OEKのCD

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2012年9月16日 - 2012年9月22日

2012/09/22

この秋,金沢では多彩なピアノリサイタルが充実。上杉春雄,ベン・キム,鶴見彩,クリスチャン・ツィメルマン,室井摩耶子

先日,OEKの定期公演に行った時に石川県立音楽堂に置いてあったチラシをパラパラ見ていたのですが,今年の秋は,なかなか個性的なピアノ・リサイタルが続くようです。

まず,何と言っても,11月24日(土)のクリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタルが注目です。ラ・フォル・ジュルネ金沢でのポゴレリッチに続き,今年は「大物&公演回数の少ないピアニス」トの当たり年のようです。この公演は,開演時間が17:00というのも独特です。

10月1日(月)「ミニ・リサイタル午後の音楽散歩 医師にしてピアニスト,人間・バッハを解剖する」には,現役の医師でピアニストの上杉春雄さんが登場します。

10月11日(木)には,「ベン・キム ピアノロマンティックリサイタル」が行われます。注目の若手奏者のようです。

11月8日(木)には,金沢出身のピアニスト,鶴見彩さんのピアノリサイタルが行われます。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第23番「熱情」とショパン/ピアノ・ソナタ第3番の組み合わせということで,個人的にも,とても聞いてみたいプログラムです。

そして,最後に11月26日(月)のランチタイムコンサートに室井摩耶子さんが登場します。室井さんは91歳のピアニストで,井上道義OEK音楽監督の小学生の頃のピアノの先生だったとのことです。お2人による連弾も披露されるようです。

これだけ多彩なピアニストが登場するのも珍しいかと思います。お昼の演奏会に行くのは,なかなか難しいのですが,出来るだけ足を運んでみたいと思います。

2012/09/20

OEK定期。井上道義指揮の「田園」は,オーケストラを自在にドライブした感動的な演奏。森麻季さんはしっとりとした声でスタンド・アローンなど得意曲を披露 #oekjp

今日は井上道義さん指揮OEKの定期公演を聞いてきました。OEKは時々,「ソリストが主役」になる変則的な定期公演を行いますが,今回も交響曲が前半で,後半が森麻季さんの歌で締められるという,「ソリストに花を持たせる」構成でした。

森さんとOEKはCD録音も含めたびたび共演していますが,今回も森さんの声のしっとりとした美しさを味わうことができました。やはり,十八番のムゼッタのワルツが大変聞きごたえがありました。演奏会の最後では,NHKドラマ「坂の上の雲」のテーマ曲「スタンド・アローン」が歌われました。このドラマは何年にも渡って放送していましたので,このテーマ曲は多くの方にとって馴染み深いものだったと思います。久石譲さん作曲ということで,クラシック音楽のコンサートの最後に来ても,全く違和感のない,良い曲です。聞いていて,前向きな気分になりました。

ただし,森さんの声自体はちょっと本調子ではない気がしました。ヘンデルのアリアのような小編成の曲だとバランスは良かったのですが,オペラのアリアだと声の威力がもう少し欲しいかなと感じました。

とはいえ,途中で水色の衣装から秋を思わせる黄色っぽい衣装へと着替えるなど,「芸術の秋」の幕開け気分に相応しい,品の良さと華やかさを持っているあたり,森さんならではのステージでした。

演奏会の前半はベートーヴェンの「田園」交響曲が演奏されましたが,やはり,OEKファンとしては,こちらの方が楽しめました。井上さん指揮による「田園」を聞くのは今回が初めてでしたが,「さすが」という演奏でした。オーケストラをしっかりとドライブした安定感と同時に,木管楽器を中心に非常に積極的な音の絡み合いを楽しむことができました。今回も第1フルート奏者はエキストラの方でしたが(ザビエル・ラックさんという方でした),非常に音に存在感がありました(遠くから見た感じは井上道義さんと,かなりよく似ていましたが)。

。「田園」は,ベートーヴェンの交響曲の中では地味と思われがちですが,今回の演奏は,どの部分にも井上さんの描く音のドラマが込められており,退屈な部分が全くありませんでした。

全体的には思い入れたっぷりという感じではなかったのですが,曲の最後の部分をはじめとして,感動をしっかりと秘めたような充実感があり,聞きごたえ十分でした。この曲の良さを改めて実感させてくれる素晴らしい演奏でした。

PS. 今回,楽章間にトロンボーン奏者の方が入ってこられました。こういうケースを見るのは初めてのことでした。井上さんにお尋ねしようかと思ったのですが...残念ながら今回はサイン会はありませんでした。

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