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2012/04/22

第11回北陸新人登竜門コンサート:弦楽器部門。山徳理紗さんのハープは宝石のような美しさ。OEKヴィオラの丸山萌音揮さんのヒンデミットは非常に聞かせる堂々たる演奏。金沢的スター誕生? #oekjp

やわらかい春の雨の中、第11回北陸新人登竜門コンサートを聞いてきました。今年は弦楽器部門でしたが、オーディションの合格者はハープの山徳理紗さん一人だけでした。その代わりに、OEKの弦楽メンバーなどがソリストとして登場し、合計4曲が演奏されました。

最初の シュニトケのモーツ-アルト・ア・ラ・ハイドンは、数年前に聞いたことがありますが、井上さん自身が、「指揮者を演じている」ような指揮ぶりで、お得意のパフォーマンスを楽しませてくれました。OEKメンバーによる「指揮者の指示に従わない」演奏も楽しめました。

2曲目は、ユジョン・イさんという昨年の夏,OEKが韓国で演奏会を行ったときにOEKと共演した若い女性チェリストとの再共演で、チャイコフスキーのロココ変奏曲が演奏されました。曲は、井上さんとOEKによって憧れに満ちた表情たっぷりでしっとりと始まりました(この日は、前の方の座席で聞いていたので、指揮者の表情がとてもよく見えました)。イさんの演奏は、それに応えるにしては、ちょっと若いかな、という感じで、ちょっとバリバリ弾きすぎている印象がありましたが、しっかりと聞かせてくれる演奏でした。

井上さんは、トークで、これからは「韓国でOEKの定期演奏会を行いたい」といったことをおっしゃられていました。実現すると面白いなと思いました。

後半は、まずOEKのヴィオラ奏者の丸山萌音揮さんがソリストとして登場し、ヒンデミットの「白鳥を焼く男」を演奏しまいした。あまりなじみのない曲なのですが、実演で聞くと大変面白い曲でした。中世ヨーロッパの放浪する楽人を描いた曲ということですが、丸山さんの演奏姿がそのキャラクターにしっかりと重なって聞こえました。ヴィオラといえば、「地味」という印象があるのですが、丸山さんの音は、とても朗々と明るく響き、聞きごたえがありました。

演奏後、井上さんをはじめ、OEKメンバーはとても嬉しそうな表情をされていました。「あっぱれ」というシールを貼ってあげてくなるような、熱の入った演奏で、会場はとても良い雰囲気になりました。井上さんは、その後のトークで、さらにフォローをされていましたが、その髪型や個性的なお名前に含め、今回の独奏で、金沢の聴衆の間で、一気に存在感を増したのではないかと思います。

OEK団員でキャラが立っている方といえば、何といっても(?)チェロの大澤さんだと思いますが、機会があれば、このお二人でリヒャルト・シュトラウスの「ドン・キホーテ」などを聞かせて欲しいものです。

さて、この日の主役の山徳さんですが、いちばん最後に登場しました。今回は、サン=サーンスの演奏会用小品という曲を演奏しました。とても気持ちの良い、ハープ小協奏曲で、音がキラキラと繊細に輝いていました。サン=サーンスの最晩年の作品ということですが、瑞々しさたっぷりの曲であり演奏で、会場をしあわせな気分につつんでくれました。

終演後、登場したソリストが全員ステージに登場したのですが、拍手をボーっと受けているだけで、井上さんに促されるまで、「ごあいさつ」をしなかったのが、なかなか初々しかったのですが、きっと皆さん夢見心地だったのかもしれません。

というようなわけで、例年とはかなり違った構成の登竜門コンサートになりましたが、特に丸山さんの頑張りもあり、大変、良い雰囲気の演奏会になりました。

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