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2013年2月

2013/02/26

OEK定期公演。OEKは登場せず,マルク・ミンコフスキ指揮レ・ミュジシャン・ドゥ・ルーヴル・グルノーブが登場。あの手この手で楽しませてくれました。

昨年の7月,OEKの定期公演に登場したマルク・ミンコフスキさんが今度は手兵のレ・ミュジシャン・ドゥ・ルーヴル・グルノーブとともにOEKの定期公演に登場しました。

この日のプログラムは,前半がシューベルトの「未完成」,後半がモーツァルトのミサ曲ハ短調(これも未完成)ということで,「未完成」の曲を組み合わせていたのですが,毎回,いきなりプログラムを変えてしまうのがミンコフスキさんです。「未完成」の前に,まず,グルック作曲,ワーグナー編曲による序曲が演奏されました。

続いて「未完成」が演奏されましたが,この日の編成は古楽オーケストラとしては,かなり大きめの編成だったこともあり,独特のサウンドを楽しむことができました。古楽器というとノンヴィブラートで軽やかという印象があるのですが,このオーケストラからは,何とも言えない音の暖かみを感じました。ミンコフスキさんの作る音楽は,特に弱音になると,ちょっと不思議で魅力的な表情になります。そのミステリアスな気分が「未完成」にぴったりでした。強奏部分でのちょっと野性的なサウンドとの対比も面白く,聞き慣れた曲から,一味違った魅力を引き出していました。

その後,何とアンコールが演奏されました。通常,前半のプログラムでアンコールが演奏されるのは協奏曲の時だけですが,この日は「未完成」の後に同じシューベルトの交響曲第3番の最終楽章が演奏されました。最初のグルックを含めて,お客さんを驚かせてやろう,というミンコフスキさんのたくらみだったのかもしれません。音楽する喜びに溢れた,快速で駆け抜ける演奏でした。

後半のモーツァルトのミサ曲も,ミンコフスキさんらしさ満載のステージでした。まず,合唱団の人数の少なさに驚きました。何と10人でした。この少数精鋭の合唱団,というよりは,ボーカル・アンサンブルが素晴らしく,時にソロを担当したり,重唱になったり,そして合唱になったり...変幻自在にフォーメーションを変えて歌っていました。

この日のステージは,「特注」のような感じで,前半はステージ奥の台の上にコントラバスが4人並んでいたのですが,後半ではこの台の上に10人の合唱団が並んでいました。その前に,お立ち台のような小さなステージがあり,ソロを取る時はここで歌う形になっていました。

ミサ曲2曲目のグローリアは,小さな曲が合わさっており,それぞれに曲想や編成が違うので,このお立ち台に次から次へとソリストが交代で登場するような形になっていました。曲自体,オペラのアリアのような曲があったりしたので,ちょっとしたガラコンサートを聞くような楽しさがありました。

それぞれの歌手も個性的で,しかも聞きごたえ十分の歌の連続でした。オーケストラの古楽奏法同様,どちらかというとすっきりとした感じなのですが,味が薄い感じは全くなく,声の饗宴という感じになっていました。全体として,教会の中で聞く宗教曲という感じは薄かったのですが,これだけ楽しませてくれるミサ曲というのもすごいと思いました。

今回は,OEKならではの「定期公演が乗っ取られる」定期公演でしたが,これだけの短期間の間に3回目の公演ということで,ミンコフスキさんは,すっかり石川県立音楽堂と金沢市のことが気に入ったのではないかと思います。今後も音楽堂の「常連」として金沢の聴衆を驚かせて欲しいと思います。

PS. このオーケストラは,ミンコフスキさんがお辞儀をすると,全員で一斉にお辞儀をするようなルールになっているようです。OEKも定期公演の終演の際に「一同礼」をしていますが,外国のオーケストラでこれだけ何回も頭を下げてくれるオーケストラも珍しいと思います。日本人からすると,とても親近感を持ってしまいますね。

2013/02/24

OEK室内楽シリーズ「もっとカンタービレ」第36回 室内楽編曲版「くるみ割り人形」とファゴットアンサンブル。編成は小さくても夢とイメージが大きく広がりました。#oekjp

OEK室内楽シリーズ「もっとカンタービレ」第36回は, 前半,OEKのファゴット奏者2名+エキストラでお馴染みの2名を加えたファゴット四重奏が,後半は,OEKメンバー+地元のアーティスト+エコール・ド・ハナヨ・バレエの共演で,室内楽編曲版「くるみ割り人形」が演奏されました。

会場に行ってみると...超満員でした。今回のバレエは地元の子供たち中心ということで,特にお客さんが多かったようです。甘く見ていました。というわけで,初めての経験だったのですが「立見席」になりました。前半は本当に立ち見で,少々足が痛くなりましたが,後半は椅子を用意して頂きましたので,快適に見ることができました。立見席は交流ホールの天井付近のスペースだったのですが,ホール全体を見渡せましたので,後半は,一気に「特等席」に変貌した感じです。

前半のファゴット四重奏というのはめったに聞けるものではありません。ファゴットという楽器の音域は男性の声ぐらいで,それが4つ集まるということで,ダークダックスやデュークエイセスといった男声コーラスグループの演奏を聞くような気持ち良い雰囲気になりました。そのことを見越してか...ある曲の途中で,突然全員で「ハッ!」と大声で叫ぶパフォーマンスがあり,ウトウトしていた人を驚かすという趣向がありました。選曲もメドレー曲中心で,とても気持ちよく楽しむことができました。

後半は吉川和夫編曲による室内楽版の「くるみ割り人形」が,地元バレエ団のダンス付きで演奏されました。今回,吉川さん自身が指揮をされました。「もっとカンタービレシリーズ」に指揮者が登場することは非常に珍しいのですが,実際,室内楽というよりは室内オーケストラの編成でした。弦五部,フルート,クラリネットに打楽器2,ピアノ2,オルガン1,ギターなども加わっており,独特のサウンドを楽しむことができました。宮川彬良さんの「クインテット」を一回り大きくした感じで,「動物の謝肉祭」の編成に近いものでした。

ちなみにナレーションも入っており,前半のトークに続いて,柳浦さんが担当していました。「お父さんの読み聞かせ」風ナレーションはとても良かったですね,今回の編成ですが,OEKメンバーに加え,新人登竜門コンサートなどで入賞されたような「お馴染みの」皆さんが大勢参加されていたのも嬉しかったですね。「アラビアの踊り」でギターを使うなど(太田真佐代さんでした)など,うまくエキゾティックな味を出していました。

バレエといってももちろん全曲ではなく,お馴染みの「組曲」から6曲を抜き出したものでした。ピアノの音を核として,カッチリとした明快なサウンドで,交流ホールで聞くにはちょうど良い感じでした。

子どもたちの踊りは,クララとフリッツが沢山登場したり,ネズミや兵隊が沢山出てきたり,大変かわいらしいものでした。トレパックなどは,バレエというよりは,発表会風でしたが,それもまた微笑ましくて良かったです。その後に続く,アラビアの踊りでは,対照的に大人っぽい本格的なバレエになり,鮮やかなコントラストと作っていました。

最後は大変豪華な「花のワルツ」でした。少々ステージが狭そうでしたが,次々と春色の衣装を着たダンサーが出てきて,幸せを絵に描いたような光景になりました。ナレーションの中にも出てきましたが,今回のステージを見て,夢や希望が広がった気がしました。演奏の編成がコンパクトだったので,「小さく生んで大きく育てる」といったところでしょうか。2月末とはいえ,金沢ではまだまだ寒い日が続いていますが,音楽堂内にはとても暖かな空気が広がっていました。

2013/02/23

「音楽堂室内楽シリーズ」というシリーズ@石川県立音楽堂が始まるようです。 第1回は「ベートーヴェンと三人の女たち」5月11日

石川県立音楽堂のWebサイトでラ・フォル・ジュルネ金沢を中心に演奏会情報を見ていたところ,
http://www.ongakudo.jp/cgi-bin/evviw.cgi

次のような演奏会が行われる予定になっているのを見つけました。

音楽堂室内楽シリーズ 第1回 ベートーヴェンと三人の女たち

たまたまですが,本日がチケット発売日です。演奏会の内容ですが,2部構成でトークを交えて,室内楽作品の魅力を紹介するといったものです。西村雅彦さんがレギュラーなのかどうか,毎回この構成なのかどうかは不明ですが,一見地味な室内楽作品を楽しく聞かせてくれそうです。

音楽堂室内楽シリーズ第1回〝不滅の恋人”は誰だったのか!?ベートーヴェンと三人の女たち

-日時:2013年5月11日(土)14:00~

-場所:石川県立音楽堂コンサートホール

-語り:西村雅彦
演奏:オーケストラ・アンサンブル金沢弦楽四重奏団( 松井直(第1ヴァイオリン), 上島淳子(第2ヴァイオリン), 石黒靖典(ヴィオラ), 大澤明(チェロ))
構成:新井鴎子

【第1部】ベートーヴェンと三人の女たち
西村雅彦の語りとアンサンブル金沢メンバーによる演奏でベートーヴェンの謎に迫る。

ピアノソナタ「悲愴」~第2楽章(弦楽四重奏版)
交響曲第9番~歓喜の歌(弦楽四重奏版)
弦楽四重奏第9番「ラズモフスキー第3番」~第4楽章

【第2部】カルテットーーーク!
弦楽四重奏団メンバーと西村雅彦による楽しいトークを交えた名曲プログラム

第1部の雰囲気は,以前,井上道義さんの指揮&演技と西村さんの演技で行われた「ヘンデル特集」と似た感じかもしれません。いろいろな音楽番組の構成を手掛けている新井鴎子さんが構成をされていますので,楽しめる内容なのではないかと思います。

後半は西村さんとメンバーのトークということです。OEKメンバーのトークの面白さは「もっとカンタービレシリーズ」でもお馴染みですが,通常の演奏会を一歩展開したような試みとして期待したいと思います。

調べてみると次のとおり,他都市でも行われるようです。OEKメンバーはますます大活躍ですね。

http://hccweb1.bai.ne.jp/itamihall/event/zisyu/zisyu.html

2013/02/19

ラ・フォル・ジュルネ金沢2013 明日から先行予約開始。4月28日のオープニングコンサートは井上道義/OEKと竹澤恭子さん,須川展也さんとの共演 #lfjk

家に帰ってみると,ラ・フォル・ジュルネ金沢2013の先行予約のお知らせが届いていました。今年は次の日程になります。

・先行予約期間:2月20日~25日
・引き換え購入期間:2月28日~3月3日
・一般発売:3月6日

先行予約については,座席はチケットぴあによる自動割り振りになります。

というわけで,2013のプログラムを改めて眺めてみているのですが,今回は各公演の並びが非常にシンプルです。基本的に石川県立音楽堂コンサートホールで行われるオーケストラ・コンサートは全部聞くことができます。その間に,邦楽ホールとアートホールの室内楽orリサイタルを挟み込む形になります。

タイムスケジュールは次のサイトからも見ることができます。
http://lfjk.jp/news_2010/topics.cgi?action=201302181541

迷うとすれば,邦楽ホールかアートホールのどちらにするか,ということになります。今年は本公演が2日間に圧縮され,選択の幅が少なくなるのでオーケストラ公演はどれも大入りになるのではないかと思います。

とはいえ金沢のラ・フォル・ジュルネの場合,東京とは違い,まだのんびりとしたムードがありますので(また,例のステージキャスト席も期待できるので),当日いきなり行っても「何とかなるかも」的気楽さがあります。

3日から2日に短縮されたのは少々残念な面もありますが,総合的に考えるとこの形の方が良いのではないかと思います。オーケストラ公演を中心に有名な作品が多数並んでいますので,「売り切れ公演続出」になりそうですね。

ちなみに4月28日のオープニングコンサートですが,竹澤恭子さんと須川展也さんと井上道義指揮OEKが共演する,ガラコンサート的な公演になります。「お祭り」のオープニングに相応しい明るい内容になりそうです。

その他,気になるのは4月27日からのエリア公演です。こちらの方が「金沢らしさ」が出ている面もありますので,楽しみにしています。

2013/02/17

バッハアンサンブル富山によるヨハネ受難曲(第4稿) 全曲を通して聞くと曲の立派さがひしひしと伝わって来ます。

本日は午後から,高速バスで富山市まで出かけ,バッハアンサンブル富山によるヨハネ受難曲全曲を聞いてきました。実はこの日,福井では鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハ名曲集の演奏会をやっており,富山のヨハネ受難曲全曲と,どちらにしようか迷ったのですが,OEKメンバーが賛助出演出演していることもあり,富山の方に出かけることにしました(ちなみに,OEKの方は東京で「カルメン」公演を行っていました)。

ヨハネ受難曲を聞くのは,ペーター・シュライヤー指揮OEKによる定期公演以来のことです。聞く前はちょっと覚悟が必要な曲ですが,全曲を聞き通すといつもその曲の立派さに浸ることができます。演奏は富山で活動するバッハアンサンブル富山(合唱団),富山室内合奏団に,全国的に活躍する歌手やOEKメンバーが加わったメンバーによるもので,曲に対する誠実で熱い気持ちがしっかりと伝わってくるような演奏でした。

大げさになり過ぎたり,ドラマティックになり過ぎたりする部分はありませんでしたが,特にコラールなどの合唱曲については,曲が進むにつれて感動のこもった歌になり,曲のクライマックスに向かってじわじわと熱いものがこみあげてくるような演奏となっていました。まず合唱団の皆さんの健闘をたたえたいと思います。

ソリストの中では,イエス役の成瀬当正さんの包容力のある歌,テノールの鏡貴之さんの瑞々しい声が特に印象的でした。福音史家役はとにかく大変だと思いました。東福光晴さんの声はやや弱かったのですが,全曲を支える使命感のようなものが伝わってきて,素晴らしいと思いました。その他の歌手の皆さんもイメージどおりの歌を聞かせてくれました。

曲全体の中では,やはり最後の合唱とその後のコラールが,最終的な到達点と,新たな出発という感じで感動的でしたが,中盤のイエスが亡くなった後に出てくるカウンターテノールやバスによるアリアなど,それぞれに深い味わいを残してくれました。これらのアリアでは,ヴィオラダ・ガンバの静かな響きも印象的でした。OEKを中心とした賛助出演のメンバーの演奏も素晴らしく,演奏を締めていました。

富山県民会館大ホールの音響は石川県立音楽堂などに比べると残響は少ないのですが,ワンフロアでシンプルな作りなので,後方からでもよく舞台が見えました。それと金沢から高速バスで出かけた場合,富山市役所前で降りるとすぐホールに着くのが便利ですね。

バッハアンサンブル富山はバッハの合唱曲を中心に着実に活動を積み重ねている団体のようです。機会があれば,また聞きにきたいと思います。

2013/02/13

ラ・フォル・ジュルネ金沢2013「パリ、至福の時」の内容の一部が発表されました。今年は5月3日,4日の2日間にフランス&スペイン音楽のエッセンスが詰め込まれている感じです。#lfjk

ラ・フォル・ジュルネ金沢2013の主要公演の内容が発表されました。今年のテーマは「パリ、至福の時」で,本公演は,5月3日,5月4日の二日間,石川県立音楽堂,金沢市アートホールなどで行われます。

昨年より本公演の長さは1日短くなっていますが,十分に楽しめる内容だと思います。逆に3日間通い詰めるのも結構大変なので(年齢のせい?),2日間に大勢の人が一気に押し寄せるような感じの方が「お祭り感」はアップするかもしれませんね。

本日の記者発表には行けなかったのですが,次のとおり公式サイトでは公演内容が公開されていました(サイトのデザインが2012のままですが..)

http://lfjk.jp/news_2010/topics.cgi?action=201302131916

以下,全体を要約するような形でまとめてみました。

オーケストラの指揮者として登場するのは,次の3人です。
 井上道義
 現田茂夫
 パスカル・ロフェ

オーケストラは次の3つです。オーケストラ・アンサンブル金沢,フランス国立ロワール管弦楽団,大阪フィルハーモニー交響楽団。

演奏される主なオーケストラ作品は次のとおりです。名曲だらけですね。「オルガン付き」は,恐らく東京国際フォーラムでは演奏できないと思うので特に注目でしょうか。

ラヴェル:ラ・ヴァルス,ピアノ協奏曲 ト長調,ボレロ,高雅で感傷的なワルツ,亡き王女のためのパヴァーヌ
ファリャ:「三角帽子」第1組曲
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲,海,月の光
サラサーテ:カルメン幻想曲 op.25
ビゼー:「アルルの女」第1組曲,第2組曲,ビゼー:「カルメン」第2組曲
ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 op.78「オルガン付」,序奏とロンド・カプリチオーソ op.28
オッフェンバック:≪天国と地獄≫より
ラヴェル:オペラ≪子どもと魔法≫

その他,おそらく,オープニングコンサートで何かオーケストラ曲が演奏されると思います。「OEKならあの曲かな」という作品がまだありますね。

ピアニスト,弦楽器奏者も常連の方が中心です。スペインもテーマということで,ギター奏者も登場します。

アンヌ・ケフェレック,ルイス・フェルナンド・ペレス,ジャン=クロード・ペヌティエ,サンヤ・ビジャーク,リディヤ・ビジャーク,広瀬悦子,フィリップ・カサール(以上ピアノ)
キリル・トルソフ(ヴァイオリン),レジス・パスキエ(ヴァイオリン),ロラン・ピドゥ(チェロ),パブロ・サインス・ビジェガス(ギター)

弦楽四重奏団では,モディリアーニ弦楽四重奏団が登場します。

声楽では,びわ湖ホール声楽アンサンブルの皆さん,シャンタル・サントン(ソプラノ)さんが登場します。フランソワーズ・モレシャンさんの朗読が聞けるのは金沢ならではだと思います。

地元のアーティストが登場するエリアイベントの情報はまだ発表されていませんが,こちらにも注目したいと思います。

2013/02/12

第2回『クラシックソムリエ検定』2013年7月7日に開催決定。金沢でも受検できます。

昨年から始まった『クラシックソムリエ検定』ですが,今年の7月7日に開催されます。 その会場ですが,今回は金沢でも受検できるようです(ただし,エントリークラスのみです)。昨年もOEKが法人会員になっていましたので,「今年は金沢でも?」と思っていたのですが,予想どおりでした。詳細は次をご覧ください。

http://www.classicsommelier.jp/release20130212/
http://www.orchestra-ensemble-kanazawa.jp/news/2013/02/277_2.html

それにしても,会場が東京と金沢だけというのは結構すごいかもしれませんね。先日の「社会生活基本調査」のデータではありませんが,金沢の人は結構「新しいもの好き」「習い事好き」ですので,「面白そう」と思う人は多いと思います。

ちなみに公式テキストは,次のとおり電子書籍にもなっています。
http://www.pubooks.jp/item/detail?id=499

OEKやラフォルジュルネなどのPRとタイアップして,石川県立音楽堂などでPR企画を行っても面白い気がします。クラシック音楽のリスナーの裾野拡大に役立つ良い機会ですので,OEKfanでも応援したいと思います(自分でも受けてみるかな?)。

2013/02/04

小松市まで電車で出かけ小松シティ・フィルハーモニックの定期演奏会へ。「ローマの松」は地元高校生も加わり,壮大なクライマックス。「大きな松」になっていました。

この日は,やや肌寒かったものの,穏やかな天候になりました。その中,JRで30分ほどローカル線に乗り,小松市に行き,小松シティ・フィルハーモニックの定期演奏会を聞いてきました。この演奏会は,ここ数年ずっと,OEKと学生の合同公演と同じ日だったので聞きに行けなかったのですが,今年はめでたく別の日になったので,特に「ローマの松」を目当てに聞きに行くことにしました。

前半演奏されたシューマンの交響曲「春」は,冒頭のファンファーレの音がいつも音程が低く「おや?」と思ったのですが,プログラムによるとこちらがオリジナルとのことでした。そういうったこだわりを聞かせてくれるのはうれしいですね。春を待つこの時期にぴったりの演奏でした。

後半最初に演奏されたヴェルディのナブッコ序曲は,今年生誕200年になるヴェルディにちなんでの選曲だと思います。ヴェルディの序曲といえば「運命の力」を思い出しますが,この曲も良い曲だなと思いました。

最後に演奏された「ローマの松」では,最後の「アッピア街道の松」で,小松市立高校吹奏楽部のトランペットとトロンボーンが別働隊(バンダ)で加わっており,最後の部分では,2階席の両サイドからも音が聞こえてくるという凄いことになっていました。この日演奏会が行われた「うらら」はそれほど大きなホールではないので,大音量でホールが満たされていました。この曲をオーケストラの演奏で聞くのは,今回が初めて(多分)だったのですが,演奏効果の上がる曲だと実感できました。

その他,「第1曲にはコントラバスが入らないんだ」とか「ピアノが結構活躍するんだ」とか実演を見て初めて実感できる部分もありました。第2曲での舞台裏から聞こえてくるトランペット,第3曲での非常にデリケートなクラリネット独奏など,聞かせどころもしっかりと楽しませてくれました。

この日,石川県では小松市立高校に在籍している山本雅也さんがローザンヌのバレエコンクールで3位に入賞したニュースを繰り返し伝えていましたが,その同じ高校の生徒さんが参加していたのも何かの縁かもしれません。山本さんの快挙を祝福するような爽快な演奏でした。

2013/02/02

OEK発足25周年 新しい文化も県内に浸透(石川県広報誌「ほっと石川」2013冬季号から) #oekjp

石川県広報誌「ほっと石川」2013冬季号が届いていたのでパラパラと見ていたところ,「データで見る伝統文化」という記事があり,OEKが発足して25年になり,県内にクラシック音楽鑑賞が浸透しているという記事が掲載されていました。次のような記事です。

Nec_0249_2

# 広報記事ということで,転載させていただきました。

この中で注目なのは,社会生活基本調査のデータで,OEKができる前の昭和61年のデータと最近のデータを比較したものです。過去1年間にクラシック音楽会を鑑賞したことのある人の割合の全国順位が第28位から第5位に一気に上昇しています。

クラシック音楽をライブで聞くということは,個人の好みの問題ですが,OEKの設立と石川県立音楽堂の建設がこれだけはっきりとした効果を示しているというのは注目だと思います。

その他,このページには「美術館に親しむ人 全国6位」という記事もありました。こういった文化的な活動全般を重視している県民性というのが,OEKを支えているのでしょう。

今年は25周年ということで(平成と同じなので非常に覚えやすいですね),どういう企画が出てくるのか大いに期待したいと思います。

2013/02/01

ヤニック・ネゼ=セガン指揮ロッテルダム・フィル金沢公演,ブラームスの第4番は大胆かつ新鮮!個性的でエネルギーに満ちていました。庄司紗矢香さんのプロコフィエフはとてもロマンティック

この時期恒例の,東芝グランドコンサート2012 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団演奏会が石川県立音楽堂で行われたので聞いてきました。外来オーケストラの金沢公演で,ブラームスの交響曲第4番が取り上げられることはとても多いので,行こうかどうか迷っていたのですが,ヤニック・ネゼ=セガンさん指揮による演奏は,非常に個性的かつスリリングで,「行ってよかった!」と思いました。この公演まで,名前を知らなかった指揮者だったのですが,今後注目の指揮者と思いました。

オーケストラの配置は,コントラバスをステージの一番奥に一列に並べ,弦楽器は第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンを左右に分ける,「ブラームス時代のスタイル」ということで,演奏前はすっきり系のブラームスかな?と予想していたのですが,正反対でした。

第1楽章の冒頭から非常にロマンティックで熱い演奏でした。他の楽章でもそうだったのですが,緩やかなメロディになると,さらに一層テンポを落とし,「マーラーか?」というような陶酔的な感じになります。しかし,それがドロドロとした感じにならず,どこかすっきりと爽やかな味があるのがネザ=セガンさんの持ち味だと思います。オーケストラが非常によく鍛えられている感じがしました。

第3楽章の恐ろしいほどビシっと締まった始まり方もお見事でした。第4楽章になると,第3楽章の音楽の流れを維持したまま,変化に富んだうねりのある音楽を聞かせてくれ,最後は非常に力強くスカっと締めてくれました。ロッテルダム・フィルの演奏を実演で聞くのは初めてでしたが(私にとっては,いまだにエド・デ・ワールトのオーケストラという印象です),素晴らしいコンビだと思いました。これからも注目ですね。

前半では,庄司紗矢香さんを独奏に迎えてのプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番でした。こちらも,ゆっくりとした主題が出てくると,さらに一段,テンポが遅くなるような,じっくりと音楽を聞かせてくれるような演奏でした。庄司さんの音にはさらりと演奏しているのに,じっくりと味が染みているようなところがあり,聞きごたえ十分でした。第3楽章などは,オーケストラのリズム感がやや重すぎる気がしましたが(いつもこの曲をOEKで聞いているからだと思います),巨匠が演奏しているようなスケール感たっぷりの演奏を聞かせてくれました。

明日はNHK交響楽団の金沢公演が行われ,こちらでもブラームスの交響曲が演奏されます。私が今のところ,出かけない予定なのですが,連日のブラームス聞き比べというのも面白いのではないかと思います。

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