OEKのCD

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2011/08/27

IMA日本海交流コンサートへ。山根一仁,クララ=ジュミ・カン,南紫音,ホァン・モンラ 4人のヴァイオリニストとの共演&競演。久しぶりにオーケストラの響きも堪能 #oekjp

このところ演奏会通いが立て込んでいます。今日は,IMA日本海交流コンサートで,久しぶりにフル編成のOEKの演奏を聞いてきました。とはいえ,今回の主役は4人の若手ヴァイオリニストでした。いしかわミュージックアカデミー(IMA)受講生だった,山根一仁,クララ=ジュミ・カン,南紫音,ホァン・モンラの4人のヴァイオリニストが次々登場し,OEKと共演しました。それぞれの個性が発揮されており,同音異義語の「競演」にもなっていました。

特に印象に残ったのは,やはりクララ=ジュミ・カンさんによるコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲でした。今回はこの曲を聞くのがいちばんの目的でした。ハリウッド大作映画の香りと20世紀の作品らしい斬新さを兼ね備えたような作品をクララさんは,時に濃厚に,時に鮮やかに聞かせてくれました。こうやって聞いてみると,バーバーのヴァイオリン協奏曲にも似た雰囲気があります。来年辺り,この曲を聞いてみたいものです。

物凄い勢いで「カルメン」を熱演した山根一仁さん,重苦しくならず,鮮やかに「ツィガーヌ」を演奏した南紫音さんの演奏も良かったのですが,最後に登場した,今回からIMAの講師にもなったホァン・モンラさんのチャイコフスキーも印象的でした。

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の演奏では,昨年聞いた,五嶋みどりさんによる限界まで張りつめたような緊張感漂う演奏を思い出しますが。モンラさんの演奏は,暖色系・脱力系といった演奏でした。もちろん技巧的には大変安定しているのですが,くすんだ落ち着いた色合いのある演奏で,聞きながら,「さすが大人だ(一般的にはまだまだ若手という年齢ですが)」と実感しました。この曲は,すごい勢いで熱演しても面白いのですが,これだけ何回も演奏されてくると,いろいろなタイプの演奏を聞きたくなります。今回のモンラさんの演奏は,そういう「熱演タイプ」を敢えて避けているようなところがあり(その点では,物足りないと感じた人もあったかもしれません),私には,大変面白く聞くことができました。

最初に演奏された,OEK+IMAによるレスピーギのリュートのための古代舞曲とアリア第3番も楽しめました。IMA単独で演奏するのかと思っていたら,OEKとの合同による大編成の弦楽合奏でした。これがまた素晴らしい演奏でした。BGM的に使われることもある曲ですが,今回の演奏には,壮大な叙事詩を見るようなスケール感がありました。

この演奏会には,現在音楽堂で行っている文屋充徳さんによるコントラバス講習会の受講生も参加していましたが,さらにステージ上には,今日から行われる「井上道義による指揮講習会」の受講生のメンバーまで座っていました(「皆さん,ステージ上でOEKを指揮したいでしょう?」と「餌」を見せる意図?)。8月末の音楽堂でのイベント総結集という感じで,どこか華やいだ気分がありました。この雰囲気は,是非,今後も続けていって欲しいと思いました。

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