OEKのCD

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2012/02/12

ほくでんふれあいコンサート 辻井伸行with金聖響指揮OEKを聞いてきました。辻井さんのピュアな音楽+非常に壮麗な「ジュピター」を楽しんできました。#oekjp

毎年恒例,北陸電力主催のほくでんふれあいコンサート。今年は人気若手ピアニストの辻井伸行さんと金聖響さん指揮OEKの共演でした。プレイガイドでチケットは発売せず,抽選に当たった人だけが,比較的リーズナブルな価格で参加できる演奏会ということで,実は一旦はハズレになったのですが,チケットが「当りすぎた」知り合いからチケットが流れてきて,無事行けることになりました。会場はほぼ満席でした。

最初に「フィガロの結婚」序曲が演奏された後,金聖響さんに手を取られて,辻井さんが登場すると,拍手が一段と大きくなりました。

辻井さんのピアノを生で聞くのは,今回が初めてでした。不純物が全然ないような,大変素直な音楽を聞かせてくれました。タッチに乱雑なところがなく,金聖響さん指揮OEKによる透明度の高い音楽とあわせ,モーツァルトの協奏曲第21番の雰囲気にはぴったりでした。

ただし,これまで映像で見てきた辻井さんの雰囲気からは,ちょっとイメージが違う気がしました。もう少し天真爛漫な伸びやかな音楽を聞かせてくれるのかなと思っていたのですが,かなり内向的な印象を持ちました(いつも聞いている場所よりも後方で聞いていたせいかもしれません)。技術的には,言うことのない演奏なのだと思いますが,どこか,大人になりそうで,なっていないようなナイーブさを感じました。その辺が魅力とも言えるのですが,まだまだ成長過程にあるピアニストなのではないか?と感じました。

アンコール曲では,トルコ行進曲と映画「神様のカルテ」の中の自作曲が演奏されました。

後半は,モーツァルトの「ジュピター」が演奏されました。金聖響さん指揮OEKのモーツァルトといえば,落語版「コシ・ファン・トゥッテ」ぐらいしか聞いたことがありません。交響曲を聞くのは,意外にも初めてのような気がします。が,このコンビならではの聞きごたえのある演奏を聞かせてくれました。

第1楽章,第4楽章とも,かなりどっしりとしたテンポで演奏されていました。弦楽器は,いつもどおり,透明度の高いすっきりとした音を聞かせてくれましたが,全体の構えが大きいので,非常に壮麗でした。両楽章とも繰り返しをしっかり行っており(多分),演奏時間も40分ぐらいはかかっていた気がします。特に最終楽章は,各声部の絡み合いの見通しが良く,重苦しさはないのに,スケール感たっぷりでした。中間の2つの楽章は,反対にやや速めのテンポでしたが,しっかりとエネルギーが満ちており,物足りなさは感じませんでした。

アンコールは,ディベルティメントK138の第2楽章でした。これもこのコンビならではの,精緻で透明感のある演奏でした。聖響さんとOEKによるモーツァルト・シリーズに期待を抱かせてくれるような演奏だったと思います。

PS. この日は,「辻井さん目当て」のお客さんが多かったようで,定期公演の時とはかなり客層が違っているように感じました(拍手のレスポンスが悪く,お客さんの数の割に,拍手の量が少なかったですね。)。逆に言うと,お客さんの層を広げるには絶好のプログラムだったのではないかと思います。

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