OEKのCD

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« 明けましておめでとうございます。OEKニューイヤーコンサート2012は山田和樹さん指揮による大きな流れのある「英雄」とモナ=飛鳥・さんのピアノによるグリーグ。恒例OEKどら焼き付きでした。#oekjp | トップページ | ゴトーニ・ウィーク開幕。ラルフ・ゴトーニさんの弾き振りによるOEK定期公演M。ハ短調からハ長調へとつながるまとまりの良い、考えられたプログラミングを堪能。OEKのしっかりとした硬質な音と反応の良さも見事 #oekjp »

2012/01/14

本日は新田ユリさん指揮金沢大学フィルの定期演奏会を聞いてきました。ブラームスの交響曲第1番は、お見事!応援のしがいのある演奏でした。カレリア組曲も期待どおり。やはり良い曲です。

毎年、センター試験1日目の夜は、金大フィルの定期演奏会です。今年は、昨年に続き新田ユリさん指揮でした。毎年のように行っていたつもりなのですが、昨年は行けませんでしたので、2年ぶりということになります。

今年のメインプログラムは、ブラームスの交響曲第1番でした。昨年の定期演奏会で取り上げた、チャイコフスキーの交響曲第5番と並んで、アマチュアオーケストラが取り上げる曲の「定番」と行っても良い作品です。昨年、金沢では、ダニエル・ハーディング指揮マーラー・チェンバー・オーケストラで聞いた曲ですが、今回の金大フィルの演奏も素晴らしい演奏でした。学生オーケストラの良さがしっかり発揮された、聞きごたえのある演奏でした。個人的な感動の度合からすると、ハーディング指揮MCOにも決して劣らない演奏でした。

第1楽章の最初の部分が、予想外に速いテンポだったのには驚きましたが、その推進力が主部では堂々とした力感のある音楽になり、曲全体を一貫していました。新田ユリさんは、若いエネルギーを発散させるだけではななく、非常に安定感のある音楽を聞かせてくれました。安心感と熱さがとてもバランス良く共存していたのが素晴らしいと感じました。

それと、何より各楽章ともソロが素晴らしいと思いました。この曲には、オーボエ、ホルン、クラリネット、フルート...とそれぞれに聞かせどころがあります。いずれもしっかりと聞かせてくれました。特にオーボエが素晴らしかったと思います。第2楽章後半のコンサートマスターによる透き通るようなソロも良かったし、第4楽章の有名な主題の弦楽合奏も感動を秘めた美しさがありました。

この曲の場合、聞きどころが多く、それぞれのポイント、ポイントで応援しながら聞いてしまいます。今回の演奏は、それらをしっかりとクリアしており、「良い演奏を聞かせてくれてありがとう。」という感じの演奏でした。

1曲目の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲は、テンポは堂々としていたものの、どこか練習曲っぽい感じでしたが、2曲目のシベリウスのカレリア組曲は、期待どおりの演奏でした。指揮の新田さんは北欧音楽のスペシャリストということで、最初の弦楽合奏のザワザワとした音から1曲目と空気が違っていました。

最初の「間奏曲」は、タンバリンの後打ちのリズムを刻んでいるのが昔から好きで、聞いているうちに、ちょっとポップスっぽく感じてしまいます。「行進曲風に」は、さらに有名な曲ですが、こちらの方も、「いかにもシベリウス」という感じの「トランペットの合いの手」が好きだったりします。行進曲だけれども、聞いているとどこかせつなくなる感じも大好きです。第2曲「バラード」に出てくるコールアングレの長いソロもしっかり聞かせてくれました。こちらもまた、うブラームスに劣らない、大満足の演奏でした。

アンコールでは、シベリウスの「アンダンテ・フェスティーヴォ」が演奏されました。新田さんからの最高のプレゼントという感じの素晴らしい弦楽合奏を聞かせてくれました。

金大フィルを中心とした石川県内の学生オーケストラとOEKは2月末に合同でブルックナーの交響曲第5番という大曲に挑みますが、それへの期待が一層高まった、演奏会でした。

« 明けましておめでとうございます。OEKニューイヤーコンサート2012は山田和樹さん指揮による大きな流れのある「英雄」とモナ=飛鳥・さんのピアノによるグリーグ。恒例OEKどら焼き付きでした。#oekjp | トップページ | ゴトーニ・ウィーク開幕。ラルフ・ゴトーニさんの弾き振りによるOEK定期公演M。ハ短調からハ長調へとつながるまとまりの良い、考えられたプログラミングを堪能。OEKのしっかりとした硬質な音と反応の良さも見事 #oekjp »

コメント

OEKfan管理人様

新年厳しい寒さと雪が続いています。お元気でお過ごしでしょうか。このたびは身に余るご感想をいただきありがとうございました。学生たちも夏から頑張ってきた努力が報われました。ありがとうございます。2年続けて定期演奏会のタクトを持つという異例の事態でしたが、この2年間金沢大学のみなさんと幸せな音楽の時間を持つことができました。とても感謝しています。学生たちは次はOEKのみなさんとの共演ですね。また熱いステージになることを確信しています。
寒さ続きます。どうぞご自愛ください。
新田ユリ 

新田ユリ様
メッセージをいただき,ありがとうございます。このところの金沢はとても寒いのですが...冷や汗をかいております。と同時に感激しています。

金大フィルの定期演奏会は,OEKの定期演奏会などと並んで,金沢のクラシック音楽界には欠かせないイベントだと思っていますので,できるだけ聞きに行くようにしています。学生さんたちの演奏は,恐らく,彼らの一生の間に何回もないような出来事だと思います。私の感想の方は,全然あてにはならないのですが,何か痕跡を残しておきたいなと思い,レビューの方を書いています。

今回の演奏会は,特にすばらしいと感じました。是非また,金大フィルとの再演を期待しています。ツイッターの方で,「OEKでもシベリウスの交響曲を演奏できるのでは?」といった声もありましたが,機会がありましたら,「雪の金沢」で新田先生指揮のシベリウスの交響曲を聞いてみたいと思っています。

それでは,今後のますますのご活躍をお祈りしています。ありがとうございました。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 明けましておめでとうございます。OEKニューイヤーコンサート2012は山田和樹さん指揮による大きな流れのある「英雄」とモナ=飛鳥・さんのピアノによるグリーグ。恒例OEKどら焼き付きでした。#oekjp | トップページ | ゴトーニ・ウィーク開幕。ラルフ・ゴトーニさんの弾き振りによるOEK定期公演M。ハ短調からハ長調へとつながるまとまりの良い、考えられたプログラミングを堪能。OEKのしっかりとした硬質な音と反応の良さも見事 #oekjp »

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック