いしかわミュージックアカデミー2012受講生発表会はもの凄いボリューム。別途開催していた「ピアノの歴史」では,クラヴィコード,チェンバロ,フォルテピアノに触ることができました
いしかわミュージック・アカデミー(IMA)も大詰めとなり,本日は丸一日掛けて,受講生発表会が行われました。この「丸一日」というのは本当に丸一日で,ヴァイオリン部門は朝10:00から夜20:30という予定になっていました。その他,もう少し人数は少ないのですが,チェロ部門,ピアノ部門も行われており,音楽堂の方は,聞く方もお世話する方も大変だったのではないかと思います。
さすがに私も全部聞けなかったのですが,ヴァイオリン部門8人,チェロ部門3人,ピアノ部門6人を聞いてきました。邦楽ホールと交流ホールを往復し,途中,後から報告するやすらぎ広場にも行ってきたので,「一人でラ・フォル・ジュルネ」状態でした。
先日のライジングスターコンサートには行くことができなかったのですが,このコンサートに出演した,ヴァイオリン部門の篠原悠那さん,ジユン・イさん,チェロ部門の三井静さん,ピアノ部門では尾崎美空さんの演奏を聞くことができました。その他の方々も技術的には素晴らしかったのですが,特にこれらの方々は,やはり一味違う,「聞かせる力」を持っていると思いました。その他にも,いいなぁと思った人はいるのですが,明日の午前中に発表される,IMA音楽賞に選ばれているか,期待したいと思います。
残念だったのは,入場者数の少なさでしょうか。この発表会が公開されていることが知られていない気もしますが,せっかく素晴らしい演奏をしても拍手が少ないのでちょっと寂しい気がしました(いっそ,全部ネットで中継しても面白いかもしれませんね)。
今日はその他,やすらぎ広場で行われていた「ピアノの歴史」というイベントにも参加してきました。川口恒子さんから寄贈されたピアノを修復する過程を公開するピアノ・ストーリー・プロジェクト関連にイベントなのですが,内容的には,「夏休みの自由研究にぴったり」だと思いました。
クラヴィコード,チェンバロ,フォルテピアノ,普通のピアノの4台の実物を見ながら,それぞれの特徴を説明した後,演奏を聞くという試みでした。説明は竹田楽器の竹田時康さん,演奏は清水目千加子さんが担当しました。竹田さんの説明はとても分かりやすく,楽器に対する情熱が強く伝わってくるものでした。
写真撮影もOKで,イベントの後は自由に楽器に触れたので,夏休みの自由研究の題材にはぴったりだと思いました。よくチェンバロからピアノに進化したと言われることがありますが,それは間違いで,全く別の楽器であることなど,子供たちには目からウロコだったのではないかと思います。
子供向けの楽器についてのイベントというのは,是非,これからも期待したいと思います。この時期,結構,重要は多いと思います。
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