OEKのCD

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2011年6月19日 - 2011年6月25日

2011/06/22

山田和樹指揮OEK定期公演 OEKファンも納得の古典交響曲。渡辺俊幸:ドラム協奏曲では,デイヴィッド・ジョーンズさんの驚くべきドラムの世界が広がりました。 #oekjp

今回のOEKの定期公演は,当初,ロジェ・ブトリーさんが指揮をするはずでしたが,急病のため山田和樹さんに変更になりました。曲目の変更はなかったようで,近現代のラテン系の作品と渡辺俊幸さん作曲によるEssay for Drums and Small Orchestra が組み合わさったプログラムが演奏されました。

最初に演奏された,プロコフィエフの古典交響曲は,岩城さん時代からOEKが繰り返し演奏してきた十八番です。山田さんの作る音楽は大変明快かつダイナミックでした。この曲を聞きなれている古くからのOEKファンも納得という見事な演奏だったと思います。前半の後半に演奏されたクープランの墓もOEKのお得意の曲です。ここでは水谷さんのデリケートな味わいのあるオーボエを中心に落ち着いた気分のある演奏を楽しむことができました。

後半まず,この日の「目玉」と言っても良い,渡辺俊幸さん作曲によるEssay for Drums and Small Orchestra が演奏されました。この曲は,ドラム奏者のデイヴィッド・ジョーンズさんとOEKのために数年前に書かれた曲です。ドラム協奏曲という設定自体,大変面白いのですが,曲想の方も素晴らしく,次から次へと万華鏡のように音楽が沸き出てきます。楽しげにドラムを叩くジョーンズさんのキャラクターにもぴったりで,多彩で楽しいドラムの世界にホール全体が包まれました。ジョーンズさんの発散する明るさは「天性の明るさ」と言っても良いもので,この曲を聞いたすべての人が,幸福感を感じたのではないかと思います。

プーランクの粋な小品の後,最後にファリャの三角帽子第1組曲が演奏されました。それほど大きな編成でなくても演奏できる曲ですが,山田さんの作る音楽は,とても伸びやかで,颯爽としたスケールの大きさを感じました。
ただし,この曲の最後の和音は,「終わった感じ」でないので,演奏会のトリで聞くにはどうしても物足りなさが残ります。以前,ヴァレーズさんも同じ曲で締めたことがありますが,フランスの指揮者はこの第1組曲が好きなのでしょうか?良い曲ではあるのですが,いつも「ちょっと変?」と感じる曲です。

終演後はサイン会がありました。山田さんとジョーンズさんからサインを頂いた後,出口に向かおうとしたした時,渡辺俊幸さんも登場されました。せっかくの機会なので,渡辺さんの作品について質問してみたところ,「ドラムのパートもしっかり楽譜は書いていますが,カデンツァの部分はジョーンズさんのアドリブ」とのことでした。まさにこのお二人のコラボレーションで出来た作品と言えます。こういう情報を気軽にご本人から聞けてしまうのも,金沢の演奏会ならではですね。

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