OEKのCD

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2013/04/10

金聖響/OEK with 大阪フィルによる定期公演はハ調ばかりの見事なまでの名曲路線。華麗に盛り上がるブラームス1番&外山啓介さんとの共演によるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を堪能 #oekjp

4月に入って早くも2回目となるOEKの定期公演は,大阪フィルとの共演による,フル編成のオーケストラらしさを満喫できる超名曲を並べたプログラムでした。今回の共演は,これまでの合同演奏とは違い,基本的にはOEKが中心で,エキストラ的に大阪フィルのメンバーが加わる形になっていました。編成的には,「ステージいっぱいに広がる大編成」というよりは,普通のフル編成オーケストラを聞いている印象でした。

演奏された曲は,ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲,ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番,ブラームスの交響曲第1番ということで,ハ長調,ハ短調,ハ短調と見事にハ調で揃えられていました。堂々とした響きのする曲の連続ということで,いわば「クラシック音楽の王道」を行くような名曲路線のプログラムでした。

ただし,OEKがこれらの曲を演奏する機会は編成上少ないので,金沢のお客さんには新鮮に感じられます。他のオーケストラの定期演奏会の場合,「聞き飽きた」と言われる可能性があることを考えると,金沢の聴衆は「しあわせ」と言えるのかもしれません。そのこともあり,今回は大変沢山のお客さんが入っていました。

このことは,やはり金聖響さんと外山啓介という,「のだめカンタービレ」にそのまま出てきそうな雰囲気のあるお2人の人気にもよると思います(ラフマニノフとブラームスは「のだめ」の中でも特に重要な曲ですね)。終演後のサイン会は長蛇の列になっていました。

演奏された曲の中では,やはり後半に演奏されたブラームスの交響曲第1番が素晴らしかったと思います。聖響さんとOEKはこの曲のCDを作っていますが,その演奏に比べると「かなり普通」の演奏でした。が,奇をてらったところのない,ストレートな表現は,曲のもつ強さをダイレクトに伝えてくれました。特に第4楽章での流れの良い華麗さや集中力満点のキレの良さは,「お見事!」という感じでした。

アビゲイル・ヤングさんのヴァイオリン,フルートの岡本さん,オーボエの加納さん,クラリネットの遠藤さん,ホルンの金星さん...各楽器のソロもしっかり堪能しました(今回,大阪フィルの皆さんは首席奏者ではありませんでした)。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の方は,OEKが演奏する機会はほとんどない曲です。こちらもたっぷりと聞かせてくれました。外山さんのピアノは「草食系」という印象で,もう少し大胆さが欲しい気もしましたが,聞かせどころをしっかり押さえており,第2楽章などでは,ロマンティックな味わいにしっかり浸ることができました。また,この曲でもオーケストラの響きは充実していました。OEKがラフマニノフを演奏する機会は少ないので特に新鮮でした。

というわけで,他のオーケストラでは当たり前のプログラムですが,OEKが時々,こういった曲を演奏するのもの良いものです。他オーケストラの協力を得て,「フル編成オーケストラになる」定期公演については,これからも期待したいと思います。

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