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2011年10月23日 - 2011年10月29日

2011/10/24

もっとカンタービレ第28回「OEK名誉コンサートマスター マイケル・ダウスを迎えて」 モーツァルトとベートーヴェンの「大きな室内楽」2曲の組み合わせは,このシリーズでは珍しいオーソドックスな構成。かえって新鮮に感じました。#oekjp

今晩は,OEK室内楽シリーズもっとカンタービレ第28回「OEK名誉コンサートマスター マイケル・ダウスを迎えて」を聞いてきました。このシリーズでは,比較的短めの曲が4曲ほど演奏されることが多いのですが,今回は,モーツァルトの弦楽五重奏曲ハ長調,K.515とベートーヴェンの七重奏曲の2曲だけ,というこのシリーズには珍しい,シンプルでオーソドックスな構成でした。その点がかえって新鮮でした。ただし,オーソドックスといっても,七重奏とか五重奏といった,「大き目の室内楽」を聞けるのは,このシリーズならではです。

今回は,前半・後半ともOEKの名誉コンサートマスターのマイケル・ダウスさんのヴァイオリンを中心とした室内楽でした。モーツァルトの五重奏曲の方は,交響曲でいう「ジュピター」に当たる,室内楽の名曲と言われているのですが,生で聞くのは今回が初めてです。第1楽章の冒頭から,大澤さんのチェロとダウスさんのヴァイオリンの「ステレオ効果」が面白く(生ならでは),ゆったりとした気分で楽しむことができました。5人編成ということで,丁度真ん中に紅一点のヴィオラの古宮山さんが来て,ロス・インディオス&シルヴィア(古い)とかピンキーとキラーズ(さらに古い)のようだな,とわけの分からないことを考えながら聞いてしまいましたが,この古宮山さんのヴィオラもダウスさん,大澤さんとしっかりバランスを取って,堂々と存在感をアピールしていました。

後半のベートーヴェンの七重奏曲の方は,管楽器3+弦楽器4の室内楽ということで,室内楽というよりはミニ・オーケストラという響きでした。前半は弦の音一色でしたので,この曲の最初の和音が響くと,鮮やかだなぁと気持ちが晴れやかになりました。全体で40分ほどもある大曲ですが,今回の演奏は,全体的に大変キビキビしており,まったく長さを感じませんでした(どちらかというと,前半のモーツァルトの曲の方がちょっと長いと感じてしまいました)。第1楽章の主部などでは,ダウスさんのヴァイオリンを支える,キビキビとしたリズムも快適でした。

中間部のメヌエットとか変奏曲辺りはディヴェルティメント風ですが,弛緩することなく,ここでもキビキビとした音楽を聞かせてくれました。全曲を通じて特にクラリネットやホルンの音が加わると,曲の気分が大きく広がる気がしました。 ベートーヴェンの交響曲第1番と同じ時期に作られた若さ溢れる魅力的な作品を,ダイナミックに聞かせてくれた,楽しい演奏だったと思います。

このところピアノ音楽ばかりを聞いていたので,弦楽器と管楽器による気持ちの良い音楽を聞いて,丁度良い気分転換になった気がします。10月は「ダウスさんの月」でしたが,名コンビ健在ということを実感できた演奏会でした。

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