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2012年8月19日 - 2012年8月25日

2012/08/25

いしかわミュージックアカデミー2012受講生発表会はもの凄いボリューム。別途開催していた「ピアノの歴史」では,クラヴィコード,チェンバロ,フォルテピアノに触ることができました

いしかわミュージック・アカデミー(IMA)も大詰めとなり,本日は丸一日掛けて,受講生発表会が行われました。この「丸一日」というのは本当に丸一日で,ヴァイオリン部門は朝10:00から夜20:30という予定になっていました。その他,もう少し人数は少ないのですが,チェロ部門,ピアノ部門も行われており,音楽堂の方は,聞く方もお世話する方も大変だったのではないかと思います。

Schedule
↑コンサートホールも含め音楽堂フル稼働でした。

さすがに私も全部聞けなかったのですが,ヴァイオリン部門8人,チェロ部門3人,ピアノ部門6人を聞いてきました。邦楽ホールと交流ホールを往復し,途中,後から報告するやすらぎ広場にも行ってきたので,「一人でラ・フォル・ジュルネ」状態でした。

先日のライジングスターコンサートには行くことができなかったのですが,このコンサートに出演した,ヴァイオリン部門の篠原悠那さん,ジユン・イさん,チェロ部門の三井静さん,ピアノ部門では尾崎美空さんの演奏を聞くことができました。その他の方々も技術的には素晴らしかったのですが,特にこれらの方々は,やはり一味違う,「聞かせる力」を持っていると思いました。その他にも,いいなぁと思った人はいるのですが,明日の午前中に発表される,IMA音楽賞に選ばれているか,期待したいと思います。

残念だったのは,入場者数の少なさでしょうか。この発表会が公開されていることが知られていない気もしますが,せっかく素晴らしい演奏をしても拍手が少ないのでちょっと寂しい気がしました(いっそ,全部ネットで中継しても面白いかもしれませんね)。

今日はその他,やすらぎ広場で行われていた「ピアノの歴史」というイベントにも参加してきました。川口恒子さんから寄贈されたピアノを修復する過程を公開するピアノ・ストーリー・プロジェクト関連にイベントなのですが,内容的には,「夏休みの自由研究にぴったり」だと思いました。

クラヴィコード,チェンバロ,フォルテピアノ,普通のピアノの4台の実物を見ながら,それぞれの特徴を説明した後,演奏を聞くという試みでした。説明は竹田楽器の竹田時康さん,演奏は清水目千加子さんが担当しました。竹田さんの説明はとても分かりやすく,楽器に対する情熱が強く伝わってくるものでした。

写真撮影もOKで,イベントの後は自由に楽器に触れたので,夏休みの自由研究の題材にはぴったりだと思いました。よくチェンバロからピアノに進化したと言われることがありますが,それは間違いで,全く別の楽器であることなど,子供たちには目からウロコだったのではないかと思います。

子供向けの楽器についてのイベントというのは,是非,これからも期待したいと思います。この時期,結構,重要は多いと思います。

Piano
↑フォルテピアノを分解して説明する竹田さんの素晴らしい解説


2012/08/24

8月末の金沢は無料のクラシック音楽イベントが充実 + 秋の金沢の公演情報

いしかわミュージック・アカデミーも日本海交流コンサートが終わり終盤に近づいていますが,次のとおり無料イベントが沢山行われるようです。25日も26日は一日過ごせそうです。暑さしのぎも兼ねていかがでしょうか?

"Piano Story" Project レクチャーイベント「ピアノの歴史」
日時=2012年8月25日(土)1回目11:00~11:40/2回目14:00~14:40
場所=石川県立音楽堂1Fやすらぎ広場
出演=清水目千加子(ピアノ),竹田時康(解説)
ピアノの前身「クラヴィコード」からチェンバロ,フォルテピアノ,そして現代のピアノを一堂に展示し,それぞれの演奏もお楽しみいただきながら仕組みと鍵盤楽器の発展の歴史を解説します。★夏休みの自由研究の題材にも使えそうです。

いしかわミュージック・アカデミー マスタークラス受講生発表会
平成24年8月25日(土)10:00~
石川県立音楽堂 邦楽ホール(ヴァイオリン) 交流ホール(チェロ、ピアノ)
非常に水準の高い演奏の連続になりそうです。

IMA音楽賞授賞式
平成24年8月26日(日)11:00~ 石川県立音楽堂 交流ホール
IMA音楽賞受賞者の中から国際的なコンクールで賞を受賞される方が続出しています。注目の式典です。

ジュニアオーケストラ教室
平成24年8月26日(日)13:30~ 石川県立音楽堂 交流ホール
詳細:http://ishikawa-ma.jp/juniororchestra.pdf

樫本潔子×高島肇久対談講演会
平成24年8月26日(日)15:00~ 石川県立音楽堂 交流ホール
詳細:http://ishikawa-ma.jp/lecture.pdf

井上道義による指揮者講習会
2012年8月25日(土)14:00より  2012年8月28日(火)21:30頃まで
会場 石川県立音楽堂内
最終日の8月28日の夜18:30からは優秀者によるリレー・コンサートが行われます(OEK定期会員はご招待です)

井上道義&オーケストラ・アンサンブル金沢21世紀美術館シリーズ
music@rt SeasonVI vol.1 Flute & Beyond

日時=2012年8月30日(木)1回目14:00~/2回目15:30~
場所=金沢21世紀美術館 交流ゾーン
演奏=ジャスミン・チョイ(フルート),田島睦子(キーボード),井上道義(ナビゲーター)
井上道義さんの案内でフルートのミニ演奏会が21世紀美術館で行われます。

その他,秋にかけて次のような公演が行われます。特にクリスチャン・ツィメルマンのリサイタルが注目ですね。

ルドヴィート・カンタ チェロリサイタル
日時=2012年10月8日(月祝) 14:00開演
会場=石川県立音楽堂 コンサートホール

クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル
日時=2012年11月24日(土) 17:00開演
会場=石川県立音楽堂 コンサートホール

モーツァルト・トリオ(ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン),ウラディミール・メンデルスゾーン(ヴィオラ),藤原真理(チェロ)) コンサート
日時=2012年11月27日(火) 19:00開演
会場=石川県立音楽堂 コンサートホール

2012/08/23

いしかわミュージックアカデミー15周年記念環日本海交流コンサート 井上道義/OEKと5人の名手が共演。神尾真由子のバーンスタインはロマンティック&ダイナミック! #oekjp 。

いしかわミュージックアカデミー(IMA)も,今回で15回目となります。それを記念して,今年の環日本海コンサートは一段と豪華な内容となりました。チェロのジャン・ワン,工藤すみれ,ヴァイオリンのクララ=ジュミ・カン,神尾真由子,ピアノの後藤正孝の5人のソリストが井上道義指揮OEKと共演しました。IMAで講習を受けた後,世界に羽ばたいて活躍している若手アーティスト4人と講師として参加している名手ジャン・ワンということで,どの曲も聞きごたえがありました。

最初の工藤すみれさんの独奏によるロココ変奏曲は,とても端正で,技巧よりは内容を感じさせる演奏でした。OEKも,この曲を過去何回も演奏しているだけあって,万全のサポートを聞かせてくれました。続く,ブラームスの二重協奏曲は,OEKが演奏するのは,久しぶりだと思います。個人的には,ちょっと苦手な曲だったのですが,今回のクララ=ジュミ・カンさんとジャン・ワンさんとの共演は,大変雄弁でスケールの大きな演奏でした。大曲を一気に楽しませてくれました。ジャン・ワンさんの艶やかで奥の深さを感じさせてくれる音にまず惹かれたのですが,クララさんの方も互角に渡り合っていました。毎年思うのですが,さすがです。それに触発されるように,井上/OEKもダイナミックな音楽を聞かせてくれました。

この演奏は,日中韓の共演ということになりました。最近は,竹島や尖閣諸島の問題で,日中,日韓の関係がギクシャクしていますが,この日の演奏会には,国境はなかったですね。IMAは,日中韓の若手アーティストが集まる場として定着してきています。今後,国の問題が個人レベルでの国際交流に水を差すことがないことを願っています。

後半はまず,ピアノの後藤正孝さんが登場し,リストのピアノ協奏曲第1番を演奏しました。過去の日本海交流コンサートでは,若手ヴァイオリニストばかりが登場していた印象がありますので,ピアノ協奏曲,しかもOEKが滅多に取り上げない,リストのピアノ協奏曲が演奏されたのは,とても新鮮でした。後藤さんは,完全にこの曲を手の内に入れており,安心して楽しむことができました。ピアノの音が大変明快で,大きく飛翔するような軽やかさがあったのがとても印象的でした。

最後にお馴染みの神尾真由子さんが登場しました。井上道義さんは神尾さんに絶大な信頼を持っているようで,考えてみると,このコンビで色々な協奏曲を聞いてきました。今回演奏されたバーンスタインのセレナードはその中でも特にすばらしい演奏だったと思います。この曲は,OEKが岩城さん時代から何回も演奏している曲ですが,こんなにロマンティックな曲だとは思いませんでした。曲の最初の部分から,神尾さんヴァイオリンの非常にデリケートで暖かな音の魅力満載でした。6人のパーカッションによる色彩感とダイナミクスも素晴らしく,安心して楽しめる演奏になっていました。終楽章でジャズ風に音楽がスイングする部分では,井上さんならではの”踊る指揮”が見られました。こういう部分でのノリの良さと音楽の盛り上げ方は,他の指揮者には真似できないものですね。終演後は盛大な拍手が続き,(恐らく予定外の)アンコールで,このスイングする部分が再度演奏されました。

今回は,大変充実した演奏の数々を非常に安い価格で聞くことができました(私の座席は3階席だったのですが,何と1000円でした)。その割に空席が結構あり,もったいないと思いました。IMAの後は,井上さんによる指揮講習会が始まります。全国的に暑い夏が続いていますが,8月末までは,金沢に集まっている若手アーティストたちの熱い演奏に浸りたいと思います。

2012/08/21

8月のOEK室内楽シリーズもっとカンタービレは,恒例のいしかわミュージックアカデミー講師陣による白熱の室内楽 #oekjp

毎年8月に行われている,いしかわミュージックアカデミー(IMA)も回を重ねて,今年で15回目となります。数年前からはIMA講師陣とOEKメンバーとが共演する「もっとカンタービレ」シリーズも恒例となっています。今回の公演も,15周年に相応しい白熱の演奏でした。

# ちなみに演奏者の皆さんは,全員「15周記念Tシャツ」着用で演奏されていました。24時間テレビのようで(?),結構新鮮でした。

今回はいつもと違い,石川県立音楽堂の邦楽ホールで行われました。このホールは,残響が少なく,弦楽器奏者にとっては,不利なホールですが,今回演奏された2曲とも聞きごたえ十分でした。

最初のシューベルトの「ます」には,IMAと同時期に講習会を行っている文屋充徳さんも参加していました。第1ヴァイオリンの神尾真由子さんの表情豊かな演奏が何と言っても注目でしたが,神尾さんだけが目立つのではなく,主役が入れ替わり立ち替わり登場するような面白さがありました。特にピアノのチュンモ・カンさんのクリアで粒立ちの良い音が素晴らしく,シューベルトの音楽に相応しい流れの良さを作っていました。躍動感のある楽章だけではなく,静かな楽章での,静かな対話にも味わいがありました。

後半はIMA講師陣にOEKの江原さんと丸山さんが加わり,メンデルスゾーンの八重奏曲が演奏されました。この曲は,室内楽のカテゴリーを越えたスケールの大きさがあり,昔から大好きな曲ですが,今回の演奏も大変楽しめる内容でした。丁度,弦楽四重奏を2倍にした編成なのですが,室内楽というよりは弦楽合奏といっても良いような豪華さがありました。

演奏では,第1ヴァイオリンのレジス・パスキエさんの年齢に似合わぬ(?),若々しく,ちょっとやんちゃな感じのする演奏が大変個性的でこの演奏をスリリングなものにしていました。このパスキエさんを中心に,前のめりにテンポを上げていくようなところがあり,曲が進むにつれて白熱していきまいした。第4楽章の最初の部分は,チェロ,ヴィオラ,ヴァイオリン...と低音から順に急速なフレーズを演奏していくのですが,丁度その順に配列しており,視覚的に見ても楽しい演奏になっていました。

この曲は,優雅に演奏しても良いのですが,今回の「熱い・速い・すごい」という感じの演奏を聞いて,「さすが」と思いました。今年のIMAは,例年以上にイベントが多いので,これからしばらく,あれこれ参加してみようと思います。

2012/08/19

OEK夏休みコンサートへ。”五輪の思い出付き”ロンドン交響曲とOEKエンジェルコーラス,石川県ジュニアオーケストラとのジョイント・コンサートを楽しみました。#oekjp

今日は久しぶりにOEKの演奏会を聞いてきました。この日は,この公演以外にも,いしかわミュージックアカデミーのライジング・スター・コンサートや金沢歌劇座での金沢ジュニア・オペラ・スクールの公演も同時間帯にあったのですが,やはりOEKの音を聞きたいと思い,夏休みコンサートに行くことにしました。

前半はヘンデルの水上の音楽の中の,アラ・ホーン・パイプとハイドンの交響曲第104番「ロンドン」が演奏されました。どちらもロンドンにちなんだ曲で,今年の夏に相応しい選曲となっていました。

「ロンドン」の方は,子供たちから寄せられたロンドン五輪にちなんだ絵をスライドで流しながら演奏するという趣向になっていました。こういう試みは初めてだと思いますが,「名曲アルバム」的な雰囲気になり,なかなか新鮮でした。ただし,絵の中に,金沢出身の金メダリスト松本薫選手を描いたものがなかったのが残念(というか不思議)でした。個人的には女子卓球,女子バレー辺りの絵も入れて欲しかったところですが,大会終盤だったので,この辺は間に合わなかったのかもしれませんね。

全編を映像付きにすると演奏に集中できなくなるので,今回のように第2楽章と第3楽章だけ,ちょっとノスタルジックな感じで流すというのは良いと思いました。今後の企画としては,絵だけではなく,何かのテーマで写真を公募してそれを流すというのもありかもとも思いました。

第1楽章と第4楽章は,映像なしで,そのまま普通に演奏していましたが,さすがOEKという演奏でした。力んだところが全くなく,すべての音がバランス良く,円満に聞こえてきました。

後半はジョイントコンサートとなりました。最初のOEKエンジェルコーラスとの共演では,青島広志さん編曲による「唱歌の12か月」の中から9曲が演奏されました。お馴染みの唱歌を季節順に並べた合唱組曲なのですが,各曲に青島さんならではのセンスのよい工夫がされていました。「聞いていても楽しいけれども,演奏するともっと楽しい」といった気分が伝わってくるような,生き生きとした演奏になっていました(私のお隣に座っていたお子さんは,何曲か,ついつい声に出してしまっていました)。楽器編成も弦楽合奏+ピアノ+児童合唱ということで,OEKとOEKエンジェルコーラスのジョイントのために作られたような,しっくりとした響きになっていました。

ジュニアオーケストラとのジョイントの方は,少々意外な選曲でしたが,ベートーヴェンの交響曲第1番の中の第1楽章と第4楽章が演奏されました。恐らく,ジュニアオーケストラの定期演奏会などで取り上げる予定の曲だと思いますが,OEKのメンバーが加わることで,非常に立派な響きのするベートーヴェンになっていました。第1楽章の冒頭から,大河の始まりを思わせる聞きごたえがありました。この第1番からベートーヴェンらしさは全開なんだということを再認識させてくれるような演奏でした。

次のチャイコフスキーの「花のワルツ」は,ジュニア・オーケストラ自身,何回か演奏している曲だと思いますが,これも大変流れのよい,グイグイ前に進んで行く演奏になっていました。この演奏では,なぜかトライアングル担当の少年に注目してしまったのですが,一生懸命に拍数を数えながら,演奏している姿がほほ笑ましく,演奏の原点だなぁと思いながら聞いていました。

最後は全員揃って「あすという日が」と「ビリーブ」が演奏されてお開きとなりました。最後,指揮者の鈴木さんをはじめ,OEKメンバーなどが全員で客席に向かって手を振っていたのがとても良かったと思いました。HABの金子アナウンサーの司会も落ち着いており,この「夏休みコンサート」もしっかり定着してきたなと感じました。

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