OEKのCD

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2012年4月8日 - 2012年4月14日

2012/04/13

広上淳一指揮OEK定期公演は、有名曲なしでも聴きごたえ十分。最後のシューベルトの2番は、広上さん同様、“小さいけど気分はグレイト!”。河村尚子さんのピアノは正統的。ヒンデミットの渋さがたまりませんでした。#oekjp

このところ、公私ともども忙しく、4月になって石川県立音楽堂に入るのは今日が初めてでした。3月のOEKの定期公演はFもMも行けなかったので、私にとっては約1カ月ぶりのOEKです。

今回のプログラムは、アッテルベリのヴェルムランド狂詩曲、ヒンデミットの4つの気質、シューベルトの交響曲 第2番と非常に地味でしたが、ここは広上淳一さんの指揮ということで、聴きごたえたっぷりの演奏会となりました。このところOEKの定期は、かなりマニアックなプログラムが多いのですが、井上道義さんであるとか今回の広上さんであるとか、指揮者を中心として「この曲をしっかり聞かせてやろう」という熱意がオーケストラ全体から伝わってきます。新鮮かつ楽しめる公演が続いている気がします。

今回のプログラムは、シューベルトの交響曲第2番という初期の作品がメインになっていましたが、物足りなさを感じませんでした。広上さんの指揮ぶりは、非常に個性的ですが、その動作には全く無駄がないと思いました。シューベルトの音楽の魅力をダイレクトに伝えてくれました。音楽の流れが自然であると同時に、ところどころで爆発的な強さを感じさせてくれました。聞いているうちに、“ザ・グレイト”を聞いているような気分になってしまいました。広上さんを見ながら“小さいけれどもザ・グレイト!”などと良いキャッチコピーが浮かんできました。

この曲の第2楽章は、ハイドンの「驚愕」と雰囲気がとてもよく似ていました。「平凡だけれども楽しい日々。そして一日の最後に祈り」といったムードがあり、とても気持ちよく楽しむことができました。

前半に演奏された、河村尚子さんのピアノを交えてのヒンデミットの「四つの気質」も大変充実した演奏でした。ピアノ協奏曲と変奏曲が合体したような作品で、主題が提示された後、キャラクター(気質)の違った4つの楽章が続くという構成です。第二次世界大戦中の曲ということで、どこか暗く、クールな部分がありましたが、河村さんのしっかりとコントロールされたピアノが素晴らしく、古典的な美しさのようなものを感じさせてくれました。河村さんのピアノのタッチには、知性を感じさせるような品の良さがあり、強い音でも常に美しさを感じさせてくれました。親しみやすいとはいえない曲でしたが、次第にその渋さが快感になってくるような曲であり演奏でした。OEKの弦楽セクションの室内楽的な演奏も、河村さんのピアノの気分にぴったりでした。

最初に演奏されたアッテルベリのヴェルムランド狂詩曲も、メランコリックな美しさのある分かりやすい作品で、演奏会全体のムードにぴったりでした。

というようなわけで、久しぶりのOEKの演奏をしっかりと楽しむことができました。

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