皆さんは,全般に小粒で,軽量級でしたが,金聖響さんの作る音楽には,よく合っている面もありました。

後半の「地獄落ち」の部分は,騎士長の銅像が,松喬さんが語っていたとおり,かなり珍妙なもので,シリアスな音楽とはややミスマッチな部分はありました。その分,最後の大団円の部分が爽やかでした。

ストーリーが大変分かりやすく要約されていながら,丁度良い具合に見ごたえもあり,これ以上ない「ドン・ジョヴァンニ」入門になっていました。是非,ぺらぺらオペラの第3弾に期待したいと思います。

« 石川県立音楽堂&OEK情報誌CADENZA Vol.34が発行されました。 | トップページ | 石川県立音楽堂開館10周年イベントは,県民参加型企画続々。バックステージツァー,パフォーマンスSHOW,生オケ歌合戦,秋川さんと歌う「千の風」#oekjp »

コメント

このシリーズはアキラさんのOEK-POPSと並んで、クラシックをリラックスして楽しめるよい企画ですよね。今回は全編オペラだったので、前回より一段と楽しめました。

ドン・ジョヴァンニは近松の"世話物"なんかに類似する内容なので(本当か?)関西人のややえげつないノリが無理なく合う感じでした。
・・・えげつないなんて、関西の方ごめんなさいね。かくいう私も関西人と北陸人のハーフなんで、そのあたりの感覚は自然に楽しんでしまいました。

ややもすると冗長になるオペラを、この方法だと手短に面白く体験できるので、このシリーズはぜひ長く続けて欲しいと思います。
ただし、あまりシリアスなオペラには不向きかもしれませんがね・・・というわけで、次回は「コジ」あたりを期待しております。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 石川県立音楽堂&OEK情報誌CADENZA Vol.34が発行されました。 | トップページ | 石川県立音楽堂開館10周年イベントは,県民参加型企画続々。バックステージツァー,パフォーマンスSHOW,生オケ歌合戦,秋川さんと歌う「千の風」#oekjp »

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック