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2011年9月25日 - 2011年10月1日

2011/09/29

ウラディミール&ヴォフカ・アシュケナージ デュオリサイタル@金沢 ピアノによるシンフォニックな室内楽!やはりラフマニノフは最高。ヴォフカさんは紙の譜面ではなくiPadを使用

今日は石川県立音楽堂コンサートホールで行われた,ウラディミール&ヴォフカ・アシュケナージの親子デュオ・リサイタルを聞いてきました。2台のピアノのコンサートと言えば,ラベック姉妹,アルゲリッチといろいろな男性ピアニストといった「華麗&丁々発止」という印象があったのですが,今回のアシュケナージ親子によるデュオは,もう少し濃密で,がっちりと制御された室内楽といった印象を持ちました。ただし,それが堅苦しくはなく,詩的で抒情的な雰囲気を持っているのが素晴らしいと感じました。

演奏された曲の中では,今回初めて聞いたラフマニノフ/組曲第1番「幻想的絵画」op.5が本当に美しい演奏でした。同じ音型が繰り返される箇所が多かったのですが,それが非常に心地よく,タイトルにあるとおり,幻想的な雰囲気を描きだしていました。父上の方は,全体を通じて低音部でしっかり支えていることが多かったのですが,そのさりげないスケールの大きさは,やはりロシア的なのかな,と思いました。

後半最初に演奏された,ヴォフカさん編曲による「はげ山の一夜」は,お馴染みのリムスキー=コルサコフ版を,ピアノ2台に編曲したもので,それほどおどろおどろしい感じはしませんでしたが,2人による掛けあいが,しっかり楽しめました。朝になって悪霊が退散する辺りの誠実な清々しさもアシュケナージさんの人の良さが出ているようで,良いなぁと思いました。

最後のラ・ヴァルスもそれほど,どぎつい表現はなかったのですが,物足りないということはありませんでした。二人ががっちりタッグを組んで,オーケストラの演奏を再現しているような,シンフォニックなまとまりの良さを感じました。

演奏後はサイン会が行われました。新発売CDの販売促進の会という感じでしたが,すっかりラフマニノフの組曲が気に入ってしまいましたので,お二人による新譜をついつい買ってしまいました(今回は,リーズナブルな価格設定で,しかも,OEK定期会員は1000円引きで入場できました。しかも公演パンフレットも入場料に含まれているという良心的な演奏会でした。そのこともありCDを購入しました)。

ヴォフカさんに,「iPadをステージで見るのは初めてです」と話しかけてみたら,「日本で買った」とおっしゃられていました(今回の来日中なのかは不明ですが)。「とても便利そうです」と言ったところ,「そのとおり」という感じの反応をされていました。

お父上の方には,「金沢にまた来られることを楽しみにしています」と言ってみました。個人的には,アシュケナージさんの引き振りで後期のモーツァルトのピアノ協奏曲を期待しています...が,そこまでは伝えられませんでした。

いずれにしても,最近はピアニストとしてのアシュケナージさんを聞く機会が減っていますので,そのことだけでも大満足の演奏会でした。こうなったら(?),アルゲリッチさん辺りも金沢に来てくれないですかねぇ。

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