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2013/09/04

大野和士指揮サイトウ・キネン・オーケストラのスクリーン・コンサート@金沢市文化ホールで聞いてきました。純音楽的な「ツァラトゥストラ」は聞きごたえ十分

この日の金沢は日中から激しい豪雨だったのですが,夜になって小雨になったので,金沢市文化ホールで行われたサイトウ・キネン・フェスティバル松本2013のスクリーン・コンサートを聞いてきました(入場無料)。

スクリーン・コンサートについては,スクリーンの「向う側」と「こちら側」でどうしても「空気の熱さ」が違ってくるので,拍手をしても良いか迷ってしまうのですが,どの曲も素晴らしい演奏で,「盛大な」とまでは行きませんが,それなりに拍手が起きていました。

最初に演奏されたモーツァルトの交響曲第33番は,オーケストラ・アンサンブル金沢が演奏する機会もほとんどない曲ですが,とても良い曲です(ジュピター音型が第1楽章に出てきますね)。サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)の演奏は,そんなに変わったことをしているわけではないのですが,各フレーズのニュアンスの付け方が大変念入りで,退屈せずに楽しむことができました。全体的に慌てることなく,明快に鮮やかな音楽を楽しませてくれました。

2曲目のリゲティのフルートとオーボエのための二重協奏曲では,管楽器を中心としたサウンドの素晴らしさを堪能させてくれました(多分,ヴァイオリンは入っていなかったと思います。かなり変則的な編成でした)。いわゆる現代音楽ですので,聞きやすい作品とは言えないのですが,フルートのジャック・ズーンさんとオーボエのフィリップ・トーンドゥルさんの音が素晴らしく,その音に浸るだけで幸福感を感じました。

アンコールではモーツァルトの魔笛(多分)の中の2曲をこのお2人が演奏しました。ここでは音の素晴らしさだけではなく,自由自在の闊達さも楽しませてくれました。

後半の「ツァラトゥストラはかく語りき」は,後期ロマン派の作品だけあってうねるようなスケール感があるのですが,大げさ過ぎる感じはなく,むしろ純音楽的な構築感がありました。SKOはソリスト集団だけあって,各モチーフの押し出しが明確で,その積み重ねや受け渡しを追っていくだけで,充実感を感じました。

有名な冒頭のファンファーレはトランペット,ティンパニともに大変鮮やかでしたが,全体的にあっさりとした感じでした。曲のエンディング部分もあっさりとした感じでしたが,こういった点も含め,曲全体のまとまりがとても良いと思いました。

#ちなみに今回のメンバーは次のとおりです。弦楽器は日本人中心ですが大変豪華なメンバーですね。
http://www.saito-kinen.com/j/program/sko_mem/sko_mem.shtml

この日会場では松本市の観光マップを配布していましたが,北陸新幹線が金沢まで開通すれば,松本市まではかなり近くなりますね。その時は一度,松本でSKOの実演を聞いてみたいものです。

Nec_0143

↑このイベントのチラシです。この日の豪雨を予想するように「雨天決行」などと書いてありました。

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