石浦神社の拝殿の中で行われた金沢宮遊のミニ演奏会。OEKのヴィオラの丸山萌音揮さんの独奏で渋ーいプログラムを楽しませてくれました。
金沢は,昨日からものすごく不安定な天候なのですが,午後からは天候が良くなってきましたので,石浦神社(金沢21世紀美術館のすぐ向かいにある神社)で行われている金澤宮遊というイベントの中の一つとして行われた,ミニ演奏会を聞いてきました。
http://www.uraken.co.jp/syuto-kanazawa/2013/07/_2013714152.html
https://www.facebook.com/events/202871943203960/
登場したのは,OEKのヴィオラ奏者の丸山萌音揮さんでした。場所がなかなかすごい場所で,神社の拝殿の中でした。こういう場所でクラシック音楽の演奏を行うのはかなり珍しいのではないかと思います。神道には結構ふところの深いところがあるので(勝手にそう思っているだけですが),この辺はノープロブレムなのでしょう。
↑こういう場所でした。ブレてしまったのはバチが当たったからでしょうか?
ただし,演奏した丸山さんからすると,「神様の前で演奏する」という意識があったと思います。演奏された曲は,バッハの無伴奏チェロ組曲第6番の中の1曲,ヒンデミットとリゲティの独奏曲ということで,シリアスな雰囲気の
ある曲が並びました。特にヒンデミットとリゲティの曲はかなり晦渋な感じでした。
それでも間近で聞く丸山さんのヴィオラの音は暖かく,木造の建物の中にしっかりと馴染んでいました。
あとからサイトに書いてあった情報を見ると「Neo Va.rock(ネオバロック)」というタイトルがあったようで,なるほどと思いました。”バロック音楽風の新しい曲をロックのように激しく演奏する”というコンセプトだったのだと思います。
このイベントのPRは,やや地味な感じで,演奏直前まで「やっている?やっていない?どこから入る?」という感じでした。明日はフルートとチェロの演奏も行われるので,イベントのPRについては,もう少し分かりやすくして欲しいところです。
PS. 石浦神社の拝殿に入るのは,我が家の子どもの七五三の時以来です。金沢独自(石浦神社独自?)の風習で碁盤の台の上から飛び降りるという儀式をするのですが,そのことを思い出して懐かしくなりました。
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