OEKのCD

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2011/10/06

OEK定期公演。メイエさんの指揮とクラリネットを楽しみました。モーツァルトのクラリネット協奏曲は,”これがモーツァルトだ!”という感じの自由自在の演奏。ベートーヴェンの7番の方はちょっと淡泊な印象 #oekjp

OEKの定期公演,今回はクラリネット奏者として著名なポール・メイエさんの指揮&演奏による,モーツァルトとベートーヴェンというプログラムでした。メイエさんがOEKと共演するのは,ラ・フォル・ジュルネ金沢の2年目以来,2回目のことです。その時は井上道義さん指揮のOEKとの共演で,モーツァルトのクラリネット協奏曲を演奏しましたが,今回はメイエさんの”吹き振り”によってこの曲が演奏されました。”吹き振り”というのは珍しいケースですが,実際のところはコンサートミストレスのアビゲイル・ヤングさんにリードをお任せし,純粋にソリストとして演奏しているようでした。

今回の演奏ですが...これこそモーツァルトという演奏でした。ラ・フォル・ジュルネの時以上に自由な雰囲気のある演奏だった気がします。モーツァルトの曲の多くには,神童のまま大人に成長してしまった,天真爛漫さがありますが,今回のメイエさんとOEKによる演奏も,快速のスピードに乗った,変幻自在の演奏でした。テンポ設定はメイエさんの希望のテンポだと思いますが,ヤングさんを中心としたOEKの演奏も大変積極的で,非常にストレートな演奏にも関わらず,魅力的なニュアンスの変化満載の演奏でした。メイエさんのクラリネットの音には輝かしい明るさがあり,音楽全体に勢いがあるのが魅力的でしたが,そのテンポがふっと遅くなったり,ちょっと音量が小さくなると,一瞬,陰りが漂います。この一瞬の変化がモーツァルトですね。第2楽章の秋の高い青空のような澄んだ世界,第3楽章の疾走感。さらりと深く考えずに演奏しているようで,実は味わい深い,という素晴らしい演奏でした。

最初に演奏された,モーツァルトの「エジプト王タモス」と後半に演奏されたベートーヴェンの交響曲第7番では,メイエさんは,純粋に指揮に専念していました。こちらの方は,やや淡泊かなと感じました。特にOEKが何回も演奏している,ベートーヴェンについては,軽快さはあるものの,粘着するようなしつこさが感じられず,ちょっと物足りなかったですね。この曲については,リズムの激しさと同時に,じわじわと高揚するようなベートーヴェン的な盛り上がりが,やはり欲しいかなと思いました。最終楽章のコーダの非常にキレの良い明るい音楽は魅力的でしたが,あまり汗臭さがなく,「秋の運動会」的な気楽な印象を持ってしまいました。

というわけで,やはりメイエさんの本領は,モーツァルトかなと実感した次第です。機会があれば,メイエさんについては,金沢でリサイタル公演なども聞きたいものです。

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