OEKのラ・ロック・ダンテロン公演(8月2日)を視聴中。演奏会の雰囲気が丸ごと伝わってきます。OEKメンバーのアップも多く,OEKファン必見。#oekjp
OEKは,2年ぶりの海外公演から無事戻ったばかりですが,その最終公演のライブ映像をWeb上で見られるようになっています。見られるのは次の演奏会です。
ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭2011
2011年8月2日(火)21:00~フロラン城公園
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
シューマン:ピアノ協奏曲
(チッコリーニさんによるアンコール2曲)
ベートーヴェン:交響曲第7番
●演奏
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
井上道義指揮オーケストラ・アンサンブル金沢(コンサートミストレス:アビゲイル・ヤング)
このビデオ映像には,次のとおり恒久的なURLが付与されているのですが,サイトの方に画像も貼り付けられるようになっていましたので,演奏を聴きながら作業をしてみました。
http://liveweb.arte.tv/fr/video/Aldo_Ciccolini_Michiyoshi_Inoue_la_Roque_d_Antheron/
↓下に絵が出るかと思ったのですが,うまく出ないですね。
iPadのブラウザで見られないのは残念ですが,ルネ・マルタンさんが絶賛したとおり,とても雰囲気の良い演奏会になっています。それを2時間以上,丸ごと収録しています。カメラの映像も素晴らしく,見ていて飽きません。チッコリーニさんと井上道義さんのアップが多いのはもちろんですが,オーケストラの楽器のソロが出てくると,パッとOEKメンバーのアップにんるのが嬉しいですね(心なしか,女性奏者のアップが多いような気が...)。
チッコリーニさんの演奏は,ベートーヴェンの3番の最初の部分では,「一瞬大丈夫かな」と思わせるところがありましたが,段々とその自由で淡々とした味わいが浸み渡ってきて,「フランスの森にしみいるピアノかな」(失礼しました)といった独特の空気を作っています。シューマンの最後の方などは,かなり手に汗握るようなところもあるのですが,それが実に感動的です(シューマン演奏後の井上さんが実にうれしそう)。86歳のピアニストならではの演奏だと思います。
その後,アンコールが2曲演奏されています。1曲目は,恐らくシューベルトの曲だと思います。今年のラ・フォル・ジュルネ金沢でミシェル・ダルベルトさんがアンコールで弾いた曲と同じだと思います。2曲目はドビュッシーの前奏曲集第1巻の「ミンストレル」。武骨な感じがとってもユーモラスな演奏でした。お客さんの拍手は非常に熱狂的ですが,チッコリーニさんも本当にお元気です。チッコリーニさんとOEKによる金沢公演を期待したいところです。
野外コンサートホールなので残響は少なく,よく聞くとセミの声も入っている気がしますが,夏の夜の雰囲気にぴったりの音楽祭です。後半のベートーヴェンの7番の方は,また後で聞いてみたいと思います。
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私は、OEKのTwitterで教えて頂いた後にすぐアクセスして、2時間聞きました。
2曲のピアノ協奏曲、特にシューマンの協奏曲は圧巻でした。どちらもチッコリーニさんとOEKの演奏が、胸を突くものでした。
ベト7はもういうことないです。2楽章は鎮魂、何かフランスの皆さんへの、震災、そしてそれからの立ち上がり、復興を表現しているようにさえ思いました(思いこみすぎかもしれませんが)。
私のFBでも友人たちに紹介しました。
投稿: katsuomaru | 2011/08/12 07:37
katsuomaruさん こんばんは。
チッコリーニさんとOEKの共演は,ルネ・マルタンさんをはじめ,多くの人の心に残る演奏になったようですね。これを機会に,OEKは,この音楽祭の「常連」になるかもしれませんね。
投稿: 管理人hs | 2011/08/20 00:19